観戦記2722 USBAスーパーウェルター級王座決定戦 チャールズ・コンウェルvsコートニー・ペ | 人生マイペンライ

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噂される、2024年5月に開催と云われる東京ドームでの井上尚弥vsルイス・ネリ!井上選手が所属する大橋ジムが、30周年イヤーというのにも時代の早さを感じさせる。元バンタム級&スーパーバンタム級の2階級制覇王者で、WBCスーパーバンタム級1位の指名挑戦権を持つルイス・ネリなので日本のローカルルールでしかないネリの招聘禁止など無くって当たり前だろう。しかし、4団体王者となると各団体の指名挑戦者を迎えるには1年3試合でも全部指名挑戦試合。そんなタフな王者はいなく、暫定王者やスーパー王者が存在してしまうのは興行としては致し方ないところか・・・・

それでも、IBFとWBOの1位はオーストラリアのサム・グッドマン。WBAはレギュラー王者が誕生しそうだが、指名挑戦者決定戦に勝っているのが元WBAスーパー&IBFスーパーバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフ。井上尚弥選手がスーパーバンタム級に階級を上げた時に、1番のライバルとなり日本には呼びづらそうだったのがアフマダリエフ。アフマダリエフはマーロン・タパレスにWBAスーパー&IBF王座を奪われ初黒星となったが、118-110 113-115 113-115のスコアには納得がいっていなく井上戦の早期実現を訴えているが!?

アフマダリエフは豪快なパンチからは想像しづらいが、リオデジャネイロ五輪バンタム級に出場して準決勝で現WBOフェザー級王者ロペイシー・ラミレスに敗けて銅メダル。バンタム級銀メダルがプロで2階級制覇するシャクール・スティーブンソンなのだから凄まじいレベルの階級。そのシャクール・スティーブンソンがアメリカ勢唯一のメダリストだったが、ライトヘビー級でアメリカ代表だったのがチャールズ・コンウェル!

 

1997年11月にアメリカのミシガン州で生まれたチャールズ・アルバード・ショーン・コンウェルは、早くからアマチュアで活躍し2013年のアメリカジュニアチャンピオンシップで優勝~2014年アメリカユース全国選手権優勝~2015年アメリカユース全国選手権も優勝~2015年USAナショナルゴールデングローブ優勝~オリンピック予選を勝ち抜き、2016年リオデジャネイロ五輪にミドル級で出場も初戦敗退。

2017年4月にオクラホマ州マイアミでデビューして、エレミア・ページを1RにTKOで降す~さらに7連勝5KOして、2018年2月に初の8回戦でマニー・ウッズを8Rで棄権に追い込む。

そして、初の王座戦となりUSBA全米スーパーウェルター級王座決定戦で対戦するのは!元UBFインターナショナルスーパーウェルター級王者のコートニー・ペニントン!

 

1986年10月にアメリカのニューヨーク州ブルックリンで生まれたコートニー・ペニントンは、2012年8月にノースカロライナ州でデビューしてウォルター・マックレーに判定勝ち~さらに6連勝4KOするも、その後は2勝3敗1分。2017年2月に、キアリー・グレイに判定勝ちしてUBFインターナショナルスーパーウェルター級王座栄冠~さらに2連勝するも、2019年3月にホセ・デ・ヘスス・マシアスとはドロー。

 

無敗のオリンピアのチャールズ・コンウェルが、IBF傘下のUSBA全米スーパーウェルター級王座戦に登場!プロキャリアでは勝るコートニー・ペニントンは、KO率も高いプロスペクトにどう立ち向かうか!?

 

2019年6月8日 USBAスーパーウェルター級王座決定戦 チャールズ・コンウェルvsコートニー・ペニントン

 

チャールズ・コンウェル 9勝7KO無敗

 

コートニー・ペニントン 12勝5KO3敗3分

 

1R、ガードを上げ前に出ていくコンウェルに、ペニントンは左を連射しながら廻る

 

ペニントンのスピードに、コンウェルは手数が出てこない~それでも、身体ごと当たっていきボディー連打!

 

2R、コンウェルがガンガン出ていく~ペニントンはクリンチ多くなるも、コンウェルは抱えながらも殴る!

 

ヒラヒラと廻りながら上下に左を伸ばすペニントン~ボディーも、コンウェルが左フック!

 

3R、動きながら左を出すペニントンに、頭から入っていき当たりながらパンチを出すコンウェル

 

それでも動くペニントンに、コンウェルは身体を当てていきボディー連打!

 

4R、ペニントンがワン・ツーから出ていく~コンウェルが押し返すと、ペニントンはスイッチしながら返す

 

コンウェルは、ペニントンの動きを止めるべくボディーを多く打つ

 

5R、コンウェルが、ペニントンを追い回すが顔は当たらない~ボディーから崩していく

 

ペニントンもカウンターは狙っているが、ホールディングで減点される~コンウェルはボディーから左フック!

 

6R、ペニントンがスピードを増して廻る~コンウェル追いかけるも、ペニントンに狙い打たれる

 

しかし、ペニグトンはボディーを効かされホールディングで減点され苦しい

 

7R、コンウェルは、ペニントンのパンチに対して恐さを感じていなくガンガン踏み込む!

 

スピードが落ちてきたペニントンに、コンウェルは身体を合わせていきボディー!

 

8R、ペニントンも足を止めて打ち合う~しかし、接近戦はコンウェルのフックがヒットする!

 

それでもペニントンは、低く頭を押し付けながら打っていく!

 

9R、ペニントンの右目上の傷に、ドクターチェックが入る~それでもペニントンは低く入っていき、コンウェルはカウンターを狙う

 

コンウェルもボディーを打ち接近戦が続くが、ペニントンが距離を取ると速い左を当てていく

 

10R、減点もありポイントは厳しいだろうペニントンが出ていくが、コンウェルにボディーを打たれ手が止まる

 

コンウェルが出ていく~ペニントンのパンチを全く恐れることなく右を伸ばす!

 

判定は、97-92 97-92 96-93 3-0でチャールズ・コンウェルが判定勝ちし、USBAスーパーウェルター級王座を獲得!

 

見事に初の王座栄冠となったチャールズ・コンウェルは、この階級らしい(69.853kg)パワフルなボクシングを魅せたが連続KOは止まる。どちららのマチュア歴が長いのか見間違うほど、コートニー・ペニントンの方がジャブを突きながら廻り、コンウェルが低くファーター型突っ込んでフックを振り廻し圧倒していった。

そして世界ランキングを上げたコンウェルは、4ヶ月後の2019年10月に村田諒太さんのスパーリングパートナーだったパトリック・デイとUSBAスーパーウェルター級王座初防衛戦だが・・・・試合後に悲劇が起きてしまう。

4敗目となってしまったコートニー・ペニントンは、3ヶ月後の2019年9月に再起してエリック・スプリングに判定勝ち。

 

★2016年五輪ミドル級はジャニベク・シャニベク・アリムハヌリでさえ準々決勝敗退 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村