観戦記2727 WBCインターナショナルヘビー級王座戦 フィリップ・フルゴビッチvsグレゴリー・ | 人生マイペンライ

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いまだに実現が信じられないが、3週間後に迫った初の4団体統一ヘビー級王座戦!WBAスーパー&IBF&WBOヘビー級王者vsWBCヘビー級王者タイソン・フューリー。どうせテレビ(配信)観戦なので、何処の国でやろうが私には関係ないがサウジアラビアだと日本時間は真夜中になるのが辛い・・・・昨年、日本で4団体統一スーパーバンタム級王座戦が開催され 『観戦記2714』 井上尚弥選手が2階級での4団体統一という国民栄誉賞を与えてもいい偉業を達成したが、ヘビー級初の4団体統一王者となれば‘歴代最強幻想‘に1番近づくものだろう。

しかし、ジョシュア~ウシクが3団体王座を保持し、フューリーがデオンテイ・ワイルダーと3戦したのもありヘビー級戦線は渋滞気味。3団体統一王者のウシクは、2021年9月に3団体統一王者のアンソニー・ジョシュアから王座を奪取してからは、ジョシュアとリマッチ~2023年8月にダニエル・デュボアと防衛戦~タイソン・フューリーと4団体統一戦交渉。アンソニー・ジョシュア王者時も、アンディ・ルイスJrに7RにTKO敗けし王座陥落 『観戦記2589』 リマッチがあり、指名挑戦は滞っていた。

WBAはレギュラー王者がいえtのスーパー王者だが、指名挑戦者に厳格なIBFの指名挑戦者決定戦を勝ち挑戦権を持っているのがクロアチアのフィリップ・フルゴビッチ!

 

1992年6月にクロアチアのザグレブで生まれた‘El Animal‘フィリップ・フルゴビッチは、幼少時は太っていて廻りから悪口を言われダイエットの為に8歳からバスケットボールを始める~所属バスケットチームで全国優勝するが、背中とヒザの怪我で辞めることになる。水泳などもしてみるが、13歳の時にボクシングを始める。2010年クロアチア選手権で、スーパーヘビー級金メダル~AIBA世界選手権では、準決勝で後のWBOヘビー級王者になるジョセフ・パーカーに判定勝ち~決勝では、後にリオデジャネイロ五輪金メダリストのトニー・ヨカに判定勝ちして金メダルを獲得~2015年のヨーロッパ選手権で、フロリアン・シュルツを降し優勝~2016年リオデジャネイロ五輪に出場し、準決勝でトニー・ヨカと対戦も判定敗けで銅メダル。

2017年9月にラトビアでデビューして、ラファエル・ズンバノを1RにTKOで降す~さらに4連勝3KOして、2018年9月にアミール・マンスールを3RにTKOで降しWBCインターナショナルヘビー級王座を獲得。12月にも、世界王座挑戦経験のあるケビン・ジョンソンを判定で降す。

そして、WBCインターナショナルヘビー級王座初防衛戦に迎えるのがグレゴリー・コービン!

 

アメリカのテキサス州ダラスで生まれた‘Bad News‘グレゴリー・コービンは、2012年6月にルイジアナ州でデビューして、ジョーダン・マシューズに1RでTKO勝ち~さらに6連勝3KOして、2015年4月にテレル・ジャマル・ウッズを判定で降しテキサスプログラムヘビー級王座を獲得。

さらに6連勝4KOも、2017年12月のファン・レイナとは1Rに無効試合~2018年8月に、オメロ・フォンセカを3Rに棄権に追い込む~2019年3月には、元IBFヘビー級王者のチャールズ・マーティンと対戦もローブローを繰り返し8R反則敗け。

 

初のアメリカ登場となるフィリップ・フルゴビッチが、元世界王者に初黒星を喫した再起戦に挑むグレゴリー・コービンと対戦!アマ時代に痛いところで敗北を喫したトニー・ヨカに3ヶ月遅れでデビューしたフルコビッチが、トニー・ヨカよりも早く掴んだ王座を守りプロでの対戦へ繋げられるか!?

 

2019年5月25日 WBCインターナショナルヘビー級王座戦 フィリップ・フルゴビッチvsグレゴリー・コービン

 

フィリップ・フルゴビッチ 7勝5KO無敗 初防衛戦

 

グレゴリー・コービン 15勝9KO1敗1無効試合

 

1R、体格で勝るフルゴビッチが、スピードは無いが前に出て左を伸ばす

 

下がるコービンだが、打ち終わりに左フックを狙う

 

フルゴビッチも、上下に散らしながら右ストレートを狙っている

 

フルゴビッチが、左を連射しながら出ていき右ストレートを打ち降ろす!

 

コービンは、柔らかく受け流しながら左フックを振り返す

 

フルゴビッチは、バックステップしながらかわす~それでも、コービンは無茶苦茶に突っ込む!

 

くっついた状態から、フルゴビッチが右を振り降ろす!

 

コービン効いた!ゆったりと後方に崩れ落ちる!

 

コービンは後頭部だとアピールするも、レフリーは終了を告げる!

 

見事にフィリップ・フルゴビッチが、1R65秒でTKO勝ちしてWBCインターナショナルヘビー級王座の初防衛に成功!スピード無く悪い意味でのヘビー級らしい試合だったが、こういうヘビー級の試合だが分かりやすい試合でもある。これでフルコビッチはデビュー以来8連勝6KOとなり、この時点でのトニー・ヨカの5連勝4KOよりリードする。

フルコビッチが契約するザウアーラント・イベントが、3ヶ月前の2019年2月にエディ―・ハーン率いるマッチルームと契約しDAZN登場となったが、次戦はなんとメキシコでファン・フランシスコ・エストラーダとドゥエイ・ディーモンのWBCスーパーフライ級王座戦のアンダーカードでメキシコのマリオ・エレディアとWBCインターナショナルヘビー級王座2度目の防衛戦。連敗となってしまったグレゴリー・コービンは、7ヶ月後の12月にニューヨークでステファン・ショーと対戦も3RにTKO敗けし3連敗。

 

★指名挑戦権とはいえ4団体王座にフルコビッチが挑戦できるとは・・・ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村