観戦記2129 UFC Fight Night.144 サイード・ヌルマゴメドフvsリカルド・ラ | 人生マイペンライ

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UFCで13連勝無敗、生涯戦績29戦無敗のThe Eagleハビブ・ヌルマゴメドフ。2020年10月のUFC254でライト級暫定王者のジャスティン・ゲイジーを2Rに三角締めで1本勝ちして引退を宣言。2021年に入り、UFCのデイナ社長の口説きにも落ちずに正式に引退。

ロシアのプーチン大統領からも直に祝辞を受けるほどの英雄になり、2019年12月の「ロシアで有名なアスリート」でフィギアスケートのアリーナ・ザギトワとならんで首位になるなどしたが、コーチでもある父親の死が引退を決意させたらしい。

ロシア人(タゲスタン共和国)のヌルマゴメドフだけに、コンバットサンボの世界王者にもなっていて、父親はコンバットサンボのタゲスタン共和国代表チームのコートもしている。やはり一族でサンボの有段者が多く、従弟のアブバカル・ヌルマゴメドフ、ウマル・ヌルマゴメドフ、ウスマン・ヌルマゴメドフもMMAで活躍している。

そして、バンタム級のサイード・ヌルマゴメドフも2017年にUFCと契約して参戦している!

 

1992年4月にロシアのダゲスタン共和国マハチカラで生まれたサイード・ヌルマゴメドフは、2009年8月にWorld Ultimate Full Contact.15でデビューしてオスーカー・ネイヴァを1Rに1本で降す~4年置いて、2013年5月にVale Tude.3でジャロン・ウール・ジェイロベイにも1Rに1本勝ち~さらに4連勝するも、2014年6月にACB.9でマゴメド・ビヴラトブに判定負けして初黒星。

2016年からはWFCAに参戦し、5月のWFCA.16でディエゴ・マーロンに判定勝ち~同月のWFCA.22でも、ウェルター・ペレイラJrに判定勝ち~10月のWFCA.30では、アブゥドゥル・ラクマン・ドュエイブに1Rで1本勝ちしてAFCバンタム級王座を獲得~2017年4月のWFCA.35でも、アンダーソン・ドス・サントスに1Rで1本勝ち~9月のWFCA.42では、ルイス・ノゲイラに判定勝ち

UFCと契約し、2018年7月のUFC Fight Night.133でジャスティン・スコギンズに2-1の判定勝ち。

 

そしてUFC2戦目は7ヶ月置いて、UFC Fight Night.144で地元ブラジルのリカルド・ラマスと対戦!

 

1995年8月にブラジルのサンパウロで生まれたリカルド・ルーカス・ラモスは‘Carcacinha骸骨‘の異名を持ち、ブラジリアン柔術は紫帯~2012年5月にCT Fightでデビューして、ジョスバルト・モレノに1Rで1本勝ち~12月にSupreme FCでウィリアム・オリベイラに1RでTKO勝ち~2013年10月にはElite FC.5で、アラン・ナスシメントを判定で降しEFCバンタム級王座を獲得。

その後も、ブラジル国内の様々な団体で3連勝~2015年4月にはLegacy FC.41に参戦して、ジャスティン・ラダーに1RでTKO勝ち~10月のLegacy FC.46でも、コーディー・ウォルカーを1Rに1本で降す~2016年5月のLegacy FC.51では、Legacy FCバンタム級王座決定戦でマニー・ヴェラスケスと対戦も1Rで1本負けし初黒星~2016年8月にはNEFで、アルフレッド・カシャキヤンを2Rに1本勝ち。

UFCと契約し、2017年2月のUFC Fight Night.104で田中路教選手に判定勝ち~11月のUFC217ではアイマン・ザハビを3Rに回転エルボーでKOし、アーリー・プレミアム1試合目ながらパフォーマンス・ザ・ナイトに選ばれる

 

2018年8月のUFC227でも、カン・ギョンホに2-1の判定勝ちしてUFC3連勝をする。UFCで3連勝中のリカルド・ラモスと、UFC初戦でUFC4勝4敗のジャスティン・スコギンズを降したサイード・ヌルマゴメドフが対決!打撃のラマスに、オールラウンダーのヌルマゴメドフがどう闘うか!?

 

2019年2月2日 UFC Fight Night.144 サイード・ヌルマゴメドフvsリカルド・ラマス

 

リカルド・ラマス 12勝1敗 元EFCバンタム級王者

 

サイード・ヌルマゴメドフ 12勝1敗 元AFCバンタム級王者

 

1R、サイードがプレッシャーをかけていき、廻るラモスにインロー!

 

お互いに、細かくフェイントを入れながら動く~サイードが左ハイキック!

 

さらに、サイードがロー!ラモスは手数出ないも、後ろ廻し蹴り!しかし、サイードはかわす~サイードが前蹴りからロー!

 

サイードが打撃で攻める!ジャブ~バックブロー!

 

さらに、サイードがバックスピン!ラモスは吹っ飛ぶ!

 

打撃が交差するが、ラモスの攻撃は当たらない~またもサイードのバックスピン!

 

ラモスは廻るだけになってくる~サイードがバックブロー!

 

お互いにグラウンドに行く気はなく、打撃を出し合う~サイードのバックスピンがラモスのどてっ腹に入る!

 

ラモス効いた!腹を押さえながら下がる~サイードがハイキックで追撃!

 

効いているラモスを金網に押し込んで、サイードが殴る!殴る!

 

下を向いて崩れるラモスに、レフリーは止めに入る!

 

見事に1Rでサイード・ヌルマゴメドフがTKO勝ちしてUFC2連勝!なんと、サンボ王者のサイード・ヌルマゴメドフが打撃のみでの勝利となる。まぁ、ハビブ・ヌルマゴメドフも打撃でコナー・マクレガーを圧倒していたので一族でバシバシ殴り合って鍛えているんだろうな。体格的には細身で、長い手足を使っての打撃はキックボクサーのようだった。

サイードの次戦は、10ヶ月後の2019年12月に今度は韓国の釜山で元修斗南米大陸フェザー級王者のラオーニ・バルセロスと対戦。

 

★次戦もプレミナリーファイトなところにUFCの層の厚さが 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村