《本日のTV観賞》
年末の朝倉海選手との再戦が決まっていた、RIZIN&Bllatorバンタム級王者の堀口恭司選手が怪我で欠場・・・・そして、両王座の返上を申しでる。Belltorのスコット・コーカー代表は 『堀口選手は真の武道の精神を持つ真のチャンピオンであるため、タイトルを返上し、この階級を前進させることを選択しました』 と、1年間ベルトを止める事を懸念しての返上。変に暫定王座が誕生するよりは、1年という長期欠場なのでしょうがないところだろうか!?
そうかと思えば、暫定王者やスーパー王者がまだまだ多いWBA王者複数問題。1人の王者の階級はミニマム級、フライ級、バンタム級(井上選手がスーパー王者だから直ぐにレギュラー王者が誕生するが)ライト級(これもワシル・ロマチェンコがスーパー王者)ウェルター級のみ。
WBOはバンタム級王者のゾラニ・テテで、暫定王者がジョンリル・カシメロだが明日(11月30日)に王座統一戦をする。
2019年11月現在で、1階級1王者の当たり前の状況なのがIBFのみ!IBFは挑戦者決定戦を上位ランカー同士で行うことも多く、観ているほうとしてはスッキリしてクリーンなイメージ。IBFスーパーウェルター級王者もジャレット・ハードも、ジャーマル・チャーロがスーパーウェルター級王座を返上してミドル級に上げた為に2位のジャレット・ハードと3位のトニー・ハリソンが挑戦者決定戦の予定が王座決定戦になり王座栄冠。
1990年8月生まれアメリカのメリーランド州出身ハードは、アマで30戦程はしているが、2008年ナショナル・ゴールデングローブスにミドル級で出場し2回戦で敗退ぐらいしか目立った戦績は残していない~2012年9月にマイク・アーノルド相手にミドル級でデビューして1RにKO勝ち~連勝は続けるが強豪との対戦はなく、2014年末までは14連勝8KOも6回戦での戦績~8回戦、10回戦にクラスを上げても3連勝3KOして2016年6月に、初の名前のある選手ロンドン五輪メキシコ代表のオスカー・モリナと対戦し10RにTKO勝ち。
2016年11月に元世界1位でケル・ブルックのIBFウェルター級王座に挑戦経験のある 『観戦記863』 イオナット・ダン・イオンを6RにTKOで降す 『観戦記1492』
そして、ジャーマル・チャーロが返上したIBFスーパーウェルター級王座を3位のトニー・ハリソンと王座決定戦で争い9RにTKOで降し世界王座栄冠 『観戦記1520』
そして、初防衛戦に迎える挑戦者は!元WBAスーパーウェルター級王者のオースティン・トラウト!
わずか10歳で母親に連れられてジムに見学に行き、アマで206戦していてる。19歳の時に全米選手権ウェルター級(69kg級)で優勝~ナショナル・ゴールデングローブでは準決勝で後のWBAミドル級王者のダニエル・ジェイコブスに判定負け~アテネ五輪の予選を勝ち進むが、後のスーパーウェルター級世界ランカーのバーネス・マーティロスヤンに判定負け~2005年の全米選手権は、後のWBO&WBAスーパーウェルター級王者のデメトリアス・アンドラーデに判定負け~2005年9月にフスト・アルマサン3RにTKO勝ちでデビュー戦を飾る~2007年1月のラウル・ムニョスまで8連続KO勝ちも、9戦目 のフリオ・ペレスと10戦目のアブディアス・カスティーリョには判定勝ち~2009年3月の17戦目にマルティン・アビラを4RにTKO勝利し、WBAインターナショナルスーパーウェルター級王座を無敗で獲得~2009年9月にはニルソン・フリオ・タピアを判定で降し、WBAラテンアメリカスーパーウェルター級王座を獲得~11月には、タロンズ・ワシントンをジャッジ3者ともフルマークの判定で降しWBC米大陸スーパーウェルター級王座を獲得。
当時、WBAスーパーウェルター級王者のミゲール・コットがスーパー王者に昇格⇒WBAスーパーウェルター級王座決定戦を、当時WBAスーパーウェルター級暫定王者だった石田順裕さんとトラウトで正規王者決定戦を行うようWBAらしい訳が分からない指令をだす⇒しかしトラウトが前哨戦を挟むことになり、WBAスーパーウェルター級暫定王者の石田順裕さんとWBA9位でサウル・アルバレスの兄のリゴベルト・アルバレスで正規王座決定戦をしアルバレスが新正規王者。2011年2月に、リゴベルト・アルバレスのWBAスーパーウェルター級王座に挑戦し大差判定勝ちし王座獲得~6月の初防衛戦でデビット・ロペスを大差判定で降す~11月にフランク・ロポルトを 6RにTKO勝ちで2度目の防衛に成功~2012年6月の3度目の防衛戦では、デルヴィン・ロドリゲスを大差判定で降し防衛に成功~12月には、5月にフロイド・メイウェザーにWBAスーパーウェルター級スーパー王座を奪われた 『観戦記174』 ミゲール・コットの挑戦を受け判定勝ちで4度目の防衛に成功 『観戦記380』
2013年3月に、WBCスーパーウェルター級王者のサウル・アルバレスと統一戦をするも判定負けで王座陥落~12月の再起戦でなぜか暫定王者のエレスランディ・ララと正規王者決定戦?で判定負け 『観戦記709』 連敗してしまう
2014年8月にダニエル・ドーソン、12月にルイス・グレハダ、2015年5月にルイス・ガラルサ、9月にジョーイ・エルナンデスに勝利してついに3年半振りの世界戦で、2016年5月にジャーマル・チャーロのIBFスーパーウェルター級王座に挑戦も判定負け 『観戦記1323』
キャリア3敗のトラウトはサウル・アルバレス、エリスランディ・ララ、ジャーマル・チャーロに世界戦で判定負けしたのみ。WBA11位と下位ランキングながら、パワーのハードとしては技巧派で柔らかいトラウトはやりづらい相手か!?WBA王者江レスランディ・ララとの統一戦の話が上がる中、2度目の防衛を果たせるか!?
2017年10月14日 WBAスーパーウェルター級王座戦 ジャレット・ハードvsオースティン・トラウト
ジャレット・ハード 20勝14KO無敗 初防衛戦
オースティン・トラウト 30勝17KO3敗 WBA11位
1R、トラウトが柔らかく右を伸ばしていく~リーチで勝るハードも、左を伸ばして前に出ていく
2R、ハードが距離を詰めていくが、トラウトがサウスポーの利点を生かし廻る~それでも詰めていくハードにトラウトが右フック!左ストレート!
3R、ハードが、いきなり出てトラウトを追い回す!トラウトは必死に廻るがハードの連打!
トラウトもパンチを合わせるが、ハードは気にせず右!
4R、詰めていくハードだが、トラウトが左右に動きパンチをまとめる!ハード打たれるが、前進を止めない~しかしハードはかなりパンチを貰う
5R、ハードが体力で押し込むが、トラウトが上手く流しながらガードの隙間にアッパー!左!
6R、手数はトラウトだが、ハードが追い回して右!打たれようともハードが右!トラウトはかなり消耗している
7R、ハードが、ガードを下げて誘いながら前に出る~廻りながら打つトラウトに強烈なボディー!
さらにハードはロープに詰めて左フック~ノーガードから右!トラウト打たれる!
8R、ハードの出血に、ドクターチェックが入る~しかしハードは自信満々に踏み込んで右!
さらにハードがトラウトを追いかけ右!トラウト効いているが、なんとか返す
9R、トラウトが、ボディーにジャブを打ちながら足を使う~ハードは中々捕まえられないが、追い回していき右!
10R、フラフラ下がるトラウトに、ハードは多少打たれても平気だとラフに打ち込む!
追い回すハードの左!下がる一方のトラウトに、レフリーは止めるか!?
ラウンド終了後に、トラウト陣営からギブアップ!
見事に10RTKOで、ジャレッド・ハードが初防衛に成功!体も1回り違うハードが圧力をかけてトラウトを飲み込んでしまったような試合。細かいパンチを数えれば、トラウトの方が当たっていた気もするがビックパンチでの破壊力が違いすぎた。
10Rまでの採点は、96-94、97-93、96-93の採点。1R、2R、4R、はジャッジ3者ともトラウト。その後は、5R、6Rに1者がトラウトに付けただけのハードの完勝。
ジャレット・ハードはWBA1位のセドリック・ビトゥとの防衛戦が義務づけられていたが、次戦は半年後の2018年4月にWBAスーパーウェルター級王者のエレスランディ・ララと統一戦をする。
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