観戦記1919 UFC228 ウェルター級王座戦 タイロン・ウッドリーvsダレン・ティル | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

元々は‘なんでもあり‘らしく階級無く始まったMMA(UFC)だが、ネバタ州(ラスベガス)のようにアスレチックコミッションスポーツ興行を管轄するところでは開催の許可が下りなかったが、MMA(ミクスド・マーシャル・アーツ)名付けの親と云われるジェフ・ブラドニックとレフリーのジョン・マッカーシーが中心となり、全米のアスレチックコミッションを廻り様々な協議&協調を計る。そして1997年2月のUFC12で階級制ができ、初代ヘビー級(120kg)王座決定戦でマーク・コールマンが栄冠。12月には、旧ミドル級(90.7kg現在のライトヘビー級)王者にフランク・シャムロックが栄冠。さらに、2001年5月のUFC31で現在に続く階級分けとなり旧バンタム級(70.3kg)がライト級~旧ライト級(77.1kg)がウェルター級~旧ウェルター級(83.9kg)がミドル級となる。

ウェルター級はそのUFC31で、王者のパット・ミレティッチにカーロス・ニュートンがスタンディングチョークで新王者になる~さらに、11月にマット・ヒューズが三角締めをかけらえたままリフトアップからニュートンを落として両者失神もマット・ヒューズが新王者~さらにBJ・ペンの2階級制覇や、GSP(ジョルジュ・サン・ピエール)の長期政権など屈指の人気階級となる。

しかし、GSPの返上~長期離脱後は群雄割拠となるが、20016年7月のUFC201でロビー・ローラーを1RにKOしたタイロン・ウッドリーは安定王者となる。

 

王者のタイロン・ウッドリーは、大学時代からオールアメリカンに2度選ばれるなどレスリングで鳴らす~2009年2月に27歳でMMAデビュー~6月にはStrike Forthに参戦しサルバドール・ウッズに1本勝ち~2012年7月、10戦無敗のMMA戦績でStrike Forthウェルター級王者のネイサン・マーコートに挑戦もTKO負け~2013年2月、UFC156で元IFLウェルター級王者のジェイ・ヒエロンを1R36秒でKO~しかし、6月のUFC161でジェイク・シールズに1-2の判定負け~11月のUFC167でジョシュ・コチェックを1RでKO勝ち~2014年3月の171で、カルロス・コンディットに2Rに負傷TKO勝ちし事実上の王座挑戦権を獲得 『観戦記733』しかし、2014年6月のUFC174でローリー・マクドナルドに判定負け。8月のUFC Fight Night.48でキム・ドンヒョンに1RでKO勝ち~2015年1月のUFC183ではケルヴィン・ガストラム2-1の判定勝ち。そして、2016年7月のUFC201にてローラーを1RでKOし王座栄冠

 

2016年11月のマジソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC205で、1位のスティーブン・トンプソンとの初防衛を1-0のドローでウッドリーが初防衛成功 『観戦記1237』2度目の防衛戦は、4ヶ月おいて2017年3月のUFC209でスティーブン・トンプソンとのダイレクトリマッチを2-0の判定勝ちし2度目の防衛に成功  『観戦記1324』 2016年11月のマジソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC205で、1位のスティーブン・トンプソンとの初防衛を1-0のドローでウッドリーが初防衛成功 『観戦記1237』2度目の防衛戦は、4ヶ月おいて2017年3月のUFC209でスティーブン・トンプソンとのダイレクトリマッチを2-0の判定勝ちし2度目の防衛に成功  『観戦記1324』 7月のUFC214でも、ウェルター級1位のデミアン・マイアを判定で降し3度目の防衛に成功 『観戦記1403』

 

しかし、ウッドリーは1Rに右肩を怪我してしまい関節唇の手術となり長期欠場・・・・そして、1年2ヶ月振りの防衛戦となる相手はウェルター級2位‘ゴリラ‘ダレン・ティル!

 

1992年12月生まれイングランドのマージ―サイド州出身のティルは、12歳からムエタイを始めるが 「人をぶちのめしたい」 と学校も辞めてムエタイ系の試合に出て実績をあげる~17歳の時からMMAに転向して、リバプールのチーム・カオボンで練習をする~19歳の時にパーティーで乱闘をして刺されるなどした為、コーチが練習に集中できるようにブラジルのアストラ・ファイト・チーム行きを勧められる。

2013年2月にブラジルのSpartaMMA.3でデビューして、ルシアーノ・オリベイラ・リベイロに判定勝ち~その後も南米各地のローカル大会で11連勝して、2015年5月にUFCと契約~UFC Fight Night.67で、ウェンデル・オリベイラに2RでKO勝ち~10月のUFC Fight Night.76ではニコラス・ダルビーとドロー~4年間のブラジル就業からイギリスに戻るも、肩の負傷で1年7ヶ月のブランクをつくる~2017年5月のUFC Fight Night.109で、ジェシン・アヤリに判定勝ちも計量を5ポンドオーバーして罰金を喰らう~9月のUFC Fight Night.115でも、ボヤン・ベリチコビッチに判定勝ち~10月のUFC Fight Night.118のメインで、ウェルター級1位のスティーブン・トンプソンを判定で降すが・・・・またもティルが計量オーバーでファイトマネーの30%罰金。

 

無敗のティルがウェルター級1位となり、いよいよ王者のウッドリーに挑戦!この時点でUFC唯一の安定王者となっているウッドリーは、1年2ヶ月振りの闘いで盤石振りを魅せるか!?

 

2018年9月8日 UFC228 ウェルター級王座戦 タイロン・ウッドリーvsダレン・ティル

 

タイロン・ウッドリー 18勝3敗 4度目の防衛戦

 

ダレン・ティル 17勝無敗 ウェルター級2

 

1R、軽いステップのウッドリーにティルが前に出るが、ウッドリーが突如右を打ち込む!

 

ウッドリーが首相撲から組み付く~ティルを金網に押し込むが、両者とも展開なくブレイク

 

お互いに警戒して手数が少ない~ウッドリーがボディーストレート!

 

お互いに手数少ない~ウッドリーが足を取り、そのまま金網まで押し込むがティルは体を入れ替える!

 

またも展開なく離れる~打撃を打ち合うが、両者とも有効打はない

 

2R、ティルがパンチで前に出る!ウッドリーは下がりながらも得意の右!

 

ティルは吹っ飛ぶ!ウッドリーがパウンド!ティルは必死にディフェンスするも、激しいのを貰っている!

 

ウッドリーが上を取る~ティルは必死にガードする

 

ウッドリーは上からヒジも落とす!さらにヒジ!ヒジ!レフリー止めるか!?

 

必死にガードポジションを取ろうとするティルだが、ウッドリーはインサイドからヒジ!

 

ティルは、足を絡ませながらなんとか堪える!

 

それでもティルは、ウッドリーのヒジ&パウンドを貰い続ける!

 

完全に嫌がったティルが潜ろうとするが、その隙にウッドリーがダースチョーク!

 

ティルは落ちたか!?なんとかタップをする!

 

見事にウッドリーが2Rに1本勝ちで、ウェルター級王座4度目の防衛に成功!まさか早いラウンドでウッドリーが1本勝ちをするとは・・・・と言っても、ウッドリー得意の右からヒジ&パウンドで仕留めに入る寸前だった。1Rはティルもウッドリーの右を警戒してブロックしていたが、2Rに攻めにいったところをウッドリーの狙い澄ました1発を貰ってしまった。

これでデイナ・ホワイト社長は『コルビー・コヴィントンが次期挑戦者だ。コヴィントンがケガをしているので、カマル・ウスマンはバックアップとしてチャンスを得られた』 と話していたが、11月のThe Ultimate Fighter.28 Finalでウェルター級3位のハファエル・ドス・アンジョスを判定で降しUFCで負け無し9連勝を飾ったカウル・ウスマンがUFC235で挑戦!この日はテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで開催され、14,000人の観衆でゲート収入は174万$だったらしいが2009年以降での同会場ではワーストだったらしい。

 

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