観戦記2460 UFC238 バンタム級王座決定戦 ヘンリー・セフードvsマルロン・モラエス | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

またもエキシビションマッチで、10億円以上を稼ぎパッと帰っていったフロイド・メイウェザー。朝倉未来選手が予想以上に頑張ったには凄かったが、そもそも朝倉選手は勝った後にボクシングに転向するわけでは無いのに何でボクシングマッチをRIZINで開催したのだろうか・・・まぁメイウェザーも今さら現役ボクサーと対戦する事もないだろうし、11月には5月に続いてドバイで再びYouTuberとエキシビションマッチをするようだ。日本でも何故か皇治選手がメイウェザー戦をブチ上げていたが、敗けても「頑張ったね」ですんで大金を貰えるのでボクサーよりも他の格闘家は簡単に対戦をブチ上げる。2007年5月にメイウェザーと世紀の一戦と云われた 『観戦記2000』 オスカー・デラ・ホーヤも、2021年に再戦を呼び掛けて決定か!?と、いうニュースも出ていたがデラホーヤがコロナウィルスに感染などもあり実現しなかった。

摩訶不思議なRIZINとメイウェザーの信頼関係だが、2018年大晦日の那須川天心戦後も 『観戦記1745』 継続的に話し合いを持っていて、2021年4月にもアメリカでフロイド・メイウェザー&榊原信彦CEO&UFCのデイナ・ホワイト社長で会談をしていた。デイナ・ホワイトは、かつてメイウェザーのプロモーションもしていたがUFC選手はメイウェザーを挑発する事も多い。北京オリンピックのレスリング55kg級金メダルのヘンリー・セフードも、アトランタオリンピックで銅メダルだったメイウェザーに 『ヘイ、メイウェザー!さあ、俺と戦おうぜ #銅メダリスト』 と挑発していた。

 

1987年2月にアメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスで生まれたヘンリー・カルロス・セフードは、メキシコからの不法移民の両親の第6子らしく幼い頃はかなり貧しく苦労したらしい~サンノゼ、ロサンゼルス、ラスクルーセス、フェニックスと移り住みながら兄の影響でレスリングを始める~高校時代はコロラド州とアリゾナ州で数々のタイトルを栄冠しジュニアの世界大会でもj2位になる。同時にアマチュアボクシングの州大会で優勝するほどの実力だったらしい。

まさにMMAをする為の学生時代だが、2008年の北京五輪でアメリカ・レスリング市場最年少の21歳で金メダルを獲得~2012年のロンドン五輪の予選で敗退しMMAに転向。2013年3月にWFFでマイケル・ポーを1Rで降す~3週間後の同じ月にGladiatorでショーン・ヘンリー・バーネットをまたも1Rで降す~4月のWFFでもアンソニー・セッションを1RでTKO~さらにGladiator、Legacyでも勝利を続け2014年12月のUFC on FOX.13でダスティン・キムラに判定勝ちしUFCデビューを飾る~2015年3月のUFC185で、クリス・カリアソにも判定勝ち~6月のUFC188でも、チコ・カムスに判定勝ち~11月のUFC Fight Night 78でジェシー・フォルミーガにも判定勝ちしデビュー10連勝。そして、2016年4月のUFC197でデメトリアス・ジョンソンのフライ級王座に挑戦するも1RにボディーへのヒザでTKO負けし初黒星を喫して王座栄冠ならず

2017年12月のUFC218では、フライ級4位のセルジオ・ペティスに判定勝ち 『観戦記1487』2018年8月のUFC227で、再びデメトリアス・ジョンソンに挑戦し2-1の判定勝利し王座奪取 『観戦記1907』

 

2019年1月のUFC Fight Night.143で、バンタム級王者のTJ・ディラショーの挑戦を1R32秒でKOし退ける 『観戦記2106』

 

そしてディラショーにドーピング違反が発覚し、1年間の出場停止となりバンタム級王座を返上~そして今度はフライ級王者のヘンリー・セフードが、フライ級王座を保持したままバンタム級王座決定戦に出場!対戦するのはバンタム級1位のマルロン・モラレス!

 

1988年4月にブラジルのリオデジャネイロ州で生まれた‘MAGIC‘マルロン・ルイス・マラレスは、7歳からムエタイを始める~15歳からブラジリアン柔術を始め、2007年4月にDesafioでデビューしてブルーノ・サンタナに1Rで1本勝ち~2008年3月にも、MMA Sports Combat.2でホセ・ルーカス・デ・メロに1RでTKO勝ち~その後はSHHOT BRAZIL、DOJO COMBAT、WEFなどのマイナー団体で3勝3敗1分。

2011年11月にRing of Combat.38で、ディヴィダス・タウロセヴィチェスのROCフェザー級王座に挑戦するも1Rに1本負け~12月にはXFC.15でクリス・マヌエルに判定勝ち~2012年4月のXFC.17でジャロッド・カードに1RでKO勝ち~2012年11月からWSOFに参戦し、ミゲール・トーレスに判定勝ち~2013年3月のWSOF.2では、タイソン・ナムを1RでKOする~8月のWSOF.4でも、ブランドン・ヘンプマンに判定勝ち~10月のWSOF.6では、カーソン・ビービーに1RでKO勝ち~そして2014年3月のWSOF.9で、ジョシュ・レッティングハウスを判定で降しWSOFバンタム級王座を獲得。

9月のWSOF13で、ノンタイトル戦でコーリー・ボリンジャーに2Rで1本勝ち~9月のWSOF.18で、ジョシュ・ヒルを判定で降しWSOF王座の初防衛に成功~2014年9月のWSOF.22でも、シェイン・モラレスを3Rに1本で降し2度目の防衛に成功~2016年2月のWSOF.28では、ジョセフ・バラハスを1RにTKOで降し3度目の防衛に成功~7月のWSOF.32でも、ジョシュ・ヒルを2RにKOして4度目の防衛に成功~大晦日のWSOF.34では、ジョゼナウド・シウバを1RにTKOで降し5度目の防衛に成功。

2017年4月にUFCと契約し、6月のUFC212でバンタム級3位のハファエル・アスンソンと対戦も1-2の判定負け~しかし、11月のUFC Fight Night.120でバンタム級8位のジョン・ドッドソンに2-1の判定勝ち~12月のUFC Fight Night.123でも、バンタム級8位のアルジャメイン・スターリングに1RでKO勝ち

 

2018年6月のUFC Fight Night.131では、バンタム級4位のジミー・リベラを1R44秒にハイキックでKO勝ち

 

そして2019年2月のUFC Fight Night.144で、次期バンタム級王座挑戦者決定戦といえる対決はバンタム級3位のハファエル・アスンソンとの再戦を1Rに1本勝ち 『観戦記2144』

 

UFC史上7人目の2階級制覇目指すヘンリー・セフードが、UFC史上4人目の同時2階級制覇を達成するか!?やはい1回り大きいランキング1位のモラレスが、得意の蹴り技を生かして5連勝で一気に王座を掴むか!?

 

2019年6月8日 UFC238 バンタム級王座決定戦 ヘンリー・セフードvsマルロン・モラエス

 

ヘンリー・セフード 14勝2敗 フライ級王者

 

マルロン・モラエス 22勝5敗1分 バンタム級1位

 

1R、セフードが、スイッチしながらも距離を取る~モラレスは、ローからハイキック!

 

さらにお互いに蹴るが、まだ距離が遠い~モラレスが突っ込んで左フック!

 

モラレスが素早い踏み込みからロー~セフードは足を掬おうとする

 

打撃戦が続く~廻り出すセフードがタックル!しかし、モラレスは上手く抜け強烈な打撃で押してくる~強烈なカーフキック!

 

セフードもパンチで攻めるも、モラレスのカーフキックが効いてきているか!?

 

2R、モラレスが打撃で出る~パンチでセフードを下げさせハイキックも空振り

 

さらにカーフを蹴るモラレスも、セフードのパンチが入る~モラレスがカウンターのハイキック!

 

セフードがステップを踏みながら攻めようとするも、モラレスはカーフキックで入らせない

 

セフードはパンチから組つくも、モラレスは攻めさせない

 

セフードがスイッチしながら細かくパンチを当てていくが、モラレスのローでヒザをつく

 

それでもセフードがワン・ツーで飛び込む~モラレスも返すが、セフード右アッパー!

 

モラレスの蹴りを封じようと詰めるセフードも、モラレスはかわしてアッパー!

 

モラレスもハイキックからパンチを返すが、セフードは首相撲で捕まえヒザ!ヒザ!

 

3R、セフードが出ていく~モラレスは、廻りながらハイキックもセフードかわす

 

セフードへ組み付いていく~金網に押し込みヒザ!離れてモラレスがハイキックも、かわしたセフードが組み付いて崩す!

 

しかし、モラレスは直ぐに立つ~パンチの打ち合いでセフードが押し、首相撲からヒザを連打!

 

モラレスは必死にパンチも、セフードのヒザ効いた!

 

モラレスから組つくが、金網に押し込まれセフードはガブる~セフードが押し潰してダースチョーク!

 

なんとか抜けたモラレスも、セフードへ逃がさず押し込み寝かす

 

モラレスも下から腕十字を狙うが、抜いたセフードが鉄槌!

 

さらに上になったセフードがヒジを連打!エグい!

 

効いたモラレスは動けない~セフードはパウンドの嵐でレフリーが飛び込む!

 

見事にヘンリー・セフードが3RにTKO勝ちで、フライ級王座に続いてバンタム級王座を獲得!マルロン・モラエスも自身のルーツであるムエタイらしさを魅せ、蹴りまくって見せ場をつくったがトータルでの力の差をセフードが魅せつける。とくに五輪レスラーらしい強烈なフィジカルを持つセフードは、打撃~組み~グランドとブレない肉体を活かして圧倒した。

セフードはパフォーマンス・ザ・ナイトに選ばれて、次は2年半試合をしていない元バンタム級王者のドミニク・クルーズの名前を出す!そしてこの試合を観た堀口恭司選手は、1週間後にBellatorバンタム級王座をニューヨークで獲得し 『観戦記1959』 新バンタム級王者のヘンリー・セフードに「セフード君、やろうよ!」と言うつもりだったことを明かしている。

 

★連勝が止まったモラレスは6ヶ月後のUFC245でジョゼ・アルドと対戦 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村