観戦記2130 英雄凱旋 シーサケット・ソー・ルンヴィサイvsベー・ヨンキル | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

井上尚弥選手がいなくなった途端に活気づいてきたスーパーフライ級に、2021年春になりWBSSの開催も噂されたがプロモーターの関係もありトーナメントさながらの組み合わせが実現しそうだ。ローマン・ゴンサレスとファン・フランシスコ・エストラーダの3戦目、シーサケット・ソー・ルンヴィサイとカルロス・クアドラスの対戦をWBCが指令、この勝者同士が対戦となればトーナメントさながらの豪華さ。

そして、IBFスーパーフライ級王者のジェルウィン・アンカハスのマネージャーショーン・ギボンスはWBOスーパーフライ級王者の井岡一翔選手との統一戦をして2022年初めに4本のベルトを賭けてそれぞれの勝者が対戦できれば!と、夢のような話をインタビューで答えている。

blog内では、まだ「SUPER FLY.2」そして、SUPER FLY.2.5と言っていいジェルウィン・アンカハスの防衛戦 『観戦記2089』 が終わったところだが 『観戦記1988』 『観戦記1994』 『観戦記1995』 メインイベントは、WBCスーパーフライ級王者のシーサケット・ソー・ルンヴィサイがファン・フランシスコ・エストラーダを2-0で降し2度目の防衛に成功 『観戦記1989』 タイ人とメキシコ人のスーパーフライ級が(52.16kg)アメリカのカルフォルニア州のイベントで闘うのも快挙な事。

シーサケットは25万$のファイマネーを稼いだらしいが、この後で長年付き合っていた婚約者と別れたがシーサケットが買ったマンションも彼女名義だとかで騒ぎになっていた。だからと言うわけではないだろうが・・・・何故か次戦は、タイでノンタイトル戦を無名ランカーと対戦。

 

1986年12月にタイの東北部シーサケートで生まれたシーサケット・ソー・ルンヴィサイ(ヴィザシゲル・ワンゲ)は、貧しい農村生まれで13歳からムエタイして稼ぐ~10代で婚約者とともにバンコクに出たが試合が組まれずゴミ収集の仕事をしながら食べられそうなゴミを食べての生活だったらしい。

そして運命のイタズラで、ブローカの人間に日本で闘って稼がないか!?と、誘われてボクシングの試合をしたこともないのにボクサーとして日本へ~ボクシングのデビュー戦が、2009年3月に世界再挑戦を目指していた八重樫東選手とライトフライ級契約で戦い3RにTKO負け~6月にも、屋富祖裕信選手と戦い3RにKO負け。タイで1勝1分も、2010年2月にも大庭健司選手に判定負け~しかし、その後は6連勝6KOで、2011年6月にエリック・ディアス・シレガーを破りWBCアジア・スーパーフライ級王座を獲得~その後も10連勝9KOして、2013年5月に佐藤洋太選手のWBCスーパーフライ級王座に挑戦し8RにTKOで王座獲得 『観戦記468』 ノンタイトル戦を3連勝2KOして、11月には向井寛史選手を9RにTKO勝利で初防衛に成功~ノンタイトル戦を4連勝4KO後の、2014年5月にカルロス・クアドラスと2度目の防衛戦で8R負傷判定負けして王座陥落 『観戦記842』

9月に再起し、フィリピンのゾレン・パマに8R負傷判定勝ち~11月にボビー・コンセプシオンを3RにKOでWBCアジア・スーパーフライ級王座を5度目の防衛に成功~さらに3連勝3KOして、2015年5月にホセ・サルガドを4RにTKOで降しWBCスーパーフライ級シルバー王座獲得~その後も8連勝8KOもクアドラスに敗戦後は14連勝13KOで指名試合のチャンスを掴み、2017年3月にローマン・ゴンサレスのWBCスーパーフライ級王座に挑戦し判定勝ちで王座栄冠 『観戦記1286』 9月のSUPER FLYでのローマン・ゴンサレスと再戦を4Rに見事にKOして初防衛に成功 『観戦記1382』

 

そして、2018年2月のSUPER FLY.2でファン・フランシスコ・エストラーダを判定で降し2度目の防衛に成功

 

そして、9月のSUPER FLY.3でエストラーダと再戦と云われていたが・・・・長年の恋人と別れたショックもあり!?タイでのノンタイトル戦へ出場。対戦相手は、WBCアジアフライ級王者の裵永吉(ベー・ユンキル)と対戦!

 

韓国の金海市で生まれたベー・ユンキルは、2001年12月にイ・ヨンサクに2RでKO勝ち~2戦目に判定負けをするも、その後は7連勝3KO~2007年からは1勝3敗1分と負けがこむが、2012年からは3連勝3KOする~2013年11月からタイへ活動の拠点を移して12連勝12KO~2015年2月にジョアン・インペリアルを2RにTKOで降しWBOアジアパシフィックライトフライ級王座を獲得。

さらに3月にも、リッチー・ベへクを3RにTKOで降しPABAフライ級王座を獲得~WBCでミニマム級6位にランクされ、11月にワンヒン・ミナヨーヒンのWBCミニマム級王座に挑戦も9RにTKO負けし王座獲得ならず。

2016年2月に再起して判定勝ちし、5月にWBCアジアスーパーフライ級王者のレックス・ツォーにWBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座も賭けて挑戦も4RにTKO負け~しかし、2017年2月にチャッチャイ・オーベンジャマット(無気力試合で日本には招聘禁止選手)を7RにTKOで降しWBCアジアフライ級王座を獲得~4月に、キティサック・ブーンチャイミングとドロー。

 

2018年7月21日 英雄凱旋 シーサケット・ソー・ルンヴィサイvsベー・ヨンキル

 

シーサケット・ソー・ルンヴィサイ 45勝40KO4敗1分 WBCスーパーフライ級王者

 

ベー・ヨンキル 28勝22KO7敗2分 WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王者

 

1R、シーサケットがプレッシャーをかけていく~ヨンキルは足を使い、左右に動きながら右!

 

さらにシーサケットがプレスをかけ、ヨンキルの右にカウンターの右フック!

 

ヨンキルが前に出てきても、シーサケットは上手く組んで投げる~シーサケットがガンガン前に出て、左ストレート~右フックを返す!

 

シーサケットが上下に打ちまくって、ヨンキルを追い回す!

 

ヨンキルも必死に返すが、シーサケットは止まらず打ちまくる!右フック~左!

 

ヨンキルは、徹底してクリンチ~シーサケットは強引に振りほどいて左!

 

クリンチ~ガードするだけで精一杯のヨンキル~シーサケットが狙い打ち!レフリーは再三覗き込む!

 

シーサケットがコーナーに詰めてラッシュ!レフリー止めるか!?

 

シーサケットが拳を叩きつけ、ヨンキルは崩れていき終了!

 

まぁ・・・・当然と言えば当然の、シーサケットが圧勝で1RにTKO勝ち!120ポンド契約(スーパーフライ級は115ポンド)だったのもあり、格下のベー・ヨンキルに初回から強引なまでのパワー勝負であっさりと仕留めたシーサケット。失恋?の痛みは感じさせないが、これなら9月のSUPER FLY.3に出場してくれればよかったが大人の事情があるのか。調整試合をあっという間に終わらせたシーサケットは、わずか2ヶ月半後の10月にやはりタイでWBC12位のイラン・ディアスと3度目の防衛戦をする。

ベー・ヨンキルは直ぐに再起して、1ヶ月後の8月と9月に2連勝してからは試合をしていないみたいだ。

 

★シーサケットは2019年にはマッチルームと契約する 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村