観戦記1964 UFC229 デリック・ルイスvsアレキサンダー・ヴォルコフ | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

コロナウィルスによる影響で、世界中の格闘技のニュースが寂しいせいだからなのだろうが・・・・現役の選手よりも、マイク・タイソンvsイベンダー・ホリフィールドのエキシビジョンマッチのニュースが目立つありさま。そのマイク・タイソンが無敵を誇こり3団体統一(WBOは設立前)ヘビー級王者だった1987年に現役復帰し、1991年には3団体統一ヘビー級王座のイベンダー・ホリフィールドに42歳で挑戦したのが‘像も倒すパンチ‘と云われたジョージ・フォアマン。

ジョージ・フォアマンは貧しい黒人家庭で育ち、喧嘩や窃盗に明け暮れ中学校もまともに行っていない。

しかし、1977年3月に勝てばモハメド・アリとの再戦で世界挑戦する予定も格下のジミー・ヤングに前半は圧倒するがスタミナ切れを起こし判定負け~試合後に昏倒し、イエス・キリストの存在を感じる経験をしたらしくキリスト教に目覚めて宣教師になる。ボクシングの復帰も教会の資金難によるものらしく、同じく黒人の道を踏み外した若い人達を助けていたらしい。

そんなジョージ・フォアマンに、荒れていた生活からボクシングの腕を買われ車や住まいも用意されてボクシングに誘われたのが‘The Blak Beast‘デリック・ルイス!

 

シルバーバック・ファイトクラブ所属デリック・ルイスは苦労人で、ルイスは7人兄弟の母子家庭で育つ。母親の再婚相手に暴力を受ける~喧嘩に明け暮れる10代を送り17歳でボクシングを始める~アメフトの奨学生として大学に進むも、恋人の元旦那とトラブルになり銃で脅された為に攻撃をし相手の左目を失明させ刑務所に3年半収監されてしまう。出所後、働きながら総合格闘技を始める~2010年4月、Worldwide Gladliatorでニック・ミッチェルに2RにTKO勝ちでデビュー戦を飾る~2戦目は判定負けも、7月の3戦目にライアン・マルチネスを2RTKOで降し、FTWヘビー級王座を獲得。4戦目はWorld Wide Gladiatorでラキム・クリーブランドを2Rに腕十字で初の1本勝ち~2011年2月にはテイラー・ハーバートを1RでKOしIXFAヘビー級王座を獲得~その後も、Bellator、Immortral Kombat Fighting、Legacy Fighting、FTW、RFA、2012年8月にはジャレッド・ロショルトを2RにKOし Legacy FCヘビー級王座を獲得~1度防衛し、2014年4月の UFC on FOX.11でUFCに初参戦しジャック・メイを1RにパウンドでTKO勝利~7月にもグトー・イノセンチを1RにパウンドでKO~しかし9月の、UFC Fight Fight 50ではマット・ミトリオンに1RでKOされる~2015年2月のUFC184ではルアン・ポッツ2RにパウンドTKO勝ち~6月のUFC Fight Fight 68ではショーン・ジョーダンに2RにTKO負け。しかし、ヴィクトル・ペスタ、ダミアン・グラボウスキー、ガブリエル・ゴンザーガに3連勝してランキングを12位まで上げる~2016年7月のUFC Fight Fight.90でヘビー級10位のロイ・ネルソンに判定勝ち 『観戦記1243』

さらに12月のUFC Fight Fight.102ではメインでシャミル・アブドゥラヒモフを4RにTKOで降す~2017年2月のUFC Fight Fight.105のメインでも、ヘビー級9位のトラヴィス・ブラウンを2RにKO勝ち~ヘビー級6位にまでランキングを上げるが、2017年6月のUFC Fight Night.110でマーク・ハントに4RにTKO負け 『観戦記1633』

 

2018年2月のUFC Fight Night.126で、ヘビー級9位のマルチン・ティブラを3RにKOする~7月のUFC226では、ヘビー級1位のフランシス・ガヌーと「歴史上もっとも退屈なヘビー級マッチ」と呼ばれた凡戦も判定勝ち。

 

そして、王座挑戦の為にも名誉挽回となるか!?UFC229で対戦するのはヘビー級5位アレキサンダー・ヴォルコフ!

 

1988年10月にロシアのモスクワで生まれたヴォルコフは、子供の頃から様々なスポーツをして9歳から空手を始める~通信眼黒帯、極真空手黒帯、ブラジリアン柔術紫帯、芦原空手ロシア王者、モスクワのパンクラチオン3度王者などの戦績を積む~バウマン・モスクワ州大学卒業後にプロデビュー~2012年10月にはBellator.75に参戦し、初代王者のコール・コンラッドの引退によるヘビー級王座決定トーナメント1回戦でブレッド・ロジャースに判定勝ち~11月のBellator.80での準決勝は、ヴィニシウス・ケイロスを2RにTKOで降す~12月のBellator.84での決勝は、リチャード・ヘイル判定で降し優勝するとともに第2代Bellatorヘビー級王座を栄冠。

2013年11月のBellator.108でヴィタリー・ミナコフに1RにTKO負けして王座陥落~2014年のBellatorヘビー級トーナメントでは、3月のBellator.111での1回戦ではマーク・ホロタを1RにTKOで降す~4月のBellator.116での準決勝も、マイティー・モーを1RにTKOで降す~5月のBellator.120の決勝では、ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフを2Rに1本勝ちして優勝。

2015年4月のBellator.136でトニー・ジョンソンに判定負け~6月のBellator.139でシーク・コンゴに判定負けしてBellatorからリリースされる。

2016年2月にM-1 Challenge.64に参戦し、王座決定戦でデニス・スモルダレフを3Rに1本勝ちして王座獲得~6月のM-1 Challenge.68では、アッティラ・ベグを1RでKOして初防衛に成功。

UFCと契約し、11月のUFC Fight Night.99でティモシー・ジョンソンに判定勝ち~2017年4月のUFC on FOX.24でロイ・ネルソンに判定勝ち~9月のUFC Fight Night.115のメインでヘビー級8位のステファン・ストルーフェを3RにTKOで降す~2018年3月のUFC Fight Night.127のメインでヘビー級3位のファブリシオ・ヴェウドゥムに4RでKO勝ち。

 

ヘビー級5位までランキングを上げてきたヴォルコフと、ランキング2位のデリック・ルイスの次期挑戦者決定戦となるだろう1戦!デリック・ルイスの豪快な1発が炸裂するか!?6連勝中、UFCでも負けなしの4連勝中のアレキサンダー・ヴォルコフが一気に王座戦に進むか!?

 

2019年10月6日 UFC229 デリック・ルイスvsアレキサンダー・ヴォルコフ

 

デリック・ルイス 20勝5敗1無効試合 ヘビー級2位

 

アレキサンダー・ヴォルコフ 30勝6敗 ヘビー級5位

 

1R、お互いに慎重も、デリック・ルイスが豪快なパンチを振る!

 

ボルコフは、ローからスイッチして左ストレート!効いたか!?ヴォルコフが連打!

 

デリック・ルイスは廻る~ヴォルコフが左ミドル!デリック・ルイスは右!かわしたヴォルコフがカウンター!

 

デリック・ルイスがタックルから足をかけて倒しにいくが、逆にヴォルコフが上になる

 

スタンドに戻り、ヴォルコフが左ミドル!デリック・ルイス右!

 

組み付いたヴォルコフが、体を浴びせて倒す~ヒジからバックを取り、チョークを狙う

 

しかし、デリック・ルイスがひっくり返してヒジ!パウンド!

 

2R、ヴォルコフが打撃でプレッシャーをかけ、デリックルイスを下げる~右!連打!

 

デリック・ルイスはタックルにいくが、ヴォルコフはかわす

 

ヴォルコフが、逆ワン・ツーからミドル!ボディー!さらに、ヴォルコフがパンチで攻める!

 

ヴォルコフが組み付いてルイスを寝かせようとするが、デリック・ルイスも堪えてパンチで反撃!

 

ヴォルコフが慎重になるが、デリック・ルイスはスタミナ温存か!?動かない~ヴォルコフが左ミドル!

 

さらに、ヴォルコフはハイキック!デリック・ルイスは休みながら、時おり出すパンチが凄まじい!

 

3R、ヴォルコフがジャブ~ローで前に出る!手数少ないデリック・ルイスが足を取りにいくが、またもヴォルコフにかわされる

 

それならば!と、ルイスはパンチで突っ込むもヴォルコフはかわす

 

逆に、ヴォルコフがパンチラッシュ!デリック・ルイスは亀になってガードする

 

ヴォルコフの左に、またもデリック・ルイスは目を気にする

 

ヴォルコフはラッシュ!デリック・ルイスは再び亀になる

 

デリック・ルイスは手数が出ない~ヴォルコフがミドル!ロー!で攻め立てる!

 

デリック・ルイスもスイッチしながら打撃を出すが、ヴォルコフも警戒している

 

残り時間も少なくなり、デリック・ルイスがガムシャラに振る~ヴォルコフも必死にディフェンスするが、ルイスの右!

 

吹っ飛んだヴォルコフに、デリック・ルイスが直ぐにパウンド!

 

デリック・ルイスが止まらない!ヴォルコフはガードできない!

 

デリック・ルイスの右!ついにレフリーが止めに入る!

 

まさにヘビー級!スタミナも切れ、ポイントでも負けていただろうデリック・ルイスが1発で試合をひっくり返す。これで上位ランカーに3連勝となり、一気にダニエル・コーミエのヘビー級王座挑戦を掴む!しかし、1発クリーンヒットが当たればと言ってもこの大味でダニエル・コーミエには・・・・

デリック・ルイスは、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトにも選ばれてファイトマネー+5万$獲得し 『俺はマネーを掴んだ! やるからには勝ちに行くよ、ましてやマジソン・スクエア・ガーデンだしな、本当はスティーペが挑戦者に相応しかったと思っているよ。ずっとチャンピオンだったしななんでスティーペの前に俺にチャンスが与えられたのかは分からない』 と、なんとも正直な反応を話すが・・・・わずか1ヶ月後の2018年11月3日のUFC227でライトヘビー級&ヘビー級を制した‘黒いヒョードル‘ダニエル・コーミエに挑戦!

 

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