観戦記1950 WBOウェルター級王座戦 ジェフ・ホーンvsゲイリー・コーコラン | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

世界中の格闘技が中止や延期されている中で、マイク・タイソンのド迫力の練習映像と共にマニー・パッキャオが息子のミットを持っている動画が世界中で観られている。タイソンの動画にはコナー・マクレガーが反応したり、チャリティマッチで対戦が噂されるイベンダー・ホリフィールドが反応したり盛り上がっている。パッキャオに関しては・・・・とんでも無い奇跡の活躍したパッキャオだけに、血を引き継いでいるとはいえ難しい感じの映像だった。

昨年にもパッキャオの息子さんが金網の中で闘う映像や、エイドリアン・ブローナーとの対戦前にフレディ・ローチと練習している映像もあったがなんとも言えない内容。そんなパッキャオは、2015月のフロイド・メイウェザーとの世紀の対決は 『観戦記865』 驚異の460万件のPPVを叩きだしたものの、その後のティモシー・ブラッドリーⅢは40万件 『観戦記1105』 ジェシー・バルガス戦が30万件 『観戦記1240』 ワールドツアーと題して、2017年7月にオーストラリアで闘ったジェフ・ホーン戦はPPV無し 『観戦記1336』 しかも、まさかまさかの判定負けしてWBOウェルター級王座から陥落・・・・

そして、ジェフ・ホーンとリマッチを11月に進めていたが国会議員でもパッキャオとの日程が合わすにパッキャオ陣営が撤退。

そして、新王者のジェフ・ホーンは地元オーストラリアのブリスベンで初防衛戦!

 

1988年2月オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンに生まれたホーンは、本を読んだりゲームで遊ぶのが好きでサッカーやラクビーもしたが、自称「オタク」で、イジメられていたので9歳のときに自己防衛の為にボクシングを始める。10歳の時に初の試合をし、23歳で2011年度世界選手権ライトウェルター級に出場~2012年ロンドンオリンピックに出場しベスト8に入った。2013年3月にデビューし、ジョディ・アレンを2RにTKO勝ち~4月にトゥリン・ロフィア、5月にヌンチャム・キャットソンサンをKOするも、8 月のリバ ン・セゼールには負傷引き分け~9月に、豪州ウェルター級王座決定戦でサミュエル・コロンバンを1RでKOし王座獲得~11月にアスウィン・カブイを2RにTKO、12月にノーフェル・ベン・ラバーに判定勝ち~2014年3月に、WBOオリエンタルウェルター級王座決定戦でリバン・セゼールを9RにTKOで降し栄冠~7月には、WBOオリエンタルウェルター級王座の初防衛戦とPABAパンアジアウェルター級王座決定戦のWタイトル戦でフェルナンド・フェレイラ・ダシルバに判定勝ちし2冠~12月に両王座の防衛戦でロブソン・アシスを5RにKOし防衛に成功~2015年6月には、ホーンの2冠とリッチモンド・ドジャーベングのWBA環アフリカウェルター級王座の統一戦を3RにTKO勝ちし3冠~さらに8月には、ビクトル・プトロニコフのIBFインターコンチネンタルウェルター級王座と統一戦をして7Rに負傷判定勝ちで4冠~WBA環アフリカウェルター級王座は返上したものの、11月にアルフレド・ロドルフォ・ブランコを判定で降しWBAオセアニアウェルター級王座を獲得し再び4冠~12月に、WBOオリエンタル&IBFインターコンチネンタルウェルター級王座防衛戦でアフメド・エル・ムサビを判定勝ちし王座防衛~2016年4月には、IBFインターコンチネンタルウェルター級&WBOインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦で元WBAスーパーライト級暫定&WBOスーパーライト級&IBFウェルター級のランドール・ベイリーを7R終了棄権に追い 込み、IBFインターコンチネンタルウェルター級王座の防衛とWBOインターコンチネンタルウェルター級王座を獲得する~10月には、リコ・ミューラー9RにTKO勝ちでIBFインターコンチネンタルウェルター級王座を防衛~12月には、WBO8位のアリ・フネカを6RにTKOで降しWBOインターコンチネンタルウェルター級王座を防衛。

そして、WBO1位としてWBOウェルター級王者のマニー・パッキャオに挑戦し微妙な判定ながら判定勝ちして王座獲得 『観戦記1336』

 

当然、パッキャオと再戦かと思われたがパッキャオがフィリピンの国会時期と重なり(パワーファイターを嫌った?)WBO10位のゲイリー・コーコランと初防衛戦!

 

1990年11月にイギリスのロンドンに生まれたコーコランは、2011年11月に21歳になる直前にデビューしてビリー・スミスに判定勝ち~その後も13連勝6KOして、2016年3月にWBOインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦でダニー・バトラーを大差判定で降し王座獲得~7月に、リアム・ウィリアムスのBBBofc英国スーパーウェルター級王座に挑戦も11RにTKO負けして初黒星。

2017年3月にジェームス・ゴーマンを5RにTKOで降し再起すると、7月にラリー・エクンダヨを2-1の判定で降しWBOインターコンチネンタルウェルター級王座を獲得。

 

当時はWBO1位ながらオーストラリア国内しか試合をしていなく、世界的には有名とは言えなかったホーン。オーストラリア州政府とも試合開催の契約も結び、コーコランとの防衛戦をクリアーすればパッキャオとの再戦や4団体統一スーパーライト級王者のテレンス・クロフォードとの対戦が噂される中で鬼門の初防衛戦!

 

2017年12月13日 WBOウェルター級王座戦 ジェフ・ホーンvsゲイリー・コーコラン

 

ジェフ・ホーン 17勝11KO無敗1分 初防衛戦

 

ゲイリー・コーコラン 17勝7KO1敗 WBO10位

 

1R、左右に動くコーコランに、ホーンは走りこむように体ごと飛込みぶつかり打っていく!

 

2R、ホーンが、得意の右で突っ込んで左を返す~そのまま揉み合うもホーンの右オーバーフック!それでもコーコランが、手数多く前に出る当てる

 

3R、コーコランが、スピードを上げて打っていく~ホーンは受け身になるとパンチを貰ってしまう

 

真っ直ぐに正面向いて下がるホーンに、コーコランが追う!ボディー!

 

4R、お互いに距離を取る~ホーンがタイミングのいい左を当てるが、コーコランのジャブのように飛び込むダイレクトの右が当たる!

 

5R、軽いながらも、右から入ってくるコーコランにホーンは出鼻を挫かれる~さらにコーコランが右を当てる!

 

6R、ホーンが体ごと出るが、コーコランはかわしながら動き左を当てる!

 

ホーンが足を使い廻るが、コーコランは軽いながらも右から入り当てていく!

 

7R、ホーンが頭を当てながらでも振っていくが、コーコランは体を大きく振りながらかわす

 

お互いにダイレクトの右!しかし、両者とも疲れもあり縺れる場面が多くなる

 

8R、コーコランが、足を使いながら左を当てる~ホーンは詰めていき左フック!左ボディー!効いたか!?ホーンが一気に攻めるが、コーコランも手数も落ちない

 

9R、勢いよくコーコランが飛び込む~ホーンは押し込まれて見映えが悪くなる

 

しかし、ホーンは左を突いていき、コーコランを止めて右を打ち降ろす!

 

さらにホーンは、リズムよく動いきながら細かくパンチをまとめる!

 

10R、ホーンが一気に出る!コーコランは、ダメージと疲れで動けず押し込まれる!

 

ホーンのラッシュが止まらない!レフリーも覗いているが、コーコランはクリンチで凌ぐ

 

11R、ラウンド開始直後、コーコランの左目腫れにドクターチェック

 

ホーンが左を突いて追い回し、コーコランをロープに詰めたら右アッパー!

 

コーコランは、苦しいながらもなんとか廻り耐えるが・・・・

 

コーコラン陣営からタオルが振られ終了!

 

見事に11RにTKO勝ちで、ジェフ・ホーンが初防衛に成功!コーコランも動きながら軽いパンチを当てている場面もあったが、いつホーンが捕えるにしか見えない試合内容だった。採点表を見ると、10Rまでにコーコランが取っていたのはジャッジ1者が6Rのみ、もう1者のジャッジが2Rのみ、そしてホーンにフルマークのジャッジが1者という完勝だけに目の腫れもありセコンドのタオルも仕方がないところか。

パッキャオ戦で見せた、あの頭から突っ込み体を当てていく試合ぶりは健在ではあったが極め手には欠く展開だった。ホーンは 『タイミングがずれていたが、最後に捕らえることができた。とにかくネジ伏せようと思った』 と話し、ボブ・アラム氏が話していた4団体統一スーパーライト級王者のテレンス・クロフォードとの対戦には 『大きな可能性だね。クロフォードと皆が観たいなら、闘うかもしれない』 と、話しビックマッチ&ビックマネーを掴みに初めてオーストラリアを離れラスベガスのMGMアリーナでクロフォードの挑戦を受ける!

 

★ホーンの異名が「ホーネット(蜜蜂)」は合ってない気がする 格闘業blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村