観戦記2174 UFC Fight Night.145 ジョン・ドッドソンvsピョードル・ヤン | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

てっきりRIZINに参戦するかと思っていた、2020年にUFCからリリースされた石原夜叉坊選手。しかし、2021年1月に古巣の修斗に8年振りに復帰するが・・・・元環太平洋バンタム級チャンピオンの祖根寿麻選手に判定負け。

2015年のRoad to UFC JAPANの決勝で、廣田瑞人選手と引き分けてUFCと契約した夜叉坊選手 『観戦記973』 2016年3月のUFC196からいきなり2連勝するも、その後は1勝3敗で2018年6月のUFC Fight Night.132ではピョートル・ヤンにはキャリア初のKO負けをした 『観戦記1844』 この試合はロシアのMMA団体、Absolute Championship Achmat(ACA)バンタム級王者ピョートル・ヤンのUFCでビュー戦だった。まさに世界中の国内王者が集まるUFCならばでの生存競争の激しさ。

 

1993年2月にロシアのクラスノクラスノヤルスク地方で生まれた‘ノーマーシー‘ピョートル・エフゲニエヴィチ・ヤンは、中国人の父親とロシア人の母親を持ち小学6年生からテコンドーを始める~かなりの暴れん坊だったらしいが、兄の影響で13歳からボクシングを始める~シベリア連邦大学に通いながら20歳でMMAを始める~2014年12月に21歳でEurasian Fighting Championshipでデビューしてムラド・バキエフに3RKO勝ち~2015年2月に、Absolute Championship Akhmatバンタム級グランプリに参加しヘナト・べラメに判定勝ち~5月の準決勝も、ヘナト・べラメに判定勝ち~7月にはPCSで、アルツール・ミルサハニャンに1RでKO勝ち~10月の決勝では、ムラド・カラモフに判定勝ちして優勝。

2016年3月に、ACAバンタム級王座決定戦でマゴメド・マゴメドフと対戦も1-2の判定負け~7月のACB.41でエド・アーサーに判定勝ちし、2017年4月のACB57でマゴメド・マゴメドフとの再戦を判定勝ちしてACAバンタム級王座を獲得~9月のACB71で、マテウス・マットスを3RにKOしてACA王座の初防衛に成功。

2018年にUFCと契約し、6月のUFC Fight Night.132で石原夜叉坊選手に1RでTKO勝ち 『観戦記1844』

 

9月のUFC Fight Night.136で、ソン・ジンスに判定勝ち

 

12月のUFC232で、バンタム級14位のダグラス・ジ・アンドラーデに2RにTKO勝ち

 

バンタム級14位にランクされ、さらなるランクアップを狙い対戦するのはバンタム級9位のジョン・ドッドソン!

 

1984年9月にアメリカのニューメキシコ州で生まれたジョナサン・トーマス・ドットソンⅢ世は、アメリカ国籍の父とフィリピン国籍の母の混血で高校生までレスリング&フットボール&陸上をしてレスリングでは2度州の王者に成る~大学に通いながらグレッグ・ジャクソン率いるジャクソン・ウィンクMMAでMMAの連勝をして、2004年9月にDesert Extreamでデビューしてザック・ホワイトを1Rに1本で降す~11月には日本でDEMOLITIONに参戦するも、漆谷康宏選手に判定負け~その後も様々なマイナー団体を渡り歩き8勝3敗で、2009年10月にパット・ルネルズとのUWCフライ級王座決定戦で対戦も1-2の判定負け。

再起2連勝して、2011年9月からにThe Ultimate Fighter.14に参加~12月のバンタム級決勝でTJ・ディラショーを1RにKOして優勝。2012年5月のUFC on FOX.3で、ティム・エリオットに判定勝ち~10月のUFC on FOX.5でも、ジェシー・フォルミーガを2RにTKOで降す~2013年1月のUFCon FOX.6で、デメトリアス・ジョンソンのフライ級王座に挑戦も判定負け~10月のUFC166で、ダレル・モンタギューに1RでKO勝ち~2014年6月のUFC Fight Night.42で、フライ級5位のジョン・モラガを2R終了時TKOで降す~2015年5月のUFC187で、フライ級9位のザック・マコウスキーに判定勝ち~9月のUFC191で、再びデメトリアス・ジョンソンのフライ級王座に挑戦も判定負け 『観戦記387』

 

2016年4月のUFC on FOX.19からバンタム級に転向し、マニー・ガンブリャンを1RにKOする~10月のUFC Fight Night.96のメインで、体重超過したジョン・リネカーに2-1の判定負け~2017年4月のUFC Fight Night.108で、バンタム級級10位のエディ・ワインランドに判定負け~11月のUFC Fight Night.120で、バンタム級9位のマルロン・モラレスに判定負け~2018年3月のUFC222で、バンタム級10位のペドロ・ムニョスに判定勝ち~9月のUFC228で、バンタム級契約でジミー・リベラに判定負け。

 

UFC3連勝で一気にバンタム級ランキングに駆け上がってきたヤンが、フライ級で2度王座に挑戦したドットソンと対戦!この試合の1ヶ月前にバンタム級王者のTJ・ディラショーがフライ級王者のヘンリー・セフードに挑戦してセフードが1RにKO勝ちしている 『観戦記2106』 ヤンがヌルマゴメドフに続いてロシア旋風を起こすか!?

 

 

2019年2月23日 UFC Fight Night.145 ジョン・ドッドソンvsピョートル・ヤン  

 

ジョン・ドッドソン 21勝10敗 バンタム級9位

 

ピョートル・ヤン 11勝1敗 バンタム級14位

 

1R、ドッドソンが廻りながら素早く飛び込むが、ヤンはバックステップでかわす

 

再度、ドッドソンが突っ込むも、ヤンは首相撲でコントロール

 

ヤンがプレッシャーをかけていきロー~ミドル!

 

キャッチしたドッドソンがヤンを倒すが、直ぐにスタンドに戻る

 

前に出ていくヤンが右ストレート!さらにヤンがパンチで出る~下がりながらも、ドッドソンもパンチを返す!

 

ヤンが飛び込んで組み付く~ドッドソン切るも、ヤンが打撃で押す!

 

2R、やはり、ヤンがプレッシャーをかける~ドッドソンが三日月蹴りのような前蹴り!

 

ヤンが組み付いていくが、ドッドソンはパンチで振り切る~しかし、ヤンがガンガン詰めていき右!

 

2R、ドッドソンは組みつくも、ヤンは切って右!

 

さらにヤンが右ストレートで攻める~ドッドソンは金網づたいに廻りながら左!

 

ヤンはダウンするも、直ぐに立ち上がり打撃で詰める!

 

ドッドソンが廻っても廻っても、ヤンが詰めてきて右ストレートで攻める!

 

3R、やはり、ヤンが直ぐに詰めて、ドッドソンは金網に追い込まれる!

 

ヤンから組んでいくが、ドッドソンが脇を差して投げる!

 

直ぐにスタンドに戻り、ヤンの右がドッドソンを追い込む!

 

ドッドソンは手数が止まる~ヤンが飛びヒザ!ドッドソンかわす!

 

潜ってヤンの足を取ったドッドソンも、直ぐに切られてヤンの右を貰う!

 

ドッドソンが再び潜り足を取りにいくも、ヤンはガブッてバックを奪う!

 

スタンドに戻ると、ヤンに右で追われてタックルに入るドッドソン~しかし、またもガブられてナックから殴られる

 

判定は、27-30 27-30 27-30 3-0でピョードル・ヤンの勝利!

 

ほぼ打撃のみ攻撃だったピョートル・ヤンだが、腰は重そうで腰が低い前傾姿勢で打ち込むので、ドッドソンはかわしても打ち込まれて得意の素早い動きでかき回す展開に持ち込めなかった。フライ級上がりのドッドソンに比べて、ロシア人らしいフィジカルの強さを魅せたヤンはドッドソンに代わりバンタム級ランキングを9位にまで上げる。そしてヤンの次戦は、3ヶ月半後のUFC238でバンタム級7位のジミー・リベラと対戦となりさらなるランクアップを狙う!

連敗となってしまったドッドソンは、1年置いて2020年2月のUFC Fight Night.167でイングランドのナサニエル・ウッドと対戦。

 

★ドッドソンは髪型を直した方がいいだろう・・・格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村