観戦記1897 UFC227 カブ・スワンソンvsヘナート・モイカノ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

2月のRIZIN.21の素晴らしいところは、初の静岡大会を開催したしたことだと思う!静岡でも名古屋に近い浜松市での開催だったのでメインは朝倉未来選手が飾り、浜松市に在住しているホベルト・サトシ・ソウザ&ホベルト・ヨシヲ・ソウザと元静岡県警出身の関根‘シュレック‘秀樹選手が出場した。PRIDEやDREAMでも開催していなかった静岡大会を開催したことは、RIZINの心意気とMMAを根付かせる為には大切なことだと思う。

RIZIN.21ではキックルールとMMAルールで120kg契約の試合が1試合ずつあったが、基本的には70kg以下の試合がほとんどであり思い切ってRIZINはかつてのWECのように70kg以下に絞るのも手ではないのか!?WECも最初はバンタム級(61.2kg)~スーパーヘビー級まで設定されていたが、2009年からはライト級(70.3kg)以下になり当時UFCでは手薄な軽量級に力を入れてスピーディーな試合を売りにした。WECがUFCに吸収される最後の王者は、ライト級がアンソニー・ペティス、フェザー級がジョゼ・アルド、バンタム級がドミノク・クルーズと聞くだけでもレベルの高さが分かる。

ジョゼ・アルドにはWECで8秒でKOされたが、その前の試合では後にDREAM王者になる高谷裕之選手に勝利しているのが名勝負男のカブ・スワンソン!

 

スワンソンは、スウェーデン人系のアメリカ人の父親とメキシコ系アメリカ人の母親の間に生まれる。しかし、スワンソンが3歳の時に父親が亡くなる~19歳から柔術を習い学生時代はサッカーをしていたらしい。脳性麻痺協会で働らき障害を持つ子供介護をしながら練習を続け、2004年7月にTotal Combat でデビューも1Rで1本負け~その後は連勝し、2005年8月からはKOTCにも参戦し連勝を重ねる。2007年3月にはWECに参戦し、トミー・リーを1Rで1本勝ち~12月に初代UFCライト級王者だったジェンス・バルヴァーと対戦も、1Rのわずか35秒で1本負けし連勝が11で止まる。2008年12月には高谷裕之選手に勝利するが、ジョゼ・アルド、チャド・メンデスなどのトップファイターには黒星。2012年11月の、UFC on FOX 1でUFCにデビューもリカルド・ラマスに2Rに1本負け~しかし、その後はシャールズ・オリヴェイラ、デニス・シヴァーなどに連勝しランキングもフェザー級4位まで上げる。2014年6月のUFC Fight Night 44のメインでジェレミー・スティーブンスとのランカー対決を、壮絶な殴り合いで判定勝ち 『観戦記820』 しかし、11月の UFC Fight Night 57で元ライト級王者のフランク・エドガーに5Rに1本負け~2015年4月の UFC on FOX.15でマックス・ホロウェイにギロチンで1本負け~それでも2016年4月のUFC on FOX.19で、ハクラン・ディアスに判定勝ち~8月のUFC Fight Night.92では川尻達也選手に判定勝ち 『観戦記1584』 2016年12月のUFC206では、フェザー級11位のチェ・ドゥホと凄まじい殴り合いで判定勝ち~2017年4月のUFC Fight Night.108ではアーテム・ロボフと、またも激戦をして判定勝ち~しかし、12月のUFC Fight Night.123で6位のブライアン・オルテガに2Rで1本負け~2018年4月のUFC Fight Night128で、3位のフランク・エドガーに判定負けして3連敗・・・

 

そして、UFC227で対戦するのはフェザー級10位のヘナート・モイカノ!

 

1989年5月生まれブラジルのブラジリア出身のヘナート・モイカノ・カルネイロは、子供の頃の髪型がモヒカン(モイカノ)だったらしくリングネームに付けたらしい~子供の頃からMMAとムエタイを始めて、21歳になる1日前の2010年5月にJungle Fight.18でデビューしてアレクサンドレ・アルメイダに2Rで1本勝ち~その後もJungle Fightで4連勝するが、2012年12月のSHOOT BLACIL.36でフェリペ・フロレスとドロー~その後もJungle Fightで2連勝して、2014年7月のJungle Fight.71でイスマエル・ボンフィムを1Rに1本で降してJungle Fightフェザー級暫定王座を獲得。

9月にブラジルで開催されたUFC Fight Night.58でトム・ニーニマキに2Rで1本勝ち~UFCと正式契約し、2016年5月のUFC198でズバイラ・トゥフゴフに2-1の判定勝ち~2017年4月のUFC on FOX.24でフェザーザー級5位のジェレミー・スティーブンスに2-1の判定勝ち~7月のUFC214では、フェザー級8位のブライアン・オルテガと無敗対決も3Rに1本負け~しかし、2018年4月のUFC223でフェザー級13位のカルヴィン・ケイターに判定勝ち。

 

前戦でフェザー級3位のフランク・エドガーに判定負けして、王座戦線からまたも後退し連敗中のスワンソンはここで3連敗する訳にはいかない!当時フェザー級5位のオルテガには負けたものの、再び連勝街道へ突き進みたい10位のモイカノはアメリカントップチームにも加入した成果を魅せるか!?

 

2018年8月4日 UFC227 カブ・スワンソンvsヘナート・モイカノ

 

カブ・スワンソン 25勝9敗 フェザー級5位

 

ヘナート・モイカノ 12勝1敗1分 フェザー級10位

 

1R、スワンソンがアウト&インローを蹴っていく!モイカノは前に出ようとするが、スワンソンは左右に動きながらロー~左フック!

 

モイカノも、スワンソンのローに右を合わせる!

 

モイカノがハイキック!ブロックしたスワンソンがパンチを返す!スワンソンに対して打撃戦を挑むモイカノも、やはりスワンソンの左フックが鋭い!

 

接近戦から、やはり激しい打撃戦になる!

 

スワンソンがフェイントを入れるが、つられないモイカノが左!

 

足が揃っていたのか!?タイミングが良かったのか!?スワンソンは後方に倒れる!

 

モイカノがパウンドの嵐!極めるか!?スワンソンは必死にガードする

 

スワンソンが立つ~しかし、足を取ったモイカノが金網まで押し込んで再び寝かせる

 

モイカノがスルスルッとマウントを奪う!パウンド!

 

スワンソンは必死に動く~足をからませハーフになり逃れようとするが、モイカノがバックを奪う!

 

一気にモイカノがチョーク!スワンソンは顎を引いてなんとか堪える

 

しかし、モイカノの腕がグっと入り込む!スワンソン苦しい!

 

スワンソンはタップするしかない!

 

見事にモイカノが1Rで1本勝ち!レジェンドになりつつあるスワンソンに礼を尽くす

 

スワンソンはこれで3連敗となってしまい、モイカノは再び連勝となる。スワンソンが殴り負けてしまい、ダウンから一気に極められてしまうとは・・・・モイカノはデビュー以来、1本勝ちの総てはチョークでの1本なのはスワンソンも分かっていただろうが、長い左でダウンをして一気に極めきってしまった。

モイカノは2万6000$のファイトマネー+勝利ボーナス2万6000$を獲得し、敗けたカブ・スワンソンだが、流石の面白い試合ぶりで9万ドルのファイトマネーを得る。

勝ったモイカノの次戦は2020年2月にフェザー級2位のジョゼ・アルドと対戦、3連敗となったスワンソンは、2019年5月にシェーン・ブルゴスと対戦と対戦し・・・・その後は10月に、痺れまくったクロン・グレイシーとの1戦へ向かう!

 

★スワンソンはティモシー・ブラッドリーと高校の同級生 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村