観戦記2054 UFC on FOX.31 ジム・ミラーvsチールズ・オリベイラ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

11月25日のRIZIN.25が無事に終わる事を祈り、年末のRIZIN.26?の正式発表を待ちたい!と思いたいが、年末のRIZIN埼玉スーパーアリーナで堀口恭司選手の復活&朝倉海選手との再戦はあるのだろうか?

Youtubeでの朝倉海選手が、あの五味隆則選手の道場でグラップリングのスパーリングを観ると朝倉海選手が現在のスターなのだが・・・・やはり五味選手の存在感とウンチクが素晴らしい!

五味選手は朝倉選手に 「もうオッサンだよ!現役にはついていけないよ」 と言いながらもコンディションは悪そうには見えず、何度か噂された引退試合を観ることはできないのだろうか!?6連敗中での2018年7月のRIZIN.11で、メルヴィン・ギラードを1RにKOした1戦での埼玉スーパーアリーナの歓声はこの日1番だった。

トークの中では五味選手のほうから‘UFC‘の話題も上がったが、確かに堀口選手との再戦に勝利したらもう日本で闘う選手はいない!と、言われても異論は出ないだろう。

堀口選手はタイトル戦の1敗のみの 『観戦記858』 8戦をUFCで闘っているが、なんと五味選手は13戦UFCで闘っている。しかも、超1流のスターしか出場できなかった2016年7月のUFC200記念大会に出場しているのだからUFCの五味選手へのリスペクト具合が分かる。そして、その大興行となったUFC200で五味選手が対戦したのが五味選手に負けず劣らずの名勝負男のジム・ミラー!

 

1983年8月にアメリカのニュージャージー州で生まれたジム・ミラーは、実兄のダン・ミラーもMMA選手~8歳でテコンドーを習い、高校と大学ではレスリングをして2005年11月に22歳でMMAデビューしてReality Fighting.10でエディ・フィヴィに判定勝ち~さらに2連勝して、2006年8月のReality Fighting.13でムーシン・コーブリーを腕十字で1本勝ちしてReality Fightingライト級王座を獲得~9月にCITCでも1本勝ちするが、11月のReality Fighting.14で後にUFC王者になるフランク・エドガーに判定負けして王座陥落。

2007年4月には、アル・バックを1Rに1本で降してCFFCライト級王座を奪取~6月にアンソニー・モリソンを1Rに1本で降し初防衛に成功~10月にヌリ・シャクアーを3Rに1本で降し、USKBAウェルター級王座を獲得~11月にはRing of Combatに参戦して、クリス・リゴーリを2R終了時にTKOで降す~2008年3月にクリス・リゴーリとのリマッチを2Rに1本勝ちしてRing of Combatライト級王座を獲得~4月にはIFLに参戦し、バート・パラゼウスキーに判定勝ち。

兄と一緒にUFCと契約し、10月のUFC89でデビッド・バロンに3Rで1本勝ち~12月にマット・ワイマンに判定勝ちも、2009年3月のUFC96でグレイ・メイナードに判定負け~UFC100から5連勝して、2010年12月のUFC124でチャールズ・オリベイラに1Rで1本勝ちしてサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得。

 

2011年3月のUFC128で、カマル・シャルロスに3RでTKO勝ち~8月のUFC on Versus5でベンソン・ヘンダーソンに判定負け~2012年1月の UFC on FOX 1でメルヴィン・ギラードに1Rにチョークで1本勝ちするも、続く5月のUFC on FOX 3ではネート・ディアスにギロチンチョークで初の1本負け『観戦記175』12月のUFC155ではジョー・ローザンと凄まじい名勝負で判定勝ち 『観戦記363』 2013年4月のUFC159でパット・ヒーリーに1本負けするもヒーリーが薬物検査に引っ掛かり無効試合~UFC168でファブリシオ・カモエス、UFC172でヤンシー・メディロスに1Rで1本勝ち。2014年7月のUFC Fight Night 45でドナルド・セローニとメインで戦うも2Rにセローニのハイキック~パウンドでKOされる『観戦記833』 さらに、UFC on FOX 15でベニール・ダリウッシュに判定負け。7月のUFC on FOX 16ダニー・カスティーリョには2-1で判定勝ちも、2015年12月のUFC Fight Night 80でマイケル・キエーザに2Rで1本負け 『観戦記1079』 さらに、2016年3月のUFC196でディエゴ・サンチェスに判定負け~2016年7月、記念大会のUFC200で五味隆典選手と対戦し1RでTKO勝ち『観戦記1160』

 

8月のUFC on FOX.21で、ジョー・ローザンとの再戦を判定勝ち~11月のUFC205でもチアゴ・アウベスに判定勝ちするが・・・・2017年2月のUFC208でダスティン・ボイエー、7月のUFC213でアンソニー・ペティス、10月のUFCFight Night119でフランシスコ・トリナウドに判定負け~2018年4月のUFCFight Night128では、ダン・フッカーに1RでKO負け~9月のUFC228で、アレックス・ホワイトを1Rに1本で降し連敗から脱出。

 

そして、12月のUFC on FOX.31で対戦するのは8年振りの再戦となるチャールズ・オリベイラ!

 

1989年10月にブラジルのサンパウロで生まれたチャールズ・オリベイラ・ダ・シウヴァ(シャールズ・オリヴェイラ)は、かなり環境の悪いスラム街で育ったらしく幼少期はサッカーをする~7歳の時に心雑音とリウマチ熱を発症し、歩行困難になる程の症状でサッカーを辞める。路上でチーズサラダを売って生活し、12歳からブラジリアン柔術を習う~後のRIZINライト級王者になるホベルト・サトシ・ソウザとは柔術大会で6~7回闘い全敗だったらしい。

18歳の2008年3月に、Predator FCのウェルター級トーナメントでデビューして3連勝で優勝~12月にKawai Areana.1で1RにTKO勝ちし、同月のKorea Fight.1トーナメントも優勝~2009年4月には、ドム・スタンコを1Rに1本で降しUSKBA東海岸ライト級王座を獲得~さらに、様々なマイナー団体で5連勝してUFCと契約。

8月のUFC on Versus2でダレン・エレキンスに1R41秒で1本勝ち~9月のUFCFight Night22でエフレイン・エスクデロに3Rで1本勝ちするも、12月のUFC124でシム・ミラーに1Rで1本負け。

2011年6月のUFC on Versus.4でニック・レンツを2Rで1本勝ちするも、オリベイラの反則が認められ反則負けになる~8月のUFC on Versus.5で、ドナルド・セラーニに1RでTKO負け~2012年に入り2連勝するが、9月のUFC152でカブ・スワンソンに1RでKO負け~2013年7月のUFC162でも、フランク・エドガーに判定負け~しかし2014年からは、アンディ・オーグル、日沖発選手、ジェレミー・スティーブンス、ニック・レンツに4連勝~8月のUFC Fight Night.74のメインでフェザー級5位のマックス・ホロウェイと対戦するが、オリベイラが食道を痛め1RにTKO負け。

12月のUFC on FOX.17でマイリス・ジュリーを1Rに1本で降すも、2016年8月のUFC on FOX.21でアンソニー・ペティスに3Rで1本負け~11月のUFC Fight Night.98でフェザー級リミットをオーバーしたうえにリカルド・ラマスに2Rで1本負け~2017年4月のUFC210では、ウィル・ブルックスに1Rで1本勝ち~12月のUFC218では、ポール・フェルダーに2RでTKO負け~2018年6月のUFC225では、クレイ・グイダに1Rに1本勝ち。

 

9月のUFC Fight Night.137でも、クリストス・ジアゴスに2Rで1本勝ち

 

シャールズ・オリヴェイラがUFC契約8年4ヶ月、ジム・ミラーがUFC契約10年2ヶ月とランカークラスには勝ちきれない両者がUFCとこれだけ長期に契約しているのは試合が面白いことにつきる!テレビマッチのメインカード1試合目に組まれた名勝負男同士の対決!

 

2018年12月15日 UFC on FOX.31 ジム・ミラーvsチャールズ・オリベイラ

 

ジム・ミラー 29勝12敗1無効試合

 

チャールズ・オリベイラ 24勝8敗1無効試合

 

1R、お互いに、遠い距離からの打撃で間合いを計る

 

ジム・ミラーが踏み込んでいきロー!オリベイラはタックルで組みにいく!

 

掴んだオリベイラが、そのままジム・ミラー持ち上げて落とす!

 

直ぐにバックを奪うオリベイラ~首を取りにいく!

 

ジム・ミラーも顎を引きながら動く~オリベイラは脇から殴りスキを探る!

 

ジム・ミラー腰を浮かせながらオリベイラを揺さぶる~顎を引くが、オリベイラの前腕が首に滑り込む!

 

入った!オリベイラは足でロックしながら体を伸ばしていく!

 

なんとか逃れようとするジム・ミラーも、より深くオリベイラの腕がジム・ミラーの首に!

 

もう、タップするしかないジム・ミラー!見事にチャールズ・オリベイラが1Rで1本勝ち!

 

8年振りの再戦は、オリベイラがリベンジ成功!ノーランカー同士の闘いだったが、やはり素晴らしい試合となる。オリベイラのUFCでの1本勝ちは、この時点で12回となりUFC最多!しかも、オリベイラのフィニッシュした試合は総て1本勝ちというこれぞブラジリアン柔術という素晴らしさ。そりゃ~いまでは珍しい寝技中心の選手で、1本勝ちをこれだけ魅せられればUFCだった多少は敗けようとリリースはできない。なにせ、3試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトにも輝きファイトマネー+5万$を獲得。

そして食堂の負傷でTKO負けになったマックス・ホロウェイが、1週間前にフェザー級王者になったことに対し 『本当にうれしい。セコンドの言うことをとにかく聞いて、仕事を果たしてやり遂げた。MMAのあらゆる部分をトレーニングしているから、この試合で何が来ても大丈夫だったけど、サブミッションは大のお気に入りだからね。打撃もどんどん良くなっているけれど、コーチはいつもチャンスがあれば必ず行け、と言う。相手の背中にまわったら、とにかく攻撃し続けるだけなのは分かっていたし、チョークはいずれ決まると思っていた。マックス・ホロウェイがこの階級に来たがっていると聞いたから彼を指名したんだ。』 と話すが、ホロウェイはライト級王座を目指したりする・・・・チャールズ・オリベイラはFight Nightで勝利を重ねる

 

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