観戦記2550 世界前哨戦! マリオ・バリオスvsファン・ホセ・ベラスコ | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

てっきり4月29日にイギリスのウェンブリーアリーナで正式決定かと思った、4団体統一ヘビー級王座戦 タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク。しかし、WBAが3月19日に発表したのは4月1日までに正式契約が無かった場合はWBAヘビー級レギュラー王者のダニエル・デュボアとWBAヘビー級スーパー王者のオレクサンドル・ウシクとの対戦を義務づけると・・・・・これが正式発表を早めるものならば良いが、4団体統一戦が延期となりウシクvsデュボアだったらWBAに抗議文を送りたくなる。ランキング1位や暫定王者と対戦するのは王者として当たり前だしWBAが合っているが、スーパー王者制度がイカンし普段は統一戦をしないのに今かよ!

ウシクのように3団体の王座を保持していれば、理屈的にはほぼ毎回指名挑戦になっえつぃまうがそこは初の4団体統一ヘビー級王座戦の為に待って欲しい(WBO暫定王者のジョー・ジョイスとデュボアの再戦でお願いします)

そうかと思えば、4団体統一スーパーミドル級王者のサウル・アルバレスは途中でライトヘビー級王座に挑戦し敗北などあったが順調に4団体王座を保持&防衛している。恒例のシンコ・デ・マヨの5月6日に12年振りのメキシコでの試合でWBOスーパーミドル級残愛知王者のジョン・ライダーの挑戦を受ける!会場は46,000人入るらしいエスタディオアクロン・スタジアムで開催されるらしいが、あくまでもメキシコの独立記念日ではないシンコ・デ・マヨだがメキシコでは1番愛国的な記念日らしい。それは、スペイン帝国にアステカ文明を滅ぼされたメキシコにとっては思い入れの強い記念らしい。いまでもプロレスラーではアステカ文明に由来した選手も多く「アステカの戦士」という言葉は好戦的なメキシカンに鉄板の言葉。

そして、現代で‘アステカの戦士‘のニックネームを付けられたボクサーが全勝で世界ランクを駆け上がるマリオ・バリオス!

 

1995年5月にアメリカのテキサス州サンアントニオで生まれた‘El Azteca(アステカの戦士‘マリオ・トーマス・バリオスは、明らかにヒスパニック系の家系の顔つき。2013年11月に18歳でデビューし、リゴベルト・モレノを1RにTKOで降す~

その後も14連勝7KOして、2016年7月にIBFスーパーフェザー級2位決定戦でデビス・ボスキエロを大差判定で降す。

王座を返上して階級を上げる~2016年12月に、スーパーライト級でクラウディオ・ロゼンド・タピアを2RにKOする~さらに4連勝4KOして、初の王座戦はウェルター級でホセ・ローマンを8R終了時棄権に追い込み王座獲得 『観戦記2127』

 

WBAスーパーライト級ランキングも1位となり、世界王座挑戦が目の前で対戦する相手は元WBC中南米スーパーライト級王者のファン・ホセ・ベラスコ!

 

1987年5月2日にアルゼンチンのフフイ州パルパラで生まれたファン・ホセ・ベラスコは‘エル・ピットブル(闘犬)‘の異名を持ち、2014年5月にデビューしてロベルト・アンヘル・メンデスに2-1の判定勝ち~さらに9連勝6KOして、2016年3月にWBAボリビア地域スーパーウェルター級王座決定戦でギジェルモ・デへスス・パスを判定で降し王座獲得。

5月にも、ダビド・イスラエル・カブラルに4RでTKO勝ち~9月には1階級落とし、アルフレド・ロドルフォ・ブランコを判定で降しWBAボリビア地域ウェルター級王座を獲得~11月に、カルロス・ダニエル・アキノを5RにTKOで降す~2017年2月にも、フェルナンド・マリンを判定で降しWBAボリビア地域ウェルター級王座の初防衛に成功~4月にも、グスダボ・アルマンド・ペライラを6RにTKOで降す~9月にはWBAラテンアメリカスーパーライト級王座決定戦で、ファン・ガルシア・メンデスを9RにTKOで降し王座獲得~さらに3連勝2KOして、2018年7月にWBCスーパーライト級ダイヤモンド王座決定戦でレジス・プログレイスと対戦も8RにTKO敗け 『観戦記2210』

 

この時点ではWBSSスーパーライト級トーナメント真っ盛りで、WBA王座はキリル・レリクからレジス・プログレイスに移り 『観戦記2482』 スーパー王座に上がる事が見えてきている中での世界前哨戦!

 

2019年5月11日 世界前哨戦! マリオ・バリオスvsファン・ホセ・ベラスコ

 

マリオ・バリオス 23勝15KO無敗 WBCスーパーライト級1位

 

ファン・ホセ・ベラスコ 20勝12KO1敗 元WBC中南米スーパーライト級王者

 

1R、やはり身体が1回り大きいバリオスが、前に出てジャブを突いていく

 

ベラスコもジャブを突きながら廻る~お互いに距離を取りながら、フェイントをかけタイミングを測る

 

ベラスコのジャブを、軽やかにかわしたバリオスが左ボディー!

 

さらにバリオスが、上下に打ちながらベラスコの左に右を被せる!

 

ガード高いベラスコに、バリオスはボディーで攻める

 

2R、ゆっくりとバリオスがジャブ~ベラスコから飛び込んでくる!

 

しかし、直ぐにバリオスが左からボディーで追いかける

 

バリオスが、パーリングでベラスコの左を叩き落として右ストレート!

 

お互いに頭から飛び込みパンチが交差する!

 

しかし、ベラスコの右にバリオスは左ボディー~右ショート!

 

後方にフラフラと下がったベラスコは、ボディーが効いて苦悶の表情でうずくまり終了!

 

見事に2RにKO勝ちで、マリオ・バルオスが世界前哨戦を制す!レジス・プログレイスと同じくボディーでKOしたバリオスだが、プログレイスは8Rまでかかりバリオスは2Rで圧倒した。単純な比較にはならないが、バリオスがWBSSに出場していればどうだっただろうかと思えてくる。

しかし、大柄なバリオスはスーパーライト級では減量が厳しいらしく時間が迫っている。そしてWBAらは‘らしく‘WBSSスーパーライト級トーナメント決勝戦が開催される1ヶ月前の2019年10月にWBAスーパーライト級‘レギュラー‘王座決定戦でWBA3位のバティル・アフメドフと対戦。連敗となったファン・ホセ・ベラスコは、8ヶ月後の2020年1月にアルゼンチンのレオナルド・ファビオ・アミトラーノと何故かウルグアイで対戦。

 

★歴的にはテキサス州はメキシコだった 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村