観戦記1824 WBSSクルーザー級1回戦 マイリス・ブリエディスvsマイク・ペレス | 人生マイペンライ

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やはり、なんでも第1回大会というのは衝撃的だが2回、3回となると規模が大きくなる場合もあるが色々な利害が出てくるのだろう・・・・残り2週間を切ったWBSSバンタム級決勝だが、結局WBC王者はルイス・ネリが剥奪~暫定王者が井上拓真選手、正規王者がノルディ・ウバーリ。WBO王座はゾラニ・テテがWBSSに参加し、1回戦でミーシャ・アロイアンに判定勝ちも 『観戦記1595』 怪我でトーナメントから離脱し2つの王者は統一されないのは残念。

第1回のWBSSはクルーザー級4団体の王者が揃い、WBO王者のオレクサンドル・ウシクが元WBOクルーザー級王者のマルコ・フックを10RにTKO勝ち 『観戦記1815』 続いて、WBAクルーザー級王者のユニエル・ドルティコスがWBCシルバー王者のディミトリー・クドリャシャフを2RにTKOで降す 『観戦記1821』そして、3戦目にはWBCクルーザー級王者のマイリス・ブリエディスが登場!

 

1985年1月生まれのブリエディスは、旧ソ連から独立した北ヨーロッパの共和国出身。元々はキックボクサーで、2002年にはラトビアのキックボクシング王者になり2007年の世界アマチュアキックボクシング選手権3位、2008年の欧州選手権では優勝~ボクシングでも2008年の北京オリンピック予選では、ヨーロッパ選手権でベスト8。

2009年10月にボクシングでのデビューをしてラウリス・エアシャウスカスに判定勝ち~その後も9連勝8KOして、2013年11月にルーポス・スダを5Rに棄権に追い込みIBAクルーザー級王座を獲得~2014年7月にも、ジョーイ・ベガスを9RにTKOで降しWBCバルト海クルーザー級王座を獲得~9月にもクサバ・ウォールを1RにKOして、11月にイスマイル・アブゥドゥルに判定勝ちしてIBAクルーザー級王座の初防衛に成功~2015年にもマヌエル・チャーを含む4連勝4KOし、2016年2月にはダニー・ベンダーを2RにTKOで降してIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座を獲得~5月にも、WBCクルーザー級シルバー王者のオランレワジャ・デュオドラを9RにTKOで降し王座獲得~10月にサイモン・バリリーを3RにTKOで降し、2017年4月にマルコ・フックとトニー・ベリューがデビット・ヘイとの対戦で間が空いた為によるWBCクルーザー級暫定王座決定戦を判定価値して暫定王座を獲得。

 

そして、WBSSクルーザー級トーナメントに参戦して1回戦で対戦するのは!WBC12位キューバのマイク・ペレス

 

1985年10月キューバ生まれのペレスなので、やはりアマチュアでは2004年アマチュアライトヘビー級優勝などの戦績などの戦績を積む~2007年にマネージャーのゲーリー・ハイドが手配したボートでメキシコに亡命~しかしトラブルに巻き込まれて3日間漂流~なんとか入港するも誘拐され、ゲーリー・ハイドが20万ドル払い救出しアイルランドに渡る~2008年にアイルランドでデビューして、ユージン・スタンブラスキスを1RにTKOで降す~その後もハイペースで試合をこなし14連勝10KOして、2011年5月にタイ・フィールズを1RにTKOで降しプライズファイターインターナショナルヘビー級トーナメントで優勝~2013年11月にニューヨークのMSGで、マゴメド・アブドゥサラモフに判定勝ちしUSNBCヘビー級王座を獲得~2014年1月にカルロス・タカムとドローで初防衛に成功~7月にブライアン・ジェニングと、WBCヘビー級王者のバーメイン・スティバーンへの挑戦者決定戦で対戦するも1-2の判定負けで挑戦権獲得ならず初黒星~2015年2月にダーネル・ウィルソンに2RにTKO勝ちし、5月にモスクワで元WBCヘビー級王者のアレクサンデル・ポペトキンとWBCヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダーへの挑戦者決定戦で対戦するも1RでTKO負け~2年間のブランクを置き、2017年6月にビクトル・ビスクを1RにKOして再起する。

 

WBO王者のオレクサンドル・ウシク、WBA王者のユニエル・ドルティコスがKO勝ちで準決勝に進出する中で、WBC王者のブリエディスが世界ランクふた桁のペレスをキッチリ倒せるか!?

 

ブリエディスの地元ラトビアのリガにも、WBSSの豪華なステージを組んで開催!

 

2017年9月30日 WBCクルーザー級王座戦 マイリス・ブリエディスvsマイク・ペレス

 

マイリス・ブリエディス 22勝18KO無敗 初防衛戦

 

マイク・ペレス 22勝14KO3敗 WBC12位

 

1R、サウスポーのペレスに対しても、左ジャブを上手く連射するブリエディス~しかし、ペレスが左ストレートで飛び込む!

 

それでも、ブリエディスは手数多く攻めていきワン・ツー!

 

2R、廻りながらジャブを突き、右を狙うブリエディスにペレスは追っていく~ブリエディスが飛びこんでカウンターの右!

 

3R、ペレスが低く飛びこんでバッティング!ブリエディスは左目上から出血し、ペレスに減点1~組み付く展開が多くなる

 

4R、動きながら手数はブリエディスも、前に出て詰めていくペレス~しかし、両者ともヒットはしない

 

5R、距離が詰まり打ち合いになる!ブリディース右!連打!しかし、どうしてもペレスの頭が当たり試合が止まる

 

6R、前に出てビックパンチを振るペレスに、下がりながらも細かく当てているのはブリディースか!?

 

7R、ブリディースは休んでいるのか!?手数も少なくディフェンス中心~ペレスが打ち込む!

 

前に出て攻めてくるペレスのパンチを避けながら、ブリディースのアッパー!効いた!しかし、ペレスもクリンチしながら返す

 

8R、廻りながら上手くかわしていくブリディースも、ペレスは止まらずブリディースは手数が少ない

 

9R、このラウンドはブリディースが打っていくが、打っては直ぐに組み付く~ペレスは打ち込むが当たらず、細かくブリディースに当てられる

 

10R、打っては組ついて腕を捲き込むブリディースに、レフリーはホールディングを取りついにブリディース減点1

 

11R、ブリディースは、アウトボクシングで逃げきりに入る~ペレスが詰める!しかしブリディースがカウンター!

 

12R、ペレスが攻める~ブリディースは組つきながらごまかしていくが、ラフに攻めたペレスに右カウンターを入れる!

 

判定は、116-110 115-111 114-112 3-0でブリディースが勝利し、WBC王座の初防衛に成功するとともにWBSS準決勝に進出!

 

ヘビー級で闘い、後のWBAヘビー級王者になるマヌエル・チャーをKOしたブリエディスだけに豪快な試合を期待したが・・・・下がりながらの旨さでの勝利。

これで準決勝はオレクサンドル・ウシクとだが、ちょっと動きに差がありすぎる感じだが!?4ヶ月後に、またもブリエディスの地元リマで対戦!

 

★結局、旧ロシア系の選手が強い階級になるよなぁ~ 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村