観戦記1778 WBCスーパーバンタム級王座戦 レイ・バルガスvsロニー・リオス | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

日本でも馴染みが深いWBCスーパーバンタム級王座。WBCはメキシコに本部があるのが影響しているのだろうが、1995年11月にメキシコのダニエル・サラゴサが第18代のWBCスーパーバンタム級王者になってから20代目にアメリカのウィリー・ホーリンがなった以外は日本人とメキシコ人しかWBCスーパーバンタム級王座を巻いていない。しかも、ウィリー・ホーリンはメキシコ系アメリカ人。

日本人ではロイヤル小林さん、畑中清詞さん、西岡利晃さん、そして大感動の3階級制覇を達成した長谷川穂積さん 『観戦記1202』そして、長谷川穂積さんは王者のまま引退して王座を返上~2017年2月にWBC1位、メキシコのレイ・バルガスとWBC2位、イギリスのギャビン・マクドネルで王座決定戦が行われレイ・バルガスが2-1の判定勝ちで第32代WBCスーパーバンタム級王座栄冠 『観戦記1659』

そして、バルガスの初防衛戦がカルフォルニア州カーソンで開催!

 

1990年11月にメキシコのメヒコ州生まれのレイ・ジョバンニ・バルガス・ロルダンは、10歳から元ボクサーの父親にボクシングを教え込まれる~わずか15歳で国内大会にてメダルを取り、メキシコのナショナルチーム入りしてオリンピックでのメダル獲得を目指す~2017年12月のメキシコでのトーナメント決勝で亀田和毅選手と対戦し判定勝ちで優勝~2009年の米大陸選手権でも優勝するが、世界選手権ではロンドン五輪で金メダルを獲得してプロではホルヘ・リナレスに敗北するルーク・キャンベルに敗戦するがアマで124勝7敗の戦績を残す。

2010年4月に、クラウディオ・パラシオスを1RでKOしてデビューを飾る~デビューから1年3ヶ月の間に10連勝9KOで、2012年2月にガブリエル・アグイションを1R77秒でKOしてIBFスーパーバンタム級ユース王座を獲得~さらに2連勝2KOして、2013年4月にWBCインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座決定戦で高野誠三選手を3RにTKOで降し王座獲得~2連勝2KO後の2013年10月にWBCユーススーパーバンタム級シルバー王座決定戦で村井勇希選手を判定で降し王座栄冠~12月にアーニー・サンチェスを判定で降し初防衛に成功~6月にも、バーヘル・ネブランを6RにTKOで降し2度目の防衛に成功~8月には、ダニエル・フェレーラスを2RにTKOで降し3度目の防衛に成功~11月にも、シルベスター・ロペスを8RにTKOで降し4度目の防衛に成功~2015年1月には、WBCインターナショナルスーパーバンタムシルバー王座決定戦でネスト・フーゴ・パ二アグアを2RにTKOで降し王座栄冠。さらにクリスチャン・エキスベルを3RにTKOで降すなど4連勝~2016年9月に、元WBAスーパーフライ級王者のアレクサンドル・ムニョスを5RにTKOで降す~そして、2017年2月にギャビン・マクドネルとのWBCスーパーバンタム級王座決定戦に2-1の判定勝ちしてWBC王座をメキシコに取り戻す!

 

そして、6ヶ月置いての初防衛戦で対戦するのがWBC3位のロニー・リオス!

 

中南米系の顔立ちだが、1990年1月にアメリカのカルフォルニア州生まれ~早くからアマチュアで戦績を積み、2007年度ナショナルグローブバンタム級優勝、2007年&2008年全米バンタム級王者になり、後のWBCフェザー級王者になるゲイリー・ラッセルJrに勝利~2008年10月にデビューしてフェルミン・ペレスを1RにTKO勝ちすると、その後も18連勝8KOで、2013年1月に元WBAスーパーバンタム級王者のリコ・ラモスを判定で降しNABF北米スーパーフェザー級王座を獲得~さらに2連勝1KOして、2014年4月に後のWBAスーパーフェザー級王者になるアンドリュー・カンシオに判定勝ち~しかし、10月にロビンソン・カスティジャノスに5RにTKO負け~2015年3月に再起戦を判定勝ちし、11月にジェイソン・ペレスに判定勝ちしてWBCフェザー級シルバー王座を獲得~2017年5月にダニエル・ノリエガを4RにTKOで降しWBCランキングを上げて初の世界王座挑戦!

 

身長が9cm高いバルガスが、75%を超えるKO率の強打を振り落し初防衛に成功するか!?身長は低いものの、フェザー級から1階級落としてきたリオスがパワーで世界王座奪取なるか!?

 

2017年8月26日 WBCスーパーバンタム級王座戦 レイ・バルガスvsロニー・リオス

 

レイバルガス 29勝22KO無敗 初防衛戦

 

ロニー・リオス 28勝13KO1敗 WBC3位

 

1R、お互いに動きながらワン・ツーを打っていく!そうなると距離が長いバルガスが有利か!?

 

2R、リオスがガンガン潜っていく!しかし、バルガスも足を使いながらアッパー!距離をつくれば右!

 

3R、リオスが潜る~ボディー!バルガスは打ってこい!と、手招きもリオがアッパー連打!

 

4R、くっつきたいリオスに出入りで攻めるバルガス~接近戦でもボディー連打!離れれば長い右!

 

5R、リオスが出る~ボディー!バルガスをロープに追い込み右アッパー~左ボディー!バルガスも打ち下ろしの右!

 

6R、距離を取りながら上下に打つバルガス~リオスは詰めてショートの右!

 

7R、リオスがグイグイ出る!バルガスは左を打ちながら廻るが、リオスは頭から入り右!

 

8R、勢いづくリオス!右!バルガスはスリッピングアウェーで流す~それでもリオスは止まらない!リオスが追いかけ、沈み込むような右!バルガス下がる~リオスがコナーに詰めて左フック!バルガス効いたか!?

 

9R、バルガスは左を突きながら廻る~リオスは沈み込みながら左フック!バルガスは足を使う

 

10R、再びエンジンがかかるリオス!廻るバルガスを打ちまくる!

 

バルガスは廻りながら右を合わせる!さらに右!

 

11R、リオスが出るが、バルガスは廻りながらカウンターを狙う~距離ができると、やはりバルガスが打ち勝つ

 

12R、バルガスは下がりながらも、長い左でリオスを入らせない

 

完全に逃げ切りに入るバルガスだが、リオスは入っていき右!効いたか!?しかし、試合終了のゴング

 

判定は、118-110 118-110 115-113 3-0でバルガスが初防衛に成功!ジャッジ2者が大差も、1者が2ポイント差とは・・・・ちょっとヒ弱に見えたバルガスだったがキコ・マルチネスぐらい入ってきて強打を振る相手だったら危なかったかも!?

KO率の割にはそれ程パンチもあるように見えなかったが、それでもタフなバルガスは3ヶ月後にWBC10位のオスカル・ネグリテと防衛戦。

 

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