《本日のＴＶ鑑賞》
昨日の（１２月１６日）ＲＩＳＥ両国国技館大会も終え、残すビックイベントは大晦日のＲＩＺＩＮ４５となった。メインはＲＩＺＩＮバンタム級王座戦 ファンアーチュレッタｖｓ朝倉海、セミファイナルがＲＩＺＩＮフライ級王者決定戦 堀口恭司ｖｓ神龍誠 クレベル・コイケｖｓ斎藤裕など、地上波を意識しないで済むジャパニーズＭＭＡの本道カードが揃っている。ＰＲＩＤＥとの違いである女子カードは、山本美憂選手が引退試合で現ＲＩＺＩＮスーパーアトム級王者の伊澤星花選手と対戦。キックボクシングルールの試合も１試合と、バラエティーに富んだカードでは無く競技っぽいカードが揃った。それでも、皇治ｖｓ三浦孝太 平本蓮ｖｓＹＡーＭＡＮのＭＭＡルールでの対戦などの変化球もある。そして、木村ミノル選手のドーピング問題があり・・・・なんと！元Ｋ－１王者同士の久保優太ｖｓ安保瑠輝也のＭＭＡルールでの対戦もラインナップされている。
ＭＭＡルールは初めての安保選手に対して、久保選手はＭＭＡ４戦目となるが経験の差を生かすか！？安保選手はＫ－１を２０２３年２月に正式に解除となったが、久保選手は２０２０年６月にＫ－１から離脱している。
１９８７年１０月に東京都立川市で生まれた‘闘う投資家‘久保優太選手は、８歳でテコンドーを始める～１５歳でキックボクシングに転向し、２００５年１月に高校２年生でＮＪＫＦにてデビューして浅瀬石真司選手に判定勝ち～さらにＮＪＫＦで６連勝３ＫＯして、２００６年５月にＮＪＫＦフェザー級王座挑戦者決定戦で大川真人選手に判定勝ち～タイで３連勝３ＫＯして、２００７年１月にダニエルに判定勝ち～３月に、岩井伸洋選手を２ＲにＫＯしてＮＪＫＦフェザー級王座を獲得。さらに７月にも、タイでチャイチヤナ・パートンジムを５ＲにＫＯしてＷＰＭＯ世界フェザー級王座を獲得～９月にも、ＮＪＫＦでイー・スンウクを３ＲにＫＯする～１１月にカンボジアで、ヌアン・ソリアに判定敗けし初黒星～２００８年１月にも、ＮＪＫＦで駿太選手に判定敗け～４月には、ＭＡキックでＴＵＲＢＯ選手のＷＭＡＦ世界スーパーフェザー級王座に挑戦もドロー～ジムを移籍して間が空き、２００９年９月にＳＵＶＩＶＯＲで村浜武洋選手に１ＲでＫＯ勝ち～１１月にＫｒｕｓｈに参戦し、ライト級ＧＰリザーブファイトで水落洋祐選手に判定勝ち～決勝にリーザ―バーとして出場も、山本真弘選手に判定負けし準優勝。
１２月にＴＵＹＯＳＨＩ選手、２０１０年３月に青津潤平選手に判定勝ち～５月からのＫ－１ ＭＡＸ６３ｋｇトーナメントでＤＪ.Ｔａｉｋｉ選手に判定勝ち～７月に尾崎圭司選手に判定勝ち～同日の準決勝で松本芳道選手に１ＲでＫＯ勝ちも、決勝で大和哲也選手に３ＲでＫＯ敗け。
１１月のＫ－１で、ＨＩＲＯＹＡ選手に判定勝ち～２０１１年５月のＳＵＶＩＶＯＲで、デンサイアム・ルークプラバーツを３ＲにＫＯする～６月のＫ－１ ＭＡＸ６３ｋｇトーナメントで、１回戦を才賀紀左衛門選手に判定勝ち～準決勝で、野杁正明選手を判定で降す～決勝も、卜部功也選手に判定勝ちし優勝。
１１月のＫｒｕｓｈ.１３で、トリスタン・ベナードを３ＲにＫＯ 『観戦記４１』 大晦日の元気ですか！でも、ニルス・ヴィーランドを３ＲにＫＯ 『観戦記１３８』 ２０１２年２月のＫｒｕｓｈ.１６で、シャルル・フランソワを２ＲにＫＯしてＩＳＫＡオリエンタル世界ライトウェルター級王座を獲得～６月のＫｒｕｓｈ.１９で、アブデラ・エビスリに判定勝ち～８月のＫｒｕｓｈ２２で、大和侑也選手に２ＲでＫＯ勝ち～２０１３年１月からのＫｒｕｓｈ６７ｋｇ初代王者決定トーナメントで、１回戦はＴａｋａ選手を２ＲにＫＯ～準決勝で、松倉信太朗選手に判定勝ち～決勝は、アブデラ・エビスリに判定勝ちし王座栄冠 『観戦記３８９』
５月のＧＲＯＬＹフェザー級トーナメントでも、１回戦でイム・チビンを２ＲにＫＯ 『観戦記５８６』 準決勝は、ガブリエル・バルガに判定勝ち～決勝でも、野杁正明選手を判定で降し優勝 『観戦記５９０』 ９月のＫｒｕｓｈ.３２では、野杁正明選手との３度目の対決で判定敗け 『観戦記６００』 １２月のＧＲＯＬＹ１３でも、モザブ・アムラーニに判定敗け。
２０１４年１１月に発足した新生Ｋ－１では、６５ｋｇトーナメント１回戦でラズ・セルキシアンに判定勝ち～同日の準決勝では、ゲーオ・フェアテックスに２ＲでＫＯ敗け～２０１５年４月のＫ－１でも、左右田泰臣選手に判定敗け～２０１６年３月のＫ－１６５ｋｇ日本トーナメントでは、１回戦でＮＯＭＡＮ選手を判定で降す～準決勝で、山崎秀晃選手に２ＲでＫＯ敗け。１１月のＫ－１で、牧平圭太選手に判定勝ち～２０１７年１月の武林風で、謝雷に判定敗け～９月のＫ－１ウェルター級初代王座決定トーナメントでは、１回戦で木村ミノル選手に判定勝ち
準決勝でも、塚越仁志選手を１ＲにＫＯ～決勝では、モハン・ドラゴンを判定で降しＫ－１ウェルター級王座を獲得。
２０１８年３月のＫＳ‘ＦＥＳＴＡ.１で、メルシック・バザダリアンを判定で降しＫ－１ウェルター級王座の初防衛に成功
２０１９年３月のＫＳ‘ＦＥＳＴＡ.２でも、城戸康裕選手を延長判定２－１で振り切り２度目の防衛に成功。
そして、またもや１年置いてＫＳ‘ＦＥＳＴＡに参戦！挑戦者は、Ｋｒｕｓｈスーパーウェルター級王者のジョーダン・ピケオー！
‘キュラソーの怪鳥‘ジョーダン・ピケオーは１９９０年９月生まれのカリブ海に浮かぶオランダ領キュラソー出身。オランダのマイクスジムに所属し、ＷＭＴＡベネルクス７０ｋｇ王者との触れ込みで２０１５年５月に初来日～Ｋｒｕｓｈ５４でＫ－１参戦を控える佐藤嘉洋さんと対戦し、１Ｒからダウンを奪い２ＲにＫＯして佐藤選手を引退に追い込む 『観戦記８８７』佐藤選手の代わりにＫ－１ ７０ｋｇ世界トーナメントに出場～７月のＫ－１では１回戦で渡部太基選手をＫＯ～準決勝でサニー・ダルベックをＫＯするも、決勝戦でマラット・グレゴリアンにＫＯされて準優勝 『観戦記９１２』 しかし、２０１６年４月のＫｒｕｓｈ.６５でＫｒｕｓｈのリングに戻り７０ｋｇ級王者の中島弘貴選手に挑戦し判定勝ちして王座栄冠 『観戦記１１１８』
７月のＫｒｕｓｈ.６７で、山崎陽一選手と初防衛戦も２ＲにＫＯ 『観戦記１１７７』
２０１７年１月の２度目の防衛戦は「不倒王」Ｊ－ＮＥＴスーパーウェルター王者の廣野祐選手に判定勝ちで２度目の防衛成功～そして６月に、再度Ｋ－１ ７０ｋｇトーナメントに参戦し１回戦で日菜太選手にダウンを奪って判定勝ち～しかし、準決勝ではチンギス・アラゾフに２ＲでＫＯされる 『観戦記１４９１』 それでも２０１８年１月のＫｒｕｓｈ.８４での防衛戦では、不屈の魂で挑戦者に上がってきた山内佑太郎選手を２ＲにＫＯして３度目の防衛に成功 『観戦記１４９７』２０１８年９月のＫｒｕｓｈ.９３では、和島大海選手を判定で降し４度目の防衛に成功 『観戦記１７０６』そしてリング上から木村ミノル選手に対戦を迫り、木村選手も受けて対戦が１１月のＫ－１にて６８ｋｇ契約で行われ合計４度のダウンを奪い快勝 『観戦記１７５２』 ２０１９年３月のＫ－１ ＫＳ‘ＦＥＳＴＡ.２では元Ｋ－１スーパーライト級（６５ｋｇ）王者の野杁正明選手と６７．５ｋｇ契約で対戦して判定勝ち
６月のＫｒｕｓｈ.１０２でも、神保克哉選手を判定で降し５度目の防衛に成功 『観戦記１９４１』 １１月のＫ－１では、近藤魁成選手を２ＲにＫＯする
前年に株取引で２億円以上の損失を出した久保選手は 『プライベートでもいろいろ騒がせてしまって、離婚の危機とかいろいろあって、ピケオー選手強くって、世間から『久保はピーク終わってるからピケオーに勝てない』なんて言われて、すごく不安で不安で不眠症になってしましました。プライベートもうまくいかなくなっちゃいました。勝って絶対、ここで妻のサラちゃんに「付き合ってください」って告白したいんです。ボクシングとかでよく見るやつやりたいんです』 と話す。会見場でも久保選手の発言に嫌悪感を出したピケオーは、日本マットに初登場で‘帝王‘佐藤嘉洋さんを引退に追い込み、Ｋｒｕｓｈスーパーウェルター級王者になりついにＫ－１王座に挑戦！
２０２０年３月２２日 Ｋ‘ＦＥＳＴＡ．３ Ｋ－１ウェルター級王座戦 久保優太ｖｓジョーダン・ピケオー
久保優太 ４８勝１０敗 ３度目の防衛戦
ジョーダン・ピケオー ４７勝５敗 元Ｋｒｕｓｈスーパーウェルター級王者
１Ｒ、久保選手が、ローとジャブで距離を計りながら左ミドル！ピケオーはインローを返す
さらに久保選手が左ミドルも、ピケオーは走って飛びヒザ！
久保選手は、ロー～ハイキック～ミドルと自在に左の蹴りを出していく
ピケオーの出際を、久保選手が蹴りで止める！
ピケオーもパンチで出るが、久保選手はブロック～ピケオーのハイキックも何とかブロック
２Ｒ、久保選手が細かくロー～ピケオーはハイキック！久保選手は、スウェーでかわしてロー！
久保選手の多彩な蹴りに、ピケオーは入れない～強引にパンチを振るが久保選手かわす
それでもピケオーは前蹴り～久保選手の左ミドルに右を合わせる！
久保選手が、バリエーション多い技でピケオーをコーナーに追い詰め左ミドル！ボディー連打！
廻ったピケオーだが、久保選手が左ミドルで追いかける！
さらに左ミドルを蹴る久保選手だが、ピケオーも押し返していき右！
３Ｒ、ピケオーが圧力を強めていくが、久保選手は下がりながらも左ミドルでパンチを打たさせない！
細かくパンチ～ローを出す久保選手も、ピケオーは前に出て豪快なハイキック！
お互いに入れず攻めきれない～ピケオーが右ストレートで飛び込むが、久保選手も右フックを合わせる！しかし、ダメージは与えていないか！？久保選手はミドルを入れる
それでもピケオーは、正面から入りパンチを振る！
一気にピケオーがラッシュで久保選手をロープに追い込むが、久保選手は避けまくる
判定は、ジャッジ３者とも３０－２９で久保選手の判定勝ち！
久保選手が、判定ながらも完封勝利でＫ－１ウェルター級王座３度目の防衛に成功！久保選手はリング上で 『何が何でも勝たなきゃいけなかったので、２ラウンド効かせたから、３ラウンドはポイントアウトをしてしまって、見ている皆さんにＫＯを見せられないで申し訳ないです』 そして妻のサラさんをリング上に呼び 『結婚してるんですけど、なぜか友達からのスタートになってしまいまして・・・・もう一度僕と付き合ってください』 と告白。サラさんから「ＯＫです。友達から付き合ってください」と不思議な返答をもらう。
そして久保選手は 『これからは新しいことにチャレンジしたいと思っていて、後日発表したいと思っています』 と、話したが会見で 『明日の一夜明け会見で発表していいって言われたんで、言っちゃいます。ＯＫ出たんで楽しみにしてください』 と話し、オリンピックでボクシングのメダルを目指すとＫ－１からの離脱を発表。
ピケオーは 『がっかりしてます。自分がやりたいことができなくて、イライラする試合でしたが、久保選手はいい選手だったと思う。自分は延長ラウンドにいくと思っていた。でも結果としては３－０の判定負け。それについては、なんとも言えない』 敗因については 『もっとプレッシャーを与えるべきだったというか、前に行くとつかんでくるし、向こうの距離の取り方が上手だったのだろうと思う。だから延長に行けばもっといい戦いができただろうけど、結果は出てしまった』 と話す。
★しかし、久保選手は１年半後にＲＩＺＩＮに参戦し太田忍選手とＭＭＡで対戦 格闘技ｂｌｏｇランキングをクリック⇒
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