観戦記2471 WBOグローバルヘビー級王座決定戦 ダニエル・デュボアvsリチャード・ラーティ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いよいよ3日後に迫った、WBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手とWBCライトフライ級王者の寺地拳四朗選手の日本人同士による世界王座統一戦!井上尚弥選手や村田諒太選手の時と同様にAmzonPrimeでの放送なのが、選手のファイトマネーやビックマッチ開催の為にしょうが無いのは理解をしているが・・・やっぱり寂しい。当然、有料だろうが私は観るがあのWBCミニマム級王者井岡一翔vsWBAミニマム級王者八重樫東 『観戦記210』 のような一般層にも響いた盛り上がりにはならない。

八重樫東選手は、井岡選手と対戦が決まるまでは世界王者でもテレビでの露出は少なく知名度も失礼だが高くはなかった。井岡選手も叔父が2階級制覇した井岡弘樹さんだったので知名度はあったがホームが関西だったので、関東で初の世界戦となったWBCミニマム級初防衛戦は後楽園ホールでの開催だった。

その後の井岡選手はローマン・ゴンサレスとの対戦が実現しなくて非難もあったが、日本人初の4階級制覇を達成して単独で民放で放送される日本人世界王者として確固たる地位を築いた。テレビよりもネットに飲み込まれた影響が強い出版業界では、あの「ボクシングマガジン」が2022年8月号で休刊となり、最後の8月号の表紙を飾ったのは井上尚弥選手だった。

世界王者は多くなった日本だが、諸外国のボクシング雑誌で表紙に使われるのは井上尚弥選手、村田諒太選手ぐらいだろう。WBSSバンタム級トーナメントで井上選手が優勝した時は、世界で1番古いボクシング雑誌いわれるイギリスの「ボクシングニュース」の表紙を飾った。その‘ボクシングニュース‘で、わずかデビュー4戦目で表紙を飾ったのがイギリスきたいの‘DDD‘ダニエル・デュボア!

 

1997年6月生まれイギリスのロンドン近郊のグリニッジ出身のDDD(Dynamite Daniel Dubois)ダニエル・デュボアは、11人兄弟で育ち9歳からボクシングを始めて弟のプリンスと妹のキャロラインもアマチュアのボクサー~イギリス少年選手権で2度優勝、ジュニアのナショナル選手権では5度優勝~アマチュアで69勝6敗の戦績で、東京五輪のメダル候補だったがプロに転向。

2017年9月にイギリスのマンチェスターアリーナでデビューし、マーカス・ケリーに1RでTKO勝ち 『観戦記2059』

 

2週間後にもブライズ・メンデューノを2RでKO~5月にデビッド・ホーンを1RでKOして、7月にはマウリシオ・バルガンを2RでKOしてWBCユースヘビー級王座を獲得。WBCユース王座は返上して、9月にBBBofc南部ヘビー級王座決定戦でAJ・カーターを1RでKOして王座獲得 『観戦記1839』

 

12月にも、ドリアン・ダーチを2RにTKOで降す~2018年2月にDL・ジョーンズを3RにTKOで降しBBBofc王座の初防衛に成功~6月にもトム・リトルを5RにTKOで降し、BBBofcイングランド王座を獲得~10月に、ケビン・ジョンソンを判定で降す~2019年3月に、世界ランキング入りを賭けて世界王座挑戦経験のある世界ランカーのラズバン・コジャヌを圧倒的な2RKO勝ち 『観戦記2431』

 

そして、さらに地域王座決定戦となり対戦するのはWBOアフリカ王者のリチャード・ラーティー!

 

アフリカ大陸のガーナの首都アクラで生まれたリチャード・二―・ラーティー・ハリソンは、2013年1月に地元アクラでデビューしてムカディ・オレイドに2RでTKO勝ち~さらに4連勝4KOして、2013年12月にアドゥク・ンソルを2RにKOしてガーナヘビー級王座を獲得~2014年12月には、エルガン・メルシンとWBCシルバーユース王座決定戦で対戦も5RにTKO敗け。

2年9ヶ月のブランクをつくり、2017年9月に再起してアドゥック・ンソルに判定勝ち~さらに5連勝2KOして、2018年8月にボニファス・カボレを2RにKOしてWBOアフリカヘビー級暫定王座を獲得~12月にも、モリス・オコラを9RにKOしてWBOアフリカヘビー級正規王者。

 

イギリス期待のダニエル・デュボアが、またもKO勝ちで世界ランキングを1桁まで持っていくか!?初のイギリス上陸となるラーティーも、70%を超える豪打でスター候補に伝統のマンチェスターアリーナで金星を上げるか!?

 

2019年4月27日 WBOグローバルヘビー級王座決定戦 ダニエル・デュボアvsリチャード・ラーティー

 

ダニエル・デュボア 10勝9KO無敗 WBO欧州ヘビー級王者

 

リチャード・ラーティー 14勝11KO1敗 WBOアフリカヘビー級王者

 

1R、ラーティーが慎重に左を突いていくも、デュボアは突っ込んで打ち終わりに右!

 

デュボアが止まらない~ラーティーも下がりながら返し、いきなりヘビー級らしい展開!

 

ラーティーが距離を取り廻る~ガードを固めながらも、綺麗な左を伸ばす

 

しかし、デュボアの厳しいプレスにラーティーはロープに追い込まれる!

 

2R、デュボアが前に出ていく~ガードを固めて下がるラーティーに、デュボアの左がガードを壊す!

 

デュボアがボディーにも散らしながら打ちまくる~ラーティーは必死にクリンチも、レフリーに分けられデュボアの右が伸びる!

 

さらにデュボアが連打も、ローブローで中断~ラーティーはジャブを打ちながら廻るばかりだが、デュボアも振り回してクリーンヒットしない

 

3R、やはり、デュボアが出ていきラーティーは廻る~デュボアの打ち終わりに、ラーティは溜めて左フック!

 

ラーティーがガードを固めて低く入っていくが、デュボアはアッパーでカチ上げる!

 

ラーティーはクリンチ~再開後は、お互いに振りまくって凄まじい打ち合いになる!

 

4R、ガードを固めながら出てくるラーティーに、デュボアが廻りながら右を被せる!

 

ラーティー効いたか!?ズルズル下がる~デュボアが追いかけて右を振り落とす!

 

デュボアが、無茶苦茶に振り回すも当たらない~ガードを固めながら前に出るラーティーの右を、かわしたデュボアが振りかぶった右!

 

ラーティーも左フックを打とうとしているも、デュボアの左フックがテンプルを捕らえる!

 

後方に吹っ飛んだラーティー!これは厳しいか!?

 

必死に立ち上がろうとするラーティーも、ギリギリ10カウントで終了!

 

見事に4RKO勝ちで、ダニエル・デュボアがWBOグローバルヘビー級王座を獲得!ダニエル・デュボアと言えば右ストレートだが、ジャブが色々な角度でよく当てラーティーを近づけずに圧倒した。そろそろ骨のある相手との試合が観たいデュボアだが、この試合でも攻めが荒く詰めてからラーティーの左フックを貰うなど危うさもある。

それでも爆発力は魅力で、同国の世界王者アンソニー・ジョシュアには無い野性的な振りがヘビー級を感じさせて魅力。そしてデュボアの次戦はわずか3ヶ月弱の7月13日にロンドンO2アリーナで、もう1人の英国期待のヘビー級ジョー・ジョイスがメインのセミファイナルでネイサン・ゴーマンとBBBofc英国ヘビー級王座決定戦で対戦。2敗目となったリチャード・ラーティーは、1年6ヶ月明けて同じネイサン・ゴーマンと対戦。

 

★妹のキャロライン・サラ・デュボアは2022年2月にデビューしていた 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村