観戦記2409 UFC237 ジョゼ・アルドvsアレクサンダー・ヴォルカノフスキー | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

7月2日に日本ライトフライ級王者の岩田翔吉選手が、東洋太平洋ライトフライ級王者の堀川謙一選手を判定で降し日本王座2度目の防衛と東洋太平洋王座を統一。さらにWBOアジアパシフィック王者決定戦でもあったので、岩田選手は一気に3冠王者になった。いつの間にか日本でも多く開催されるようになったWBOアジアパシフィック王座戦だが、現在はミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級が日本人王者。スーパーバンタム級とスーパーフェザー級がフィリピン人。スーパーミドル級はタンザニア人、ライトヘビー級がロシア人だが、クルーザー級とヘビー級はオーストラリア人。

これは東洋太平洋王座と、なにが違い日本は認可したのだろうか!?東洋太平洋王者は、ミニマム級、フライ級がフィリピン人。ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の最終王者、ミドル級、ヘビー級最終王者は日本人。そしてライトヘビー級、クルーザー級オーストラリア人。

初期は東洋ボクシング連盟(OBF)だったが、1963年にWBCが設立されたときにWBC参加の地域王座としてオーストラリアとニュージーランドが加盟して東洋太平洋(OPBF)となったがフライ級で1人、スーパーライト級で2人、ウェルター級で4人、スーパーウェルター級で3人、ミドル級で4人オーストラリア人王者が誕生し、スーパーミドル級以上の王者はほとんどオーストラリア人。日本では東洋太平洋王座の関係でオーストラリアとボクシングは馴染みがなくはないが、オーストラリアと云えば‘ラクビー‘が国技みたいなものでテレビ中継も頻繁に放送されているらしい。そして、いまやオーストラリアの格闘技と云えばUFC大会も日本よりも多く開催され王者も誕生している。

プロのラクビー選手で、トレーニングにMMAの練習を取り入れた事でMMAに転向してしまったのがアレキサンダー・ヴォルカノフスキー!

 

1988年オーストラリアのニューサウスウェールズ州で生まれた‘The Great‘アレクサンダー・ヴォルカノフスキーは、マケドニア人の父親とギリシャ人の母親の間に生まれ幼い頃からレスリングをする~12歳の時にオーストラリア少年部で優勝するが、14歳の時にラクビーに転向~ラクビーでプロになるが、トレーニングの1つとしてMMAを習う~アマチュアで4戦4KO勝ちし、ブラジリアン柔術紫帯でチャック・リデルに憧れプロに転向。

2012年5月にRevolution at the Roxyでデビューして、ゲルハルド・フォークトに判定勝ち~2013年2月にリーガル・ウィルソンに1RでTKO勝ちし、Cage Conquestウェルター級王座を獲得~4月には、アントン・ザフィアを4RにTKOで降しRoshamdウェルター級王座を獲得~5月のAFC.5でウェルター級トーナメントに出場するも、コーリー・ネルソンに3RでTKO負け~12月のAFC.7でルーク・カトゥ・ビックを3RにTKOで降す~2014年2月に、グレッグ・アッツォーリを1RにTKOで降しRoshamboライト級王座を獲得~5月のAFC.9でロドルファ・マルケスを1RでKOし、7月にはジャイ・ブラッド二―を1Rに1本で降しRoshamboライト級王座の初防衛に成功~さらに2連勝後の2015年6月に、ジェイムズ・ビショップを1RにTKOで降しAFCフェザー級王座を獲得。

12月にはPXC.50で矢地裕介選手に4Rで1本勝ちし、PXCフェザー級王座を獲得~2016年5月のAFC.15でも、ジェイミー・ムラーキーを1RにKOしてAFCフェザー級王座を獲得~7月のWollongong War.4でも、ジャイ・ブラッド二―を1RにTKOで降しWollongong Warライト級王座を獲得。

UFCと契約し、11月のUFC Fight Night.101で粕谷優介選手に2RでTKO勝ち~2017年6月のUFC Fight Night.110でも、廣田瑞人選手に判定勝ち

 

11月のUFC Fight Night.121では、シェーン・ヤングに判定勝ち~2018年2月のUFC221では、ジェレミー・ケネディに2RでTKO勝ち~7月のUFC Fight Night.133でダレン・エレキンスに判定勝ち~12月のUFC232でも、フェザー級5位のチャド・メンデスを2RにTKOで降す 『観戦記2080』

 

フェザー級ランキングを4位まで上げ、UFC237で対戦するのは元王者でフェザー級1位のジョゼ・アルド!

 

1986年9月にブラジルのアマゾナス州で生まれたジョゼ・アウド・ダ・シウヴァオリヴェイラ・ジュニオールことジョゼ・アルドは、貧しい家庭に育ったらしく幼い頃はサッカーをしていたが自身を守るためにカポエラを始める~14歳から柔術を始め、17歳でブラジルの首都であるリオデジャネイロに出る~2004年8月に17歳でデビューして7連勝し、2005年11月にルシアノ・アゼベドに1本負けのみが敗戦。

2007年7月には、日本でパンクラスにも登場し昇侍選手に判定勝ち~2008年からはWECに参戦し、日本でも猛威を振るったアレッシャンド・フランカ・ノゲイラ 『観戦記136』 にパウンドでTKO勝ち~2009年6月のWEC41では、カブ・スワンソンを飛びヒザで8秒KO~11月のWEC44で、マイク・トーマス・ブラウンを2RにTKOで破りWECフェザー級王座を獲得~2010年4月のWEC48では、元WECフェザー級王者のユライア・フェイバーに判定勝ちで初防衛に成功~9月のWEC51でも、マニー・ガンブリャンを2RにKOして2度目の防衛に成功。

2010年10月にWECがUFCに吸収され、UFCの初代フェザー級王者に認定される~2011年4月、UFC129での初防衛戦はマーク・ホーミニックに判定勝ち~2011年10月のUFC136でも、ケニー・フロリアンに判定勝ちして2度目の防衛に成功~2012年1月のUFC142でも、母国ブラジルで無敗のチャド・メンデスにバックを取られるが振り向きざまにヒザを一閃~パウンドで1RKO 『観戦記82』

 

2013年2月のUFC156で、元UFCライト級王者のフランク・エドガーに大激闘も3-0で判定勝ちして4度目の防衛に成功 『観戦記393』 8月のUFC163ではアンソニーペディスが挑戦予定だったが、負傷欠場により代役で5位のジョン・チャンソン4RにパウンドでTKOに降す 『観戦記547』 2014年2月のUFC169では、リカルド・ラマスに判定勝ちして6度目の防衛に成功 『観戦記701』 10月のUFC179で再びランキング1位のチャド・メンデスの挑戦を判定勝ちして7度目の防衛に成功~そして、2015年12月に8度目の防衛戦でコナー・マクレガーに10年振りの敗戦で王座陥落 『観戦記1023』 2016年7月のUFC200で再起し、フランク・エドガーに3-0の判定勝ちでフェザー級暫定王座を獲得 『観戦記1162』 そして、マクレガーとの対決を要望も・・・マクレガーがフェザー級王座を返上~正規王者に昇格。そして2017年6月のUFC212でホロウェイとの統一戦に敗北し王座陥落 『観戦記1483』 王者のホロウェイが12月のUFC218でフェザー級2位のフランク・エドガーと防衛戦予定も、エドガーが怪我で欠場しランキング1位のアルドとダイレクトでのリ・マッチとなる~しかし、3Rに完璧にTKO負けし連敗 『観戦記1483』 2018年7月のUFC on FOX.30では9年振りのノンタイトル戦で、フェザー級4位のジェレミー・スティーブンスを左ボディー~パウンドで1RTKO勝ち 『観戦記1721』

 

2019年2月のUFC Fight Night.144で、フェザー級5位のヘナート・モイカノを2RにTKOで降す 『観戦記2135』

 

事実上の、次期フェザー級王者挑戦者決定戦となった1戦!この時点でのフェザー級王者マックス・ホロウェイは前月にライト級王座に挑戦して判定負けしたばかりだが、ランキング1位のアルドが挑戦権当確となるか!?UFC無敗で16連取中のヴォルカノスフキーが一気にランキング1位を奪うか!?

 

2019年5月12日 UFC237 ジョゼ・アルドvsアレクサンダー・ヴォルカノフスキー

 

ジョゼ・アルド 28勝4敗 フェザー級1位

 

アレクサンダー・ヴォルカノフスキー 19勝1敗 フェザー級4位

 

1R、オクタゴン中央でジックリ攻めるアルドに、細かく動きながら蹴りを出すヴォルカノフスキー

 

アルドは手数は出さないも、ヴォルカノフスキーにプレッシャーがかかっている

 

ヴォルカノフスキーのローに、アルドはボディー連打!

 

ヴォルカノフスキーはスイッチしながら振っていくが、アルドはしっかり見てかわす

 

ヴォルカノフスキーが、ジャブ~ローを出しながら細かく動きタックル!そのまま金網に押し込む!

 

離れて、再びプレスをかけるアルドが飛びヒザ!

 

2R、やはり、ヴォルカノスキーがガンガン攻めていきロー~右!

 

アルドも前に出ていき、パンチのコンビネーション

 

アルドがカウンターを狙うが、ヴォルカノフスキーはカーフキック~ハイキック!

 

ヴォルカノフスキーは、足は止めずに手数多く出していく!アルドは、代名詞のローを蹴る!

 

ヴォルカノフスキーがパンチから突っ込み、アルドを金網に押し込む!

 

ヴォルカノフスキーがヒザを出しながら崩そうとするが、アルドがスッとバックを取る

 

しかし、直ぐに入れ換えられヴォルカノフスキーが押し込む

 

3R、ヴォルカノフスキーが組み付くも直ぐに離れる~ヴォルカノフスキーは、よく動きながら積極的に攻め右!

 

ヴォルカノフスキーが、組み付き金網に押し込みヒザ!

 

離れても、さらにヴォルカノフスキーが攻めパンチから左ミドル!

 

手数多いヴォルカノフスキーに、アルド攻められない~ヴォルカノフスキーがフェイントから右!

 

再びヴォルカノフスキーが、パンチからアルドを金網に押し込む

 

ヴォルカノフスキーは、アルドを下から押し上げながらヒジ!

 

最後までヴォルカノフスキーが金網に押し込んで、アルドに攻めさせず試合終了

 

判定は、ジャッジ3者とも27-30でアレキサンダー・ヴォルカノフスキーの判定勝ち!

 

UFC無敗で17連勝を飾ったヴォルカノスキーは、ラクビーで鍛えた流石のフィジカルの強さとタックルからの押し込みでアルドに打撃戦に持ち込ませなかった。と、言っても打撃の手数自体はヴォルカノスキーの方が多かっただろう!?低くい体制からパンチを出しながら押し込んでいき、アルドの打撃を防ぎ切った。そしてヴォルカノフスキーは 「トップ3と闘いたい、オーストラ3位に落ちる。

そしてアレキサンダー・ヴォルカノスキーの次戦は、7ヶ月後のUFC245でフェザー級王者マックス・ホロウェイに挑戦!ランキング1位から落ちたアルドは、バンタム級に階級を上げて同じく7ヶ月後のUFC245でバンタム級1位のマルロン・モラレスと対戦。

 

★ヴォルカノスキーのデビューはラクビーによる筋骨隆々でウェルター級 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村