観戦記2696 UFC Fight Night.161 デイブソン・フィゲイレードvsティム・エ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いよいよ12月になり、井上尚弥選手の4団体統一を賭けたスーパーバンタム級王座戦が迫ってきた!その前の12月16日には、両国国技館でRISE WORLD SERIESがあり、大晦日には何とか井岡一翔選手のWBAスーパーフライ級王座防衛戦も発表されて2023年も最後まで楽しめそうだ。大晦日の打倒紅白歌合戦も、井岡選手とRIZIN.45はabema.TVみたいで寂しいようなフルで配信されるから嬉しいような・・・・

UFCは12月17日のUFC296が年内最後になるようで、ウェルター級王座戦とフライ級王座戦が予定されている。一時はUFCでフライ級廃止の話もあり、堀口恭司選手も試合数が少ない事やフライ級に対しての扱いなどで自らUFCから離脱した。不人気王者だった初代UFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソンから王座を奪った 『観戦記1907』 ヘンリー・セフードはフライ級を保持したままバンタム級王座も獲得 『観戦記2460』 即座にフライ級王座を返上とはならず2階級王座保持となったが、フライ級王座は返上が規定路線の中でフライ級のニュースター候補がブラジルのデイブソン・フィゲイレード!

 

1987年12月にブラジルのパラー州で生まれた‘Deus da Guerra(闘いの神)‘デイブソン・アルカンタラ・フィゲイレードは、父の牧場で幼い頃からカウボーイをしながら9歳でレスリングを始める~16歳から、元Jungle Fightライト級王者でUFCでも7年活躍したユーリ・アルカンタラにMMAを習う。

2012年2月のKNOCK OUT COMBAT ICOARACI.3でデビューして、アルイシオ・フェレイラに1Rで1本勝ち~さらに様々なマイナー団体で10連勝し、2017年6月のUFC212でUFCデビューしてマルコ・ベルトランに2RにTKO勝ち~10月のUFC Fight Night.119では、ジャレッド・ブルックスに2-1の判定勝ち~2018年2月UFC Fight Night.125でも、ジョセフ・モラレスに2RでTKO勝ちしフライ級14位にランクイン。8月のUFC Fight Night.135では、フライ級6位のジョン・モラガも2RにTKOで降す~2019年3月のUFC Fight Night.14では、フライ級1位のジェシー・フォルミーに判定敗け 『観戦記2240』

 

そして、フライ級王座が空位になるだろう中で上位ランカー対決となる!対戦するのは、フライ級6位のティム・エリオット!

 

1986年12月にアメリカのカンザス州で生まれたティモシー・サムエル・エリオットは、レスリングで高校生時にカンザス州の王者になる~ラベット大学時代には、NJCAAで優勝。レスリングを辞めてから何をするか悩んだらしいが、MMAを始めエクストリーム・クゥートァに入る。2009年5月にBrickTown Braw.1でデビューするも、ジェロド・スプーンとドロー~その後は2連敗してしまうも、2009年12月からは6連勝する~2011年12月のRFA.1では、元UFCライト級王者のジェンス・パルヴァ―を2RにKOする~2012年3月のRFA.2でも、ジョシュ・レイブに1R28秒で1本勝ち。

UFCと契約して、5月のUFC on FOX.3でジョン・ドットソンと対戦も判定敗け~12月のThe Ultimate Fighter.16 Finalで、ジャレット・パパジアンに判定勝ち~2013年8月のUFC163でも、フライ級7位のルイス・ゴーディオに判定勝ち~11月のUFC167では、アリ・バガウティノフに判定敗け~2014年4月のUFC172でも、フライ級2位のジョセフ・ベナビデスに1Rで1本敗け~2015年2月のUFC Fight Night.60でも、フライ級10位のザック・マコウスキーに判定敗けし3連敗となりUFCからリリースされてしまう。

7月にTitan FC.34に参戦し、イリアルジ・サントスを判定で降しTitan FCフライ級王座を獲得~9月のTitan FC.35で、フェリペ・エフラインを5Rに1本で降して初防衛に成功~2016年3月にも、ペドロ・ノーブリに判定勝ちして2度目の防衛に成功。

UFCの育成番組The Ultimate Fighter24に参加し、決勝で扇久保博正選手を判定で降し優勝~TUF24Finalで、フライ級王者のデメトリアス・ジョンソンに挑戦も判定敗け~2017年4月のUFC on FOX24で、フライ級12位のルイス・スモルカに判定勝ち~6月のUFC Fight Night.110でフライ級12位のベン・ウェンに1Rで1本敗け~バンタム級で、12月のUFC219でマーク・デラ・ロサを2Rに1本で降す。

 

ナンバー大会ではなくFight Night大会でも、フライ級上位ランカー対決がメインカード枠では無くプレミナリーファイトでの1戦。新たなフライ級スター候補の‘獣神‘デイブソン・フィゲイレードが、王座決定戦の切符を掴むか!?UFCに1度リリースされるもマイナー団体で王者になりUFCに復帰~即王座戦をしたティム・エリオットが2度目の王座戦を近づけるか!?

 

2019年10月12日 UFC Fight Night.161 デイブソン・フィゲイレードvsティム・エリオット

 

デイブソン・フィゲイレード 16勝1敗 フライ級3位

 

ティム・エリオット 16勝8敗1分 フライ級6位

 

1R、フライ級らしく、お互いに細かく速く動く~エリオットが左ミドルも、フィゲイレードかわす

 

フィゲイレードも、廻りながらバックスピンを出すがかわされる

 

エリオットが前に出て、廻るフィゲイレードに関節蹴り~サイドキック!バックハンド!

 

さらに動くエリオットが、パンチのフェイントからタックル!

 

フィゲレードは、カンヌキでエリオットを止める~フィゲイレードがエリオットの蹴り足を取る!

 

エリオットはヒジを入れながら切る~フィゲレードのパンチを、エリオットは動きながら避けてバックスピン!フィゲイレードも避ける

 

フィゲレードが組みにいく~エリオットは切るが、フィゲレードの右!

 

パンチのフィゲレードに、エリオットはローを返す~関節蹴りも外れる、そのままタックルにいく!

 

しかし、フィゲイレードはエリオットの首を取りギロチンチョーク!

 

フィゲイレードの腕はガッツリ入り、エリオットはタップするしかない!

 

見事にデイブソン・フィゲイレードが、1Rに1本勝ちでランカー対決を制す!レスリング出身のエリオットがタックルで来るのが分かっている中で狙いすましたフィゲイレードの見事な1本。UFCではパウンドでのTKO勝ちはあるが1本勝ちは初となるフィゲイレードだが、UFC以前では11勝のうち5KO(TKO)1判定勝ちで、1本勝ちは5回している。

しかし、停滞気味のフライ級でフィゲイレードのランクは3位のままで、ティム・エリオットは9位に落ちる。そしてフィゲイレードの次戦は、フライ級1位のジョセフ・ベナビデスとUFCフライ級王座決定戦。連勝ならなかったティム・エリオットは、3ヶ月後の2020年1月のUFC246でUFCで猛威を振るうタゲスタン共和国のアスカル・アスカロフと対戦。

 

フィゲイレードは寿司職人として働いていた事もあるらしい 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村