観戦記2564 KNOCK OUT 64kgトーナメント準決勝 西岡蓮太vs鈴木千裕 | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

いままでもRIZINの中でスタンディングバウトとしてキックボクシングの試合を組んでいたが、いよいよRIZINの立ち技大会が開催されるらしい。その試金石となるRIZIN.42で70kg契約の2試合、プオカーオ・バンチャメークvs安保瑠輝也、城戸康裕vs木村ケルベロス颯太が発表された。新生K-1からの離脱が目立つ立ち技界だが、先にK-1から離脱した平本蓮選手や芦澤龍誠選手もMMAに転向し、あの日本ムエタイ界の至宝と云われた梅野源治選手も 『ファンが望むんだったらMMA挑戦ってのもいいのかなと』 と話し、ミット打ちをしながらトレーナーにタックルをする動画を上げていた。UFCでもブラジル選手などはムエタイがベースの選手も多く、ONE Champion Shipではムエタイ選手だったタイ人がMMAの試合に出ている。

かつてのK-1でも、山本KID選手のようにMMA選手がキックボクシングで活躍するのは今でもあり外敵振りを出して盛り上がる。そしてパンクラスで活躍し、計量オーバーからMMAを離れてキックボクシングジムに移籍して活躍したのが鈴木千裕選手!

 

1999年5月に東京都三鷹市で生まれた鈴木千裕選手は、ペルー人の父親と日本人の母親を持つ~父親が格闘技好きなで3つ上の兄と3歳から伝統空手を習い、中学でMMAに転向する~2017年2月に高校生でパンクラス284にてデビューして廣中克至選手に30秒でTKO勝ち~さらに3月のパンクラス285でも、杉山廣平選手に8秒でTKO勝ち~5月のパンクラス287では、川端康太選手に判定負け~10月のパンクラス290でも、鮎田直人選手に判定負け~2018年ネオブラッドトーナメントに参戦し、3月に水谷健人選手を1RにTKOで降す~7月の準決勝は、猿飛流選手に判定勝ち~9月の決勝も、杉山廣平選手に判定勝ちして優勝。

 

計量失敗などもあり競技からから離れている時に、兄が所属するクロスポイント吉祥寺の山口会長に誘われてキックボクシングに転向~2019年5月にシュートボクシングで、イモト.ボルケーノ選手に判定勝ち~8月のREBELS.62で、洋介選手を1RにTKOで降す。

そして10月に、新生KNOCK OUTに初参戦がメインイベントで橋本悟選手を1R45秒でKOする 『観戦記2084』

 

さらに11月のKNOCK OUTにも連続参戦し、耀織選手を2RにKOする~2020年2月にKNOCK OUT64kgトーナメントに参戦し、1回戦で与座優貴選手に判定勝ち。

 

そして、ワンデイローナメント準決勝で対戦する相手はシュートボクシング日本ライト級王者の西岡蓮太選手!

 

1999年4月生まれ大阪府出身の‘WEST SIDE KID‘西岡蓮太選手は、大阪の名門・龍生塾に入門して高校1年生16歳の2015年5月にシュートボクシングでデビューするも古賀健人選手に判定負け~しかし、2ヶ月後の7月にDEEP☆KICKで中井奏選手に2RでTKO勝ち~9月に樋沼朝光選手に判定勝ちも、11月に鈴木豊三選手にKO負け~2016年5月にHigh Speedで文山裕輔選手に判定勝ちし、その後も関西を中心にハイペースで試合をし、7連勝5KOで勝ち続ける~しかし2017年12月のDEEP☆KICK63kg王座決定戦で、敦YAMATO選手に判定負け。

2018年6月には、TENKAICHIスーパーライト級王者のポッシブK選手に判定勝ち~そして9月に村田聖明選手とシュートボクシング日本スーパーライト級王座決定戦で対戦するが、延長7R判定勝ちして王座獲得。2018年11月のS-CUPでは‘爆腕‘大月晴明選手にダウンを奪っての判定勝ち~そして2019年4月、REBELSとの対抗戦に大将として参戦しKNOCK OUTスーパーライト級王者の不可思選手にシュートポイントを奪い判定勝ち 『観戦記1827』

6月には、MAキックライト級4位の増井侑輝選手を判定で降す~9月には、英雄伝説アジア64kg級王者のマサ佐藤選手に判定勝ち 『観戦記1966』

 

2019年12月の、シュートボクシングGroud Zeroで町田光選手にバックドロップで投げまくられ判定敗け 『観戦記2381』

 

そして、ついにKNOCK OUTに参戦し64kgトーナメント1回戦で小川翔選手に判定勝ち。

 

1回戦で延長までいった西岡選手と、与座選手との削り合いをした鈴木選手の準決勝!シュートボクシングの王者とMMA選手が、旧KNOCK OUTが否定したワンデイトーナメントで闘うという、まさに新生KNOCK OUTらしい準決勝!

 

2020年2月11日 KNOCK OUT64kgトーナメント準決勝 西岡蓮太vs鈴木千裕

 

西岡蓮太 17勝6KO4敗 SB日本ライト級王者

 

鈴木千裕 5勝3KO無敗 パンクラス・ネオブラットトーナメント優勝

 

1R、いきなり仕掛ける事が多い鈴木選手だが、西岡選手のローに対し距離を取りながらローで返す

 

お互いに慎重に蹴り合うが、鈴木選手が踏み込んでボディー!

 

西岡選手も、スイッチをしながら入り右を被せる!

 

鈴木選手は、らしくなく廻る~西岡選手がグイグイ詰めていきパンチを振る!

 

2R、やはり、鈴木選手は遠くから蹴りは出すが仕掛けない~西岡選手が踏み込みボディーストレート

 

パンチでいかない鈴木選手は、出入りしながらロー~テンカオ!

 

西岡選手が、パンチで鈴木選手を追いかけるがヒットしない~鈴木選手は下がりながらもハイキック!

 

空振りが多い西岡選手も、手数は落ちずに攻める~鈴木選手をロープに追い込み右!

 

3R、鈴木選手が、ついにパンチで突っ込んでいく!

 

それでも手数は西岡選手か!?鈴木選手が出てきたところにハイキック!

 

鈴木選手が止まらずに出る~左フックから右ストレート!

 

お互いに疲れもありクリーンヒットしない~その中でも当てているのは西岡選手か!

 

判定は、30-29 30-29 30-28 3-0で西岡蓮太選手が判定勝ちで決勝に進出!

 

最後まで、前に出て手数が多かった西岡蓮太選手が判定勝ち。2試合目だったからか、鈴木選手らしいラッシュは見られずに西岡選手が有効打を当てていった。3Rのハイキックでグラつかせるなど、パンチとロー&ハイキックとトータルファイターな西岡選手が抜群のスタミナで鈴木選手を振り切る。

そして同日の決勝に進み、準決勝1試合目で古村匡平選手に判定勝ちしたバズーカ巧樹選手と決勝戦に挑む。ついにキックボクシングで初黒星となってしまった鈴木千裕選手は、まだMMAには戻らず7ヶ月後のKNOCK OUTで昇也選手と対戦。MMAに戻るのは2021年9月のRIZIN.30で3年振りにMMAに復帰も昇侍選手に1R20秒でKOされてしまう。MMAに戻るのは2021年9月のRIZIN.30で3年振りにMMAに復帰も昇侍選手に1R20秒でKOされてしまう。それでも、その後はRIZINで5連勝して6月のRIZIN.43でクレベル・コイケのRIZINフェザー級王座に挑戦予定!

 

★西岡選手は、先日まさかの引退を発表をしてしまう 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村