《本日のDVD観賞》
昨年の大晦日にもBellator勢としてRIZINとの対抗戦に出場した堀口恭司選手が、ハワイで開催される4月25日のBellator295で元UFCフライ級で活躍したレイ・ボーグとフライ級契約(56.7kg)対戦する事が発表された!レイ・ボーグも堀口選手同様に、UFCではデメトリアス・ジョンソン雄フライ級王座に挑戦したが 『観戦記1454』 堀口選手と同様に 『観戦記858』 最終の5Rに1本敗け。レイ・ボーグは2017年10月のフライ級王座戦以来フライ級では闘ってはいなく、バンタム級でも体重超過が度々あったほどで計量が心配だ。RIZINでは王者はライトヘビー級(93kg)ライト級(71kg)フェザー級(66kg)バンタム級(61kg)UFCなどの北米で採用されているユニファイドルールの体重設定での階級に合わせている。
UFCでは現在8階級だが、フライ級(56.7kg)からライト級(70.3kg)まではだいたい5kg刻み。ウェルター級とミドル級は6.8kg差、ライトヘビー級とミドル級は9.1kg差、ヘビー級とライトヘビー級は27kg差と階級が上がるにつれ階級の壁は厚くなる。
2階級制覇は、ライトヘビー級とヘビー級を制したランディ・クゥートゥア&ジョン・ジョーンズ&ダニエル・コーミエ、ライト級とウェルター級のBJ・ペン、フェザー級とライト級のコナー・マクレガー、ウェルター級とミドル級のGSP、フライ級とバンタム級のヘンリー・セフード。
そして、UFC史上初となるミドル級とライトヘビー級での2階級制覇を目指すのがルーク・ロックホールド!
1984年10月にアメリカのカリフォルニア州で生まれたルーク・スカイラー・ロックホールドは、6歳で柔道を始めて~中学校からはレスリング、大学では柔術をして22歳でアメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)に入門。2007年6月には、世界柔術選手権で青帯とノーギの紫帯で優勝。
2007年7月にMelee on The Mountainでデビューして、マイク・トルティネスに1Rで1本勝ち~しかし、11月にトニー・ロバァルカブァに1RでTKO敗け~2008年2月にStrike Forthに参戦し、ジョシュ・二―ルに1RでTKO勝ち~さらに5連続1Rで1本(TKO)勝ちし、2011年9月にホナルド・ジャカレイ・ソウザを判定で降しミドル級王座を栄冠~2012年1月に、キース・ジャーディーンを1RにTKOで降し初防衛に成功~7月にも、ティム・ケネディを判定で降し2度目の防衛に成功も、Strike ForthがUFCに吸収される。
2013年5月のUFC on FOX.8でUFCに初参戦も、ビクトー・ベウフォートに1RでTKO負け~2014年1月のUFC Fight Night 35で、コンスタンティノス・フィリッポウを1Rに左ミドルでKO勝ち 『観戦記685』
4月のUFC172で、ティム・ボッシュを素晴らしい動きで1Rに1本勝ち 『観戦記768』 11月UFC Fight Night 35で、マイケル・ビスピンに2Rで1本勝ち~2015年4月のUFC on FOX 15では、ミドル級ランキング2位のリョート・マチダを何もさせず1本勝ち 『観戦記853』
2015年12月のUFC194で、ミドル級王者のクリス・ワイドマンに挑戦しを4RにTKO勝ちして王者戴冠~しかし、2016年1月のUFC199でミドル9位のマイケル・ビスピンに1RにKO負けして王座陥落。
1年3ヶ月置き、2017年9月のUFC Fight Night.116で再起しデヴィット・ブランチに2RにTKO勝ち~2018年2月のUFC221でのミドル級暫定王座決定戦でヨエル・ロメロと対戦も、ロメロが計量オーバーも3RにTKO勝ちし王座空位 『観戦記1639』
そして、2階級制覇を狙いライトヘビー級に上げての初戦で対戦するのがライトヘビー級6位のヤン・ブラホヴィッチ!
1983年2月生まれポーランドのシロンスク出身のヤン・マチェイ・ブラホヴィッチは、アマチュアムエタイの世界王者になるなどした後の2007年2月にFCP.3でデビューするが判定負け~ポーランド最大のMMA団体KSWに参戦し、12勝1敗の戦績を上げ2011年3月にラモー・ティエリ・ソクジュのKSWライトヘビー級王座に挑戦するも、2Rに2RでTKO負けして王座獲得ならず~5月の再起戦を2Rに1本勝ちし、11月のKSW.17でラモー・ティエリ・ソクジュの王座に再挑戦し判定勝ちして王座栄冠。
王座2度防衛を含む3連勝して、2014年にUFCと契約~10月のUFC Fight Night.53で、イリル・ラティフィを1RにTKOで降す~2015年4月のUFC Fight Night.64で、ライトヘビー級9位のジミ・マヌワには判定負け~9月のUFC191で、コーリー・アンダーソンに判定負け~2016年4月のUFC Fight Night.86では、イゴール・ボクラヤッチに判定負け~9月のUFC Fight Night.93ではセミファイナルで、ライトヘビー級2位のアレクサンダー・グフタフソンに判定負け~2017年4月のUFC210では、ライトヘビー級12位のパトリック・カミンズに判定負け~10月のUFC Fight Night.118では、デビン・クラークに2Rで1本勝ち~12月のUFC on FOX.26でも、ジャレッド・キャノニアに判定勝ち~2018年3月のUFC Fight Night.123では、ジミ・マヌワとの再戦を判定勝ち~9月のUFC Fight Night.136でニキータ・クリロフを2Rに1本勝ち 『観戦記1951』
ライトヘビー級4位までランキングを上げるが、2019年2月のUFC Fight Night.145で、6位のチアゴ・サントスに3RでTKO敗け 『観戦記2168』
UFC9戦で勝っても敗けても完全決着の元STRIKE FORTH王者ルーク・ロックホールドが、UFC史上初となるミドル級とライトヘビー級の2階級制覇を狙いライトヘビー級での初戦!デビューからライトヘビー級でKSWでも王者になっているブラホヴィッチが、ライトヘビー級ランカーの意地を魅せるか!?
2019年7月6日 UFC239 ヤン・ブラホヴィッチvsルーク・ロックホールド
ヤン・ブラホヴィッチ 23勝8敗 ライトヘビー級6位
ルーク・ロックホールド 16勝4敗 元UFCミドル級王者
1R、開始と同時に、ロックホールドが出ていきハイキック~ブロックしたブラホヴィッチがローを返す
さらにロックホールドが、ミドルを蹴りながら前に出て二段蹴り!そのままタックルで、ブラホヴィッチを金網に押し込む!
ロックホールドは足をかけて寝かせようとするも、ブラホヴィッチ耐える~ロックホールドがガブって、ブラホヴィッチに片足付けさせる
ロックホールドがギロチンを狙うも、ブラホヴィッチ抜ける~ロックホールドは押し込み続けヒザ!ブラホヴィッチは、ヒジを返す!
離れてブラホヴィッチがロー~ロックホールドはハイキック!
ブラホヴィッチは廻りながらロー~ロックホールドは前に出て左を伸ばす!
ラウンド終了際に、ブラホヴィッチが左フック~ハイキックがカスりロックホールドはフラつく
2R、ダメージは感じさせずに、ロックホールドが前蹴りから左!
ブラホヴィッチはローをガンガン蹴る!ロックホールドが、タックルのフェイントを入れながら、金網に押し込んでいく!
またもブラホヴィッチは、テイクダウンは許さない
ブラホヴィッチが押し返す~ロックホールドが小手投げを狙うも抜けて、ブラホヴィッチが左フック!
吹っ飛んだロックホールド!ブラホヴィッチが走って極めにいく!
ブラホヴィッチが左を2発振り落としたところで、レフリーは慌てて止めに入る!
見事にヤン・ブラホヴィッチが2RにTKO勝ち!やはり階級の壁があったか!?ロック・ホールドはテイクダウンを奪えずに、体力を使い隙が出た1R終了際のダメージとフィニッシュとなった金網から押し返しての離れ際で打撃を貰ってしまった。
ヤン・ブラホヴィッチはこの試合でパフォーマンス・ザ・ナイトにも選ばれて、ファイトマネー4万6000$+勝利者ボーナス4万6000$+ボーナス5万$の14万2000$を獲得!ルーク・ロックホールドは、元王者らしい20万$のファイトマネーを稼ぐ。
そしてロックホールドの次戦は、やはりミドル級に戻すも椎間板ヘルニアで試合間隔が空き2021年11月のUFC268でミドル級7位のショーン・ストリックランドと決まるがヘルニアが再発し欠場~2022年8月のUFC278でミドル級6位のパウロ・コスタと対戦するまで3年1ヶ月空いてしまう。ヤン・ブラホヴィッチの次戦は、わずか4ヶ月後の11月開催のUFC Fight Night.164で、またもミドル級から上げてきたホナウド・ジャカレイ・ソウザのライトヘビー級1戦目で対戦。
★ミドル級とライトヘビー級で初の2階級制覇はイスラエル・アデサンヤが達成するか!? 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村