観戦記1774 WBCミドル級挑戦者決定戦 ジャーマル・チャーロvsセバスチャン・ヘイランド | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

何度観ても痺れる!村田諒大選手の7月12日のWBAミドル級王座奪還劇 『観戦記1758』 王座を奪われたのがアメリカで、リターンマッチが日本だったのだけが残念だった。

中量級の本場であるアメリカに乗り込み、あの凄まじいプレスからのKO劇を魅せられていたらアメリカのファンも唸っていただろう。

来年の早い時期には防衛戦が開催されるだろうが、ロブ・ブラントが3度目の闘いを希望しているようなニュースも見たが挑戦者はどうなるのだろうか!?

世界的にも注目が高い歴史あるミドル級の挑戦者決定戦に、双子世界王者の兄である元IBFスーパーウェルター級王者のジャーマル・チャーロが、WBCミドル級王座挑戦者決定戦に挑む!

 

ジャーマル・チャーロはテキサス州リッチモンド出身でテキサスを中心に活動し、2008年9月に18歳でシマロン・デイビスを2RでKO~2012年12月まで10戦10勝と全書も4KOとそれ程の強打は見せていない。しかし、1年後の2014年12月までの10戦で棄権勝ち3つを含む全10KO!2015年3月のマイケル・フィニーには3者フルマークも判定勝ち~そして、9月にベテランのIBFスーパーウェルター級王者のコーネリアス・バンドレイジに挑戦し4度ダウンを取り3RにTKOで王座奪取 『観戦記1008』 11月の初防衛戦ではIBF14位のウィルキー・キャンプフォートの4RにTKO勝ち 『観戦記1098』 2016年5月に、IBF9位のオースティン・トラウトの挑戦を受けるも、判定勝ちで2度目の防衛に成功 『観戦記1323』

視力が悪く、レーシックの手術などを経て12月の3度目の防衛戦では、IBF1位のジュリアン・ウィリアムスを5RにTKOで降し3度目の防衛に成功 『観戦記1578』

 

そして、IBFスーパーウェルター級王座を返上してミドル級に階級を上げる!いきなりWBCミドル級挑戦者決定戦として対戦するのが、WBCミドル級1位のホルヘ・セバスチャン・ヘイランド!

 

アルゼンチンのネグロ州出身のヘイランドは、1987年2月生まれの30歳。"ピグエーの牧童"の意味 「エル・ガウチョ・デ・ピグエー」 の異名を持ち、2007年4月に20歳でデビューしてセフェリーノ・ファン・ホセ・コロネルに判定勝ち~その後も11連勝7KO無敗で、2009年9月にガストン・アレハンドロ・ベガとのWBCラテンアメリカミドル級王座決定戦に判定勝ちして王座栄冠~11月にオルランド・トーレスにフルマークの判定勝ちし初防衛に成功~2010年4月に、ジョエルソン・モレイ・シルバを2RにKOして2度目の防衛に成功~5月に、アレハンドロ・グスタボ・ファリガを2RにKOして3度目の防衛に成功~王座を返上して7月に、WBCミドル級暫定王座決定戦でセバスチャン・ズビクと対戦も判定負けで王座栄冠ならず。

10月に、WBAラテンアメリカミドル級王座決定戦でニルソン・フリオ・タピアに判定負けして連敗~2011年からは3勝1KO無敗2分で、2012年7月にビリー・ファクンドゴドイとのWBCインターナショナルミドル級王座決定戦に判定負け~9月にマテオ・ダミアン・ベロンに判定勝ちし、2013年4月にダグラス・アサイドに6R反則勝ちしてWBCラテンアメリカミドル級王座を獲得~6月にマテオ・ダミアン・ベロンとの再戦に判定負けも、11月にWBCインターナショナルミドル級王者のビリー・ファクンド・ゴドイに12RでKOして王座獲得~2014年も2連勝2KOして、11月にマシュー・マックリンを10RにKOして初防衛に成功~2015年9月に、クラウディオ・アリエル・アバロスを6RにKOして2度目の防衛に成功~2016年も3連勝2KO無敗でランキングをWBC1位まで上げる!

 

この時点でWBCミドル級王者はゴロフキンだが、ゴロフキンはWBA王者のダニエル・ジェイコブス、サウル・アルバレスとのメガマッチが決まりヘイランドには挑戦が廻ってこない。無敗での2階級制覇を目指すジャーマルは、7年アメリカ人では出ていないWBCミドル級王者を目指して挑戦者決定戦に挑む!

 

2017年7月29日 WBCミドル級挑戦者決定戦 セバスチャン・ヘイランドvsジャーマル・チャーロ

 

セバスチャン・ヘイランド 29勝16KO4敗2分 WBC1位

 

ジャーマル・チャーロ 25勝19KO無敗 WBC2位

 

1R、ヘイランドが前に出るが、サウスポーにも左を真っ直ぐ当てていくジャーマル!

 

ジャーマルが速い!ヘイランドが前に出るが当てているのはジャーマル!

 

ヘイランドが右を伸ばすが、ジャーマルが左フックをかぶせる!

 

ヘイランドは左足を負傷しているのか!?カクカクした動きで詰めていくが、ジャーマルに右を迎い打たれる!

 

2R、やはり、後ろ足の右ヒザがぎこちない動きのヘイランドだが前に出る!ジャーマルは右カウンター!

 

前には出ているヘイランドだが、やはり足の負傷からか横に動けずジャーマルに廻られ狙い打たれる!

 

左足がついてこない、棒立ちのヘイランド~ジャーマルのパンチは深く当たってないが、ヘイランドは倒れてダウンを取られる!

 

なんとか立ち上がったヘイランドに、ジャーマルが極めにいく!

 

しかし、ヘイランドもガードを固めて突っ込む~下がったジャーマルだがアッパー!

 

ジャーマルが再びロープに詰める!必死に動くヘイランドに右!

 

ヘイランドも必死に前に出る!そこに、ジャーマル左フック!効いた!

 

ジャーマル一気に極めるか!?なんとかヘイランドは耐える

 

3R、ドクターチェックが入る~止められたくないヘイランドが前に出る!

 

ジャーマルも左フックを合わせようとするが、ヘイランドの左が届く!

 

ジャーマルが力強い右を打ち込む!それでも前に出るヘイランドに、ジャーマルは左アッパー!

 

無理には極めにいかないジャーマル~コンビネーションで上下に打つ!

 

またもヘイランドに、ダメージと足の負傷でドクターチェックが入る

 

出ていかざるえないヘイランドだが、ジャーマルの強烈な右!右!

 

ジャーマルの強烈なアッパー!効いているヘイランドだが、打たれても前に出る!

 

ジャーマルが深く踏み込み極めにいく!

 

効いているヘイランドに、ジャーマルが左フックを叩きつける!

 

吹っ飛んだヘイランド!これは極まったか!?

 

なんとか立ち上がったヘイランドだが、フラついてレフリーが抱える!

 

見事にジャーマルが4RにTKO勝ちで、WBC王座の挑戦権を獲得!とても1階級上げてきたとは思えない迫力でジャーマルが圧倒的な完勝。これでWBC王座の挑戦権を得たジャーマルだが、この時点でのWBCミドル級王者はWBAスーパー&IBF王座も保持しているゲンナディ・ゴロフキン。しかもWBCミドル級暫定王座をミゲール・コットから奪取した 『観戦記1009』 サウル・アルバレスは、ミドル級で闘っていないアミール・カーンと防衛戦を行うなどして 『観戦記1124』 返上してスーパーウェルター級に戻したりWBCを振り廻す。

そしてジャーマルは9ヶ月待たされて、2018年4月にWBC4位のウーゴ・センテノJrとWBCミドル級暫定王座決定戦を行う・・・

 

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