観戦記1772 WBC中南米スーパーフェザー級王座戦 ジョニー・ゴンサレスvsジェシー・ロサレス | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

先月より(7月23日)DANGANにて、元WBCバンタム級王者の山中慎介さんが主催する「GOD LEFTバンタム級トーナメント」が開催された!準決勝が10月31日で、決勝は2020年1月に予定されていて賞金は100万円と元WBCbあんた無休王者山中慎介さんから高級時計が貰えるらしい。

山中さんと言えば具志堅用高さんの日本記録の13連続防衛に、あと1つまできてのルイス・ネリの悪態は思い出すだけでも悔しくなる 『観戦記1356』 『観戦記1432』

WBSSでも話題のクルーザー級での世界王座連続記録も、ジョニー・ネルソンとマルコ・フックの13連続防衛が記録。ジョニー・ネルソンは映画のロッキーを超えるボクシング人生で、デビュー3年は15勝5敗。しかし、カルロス・デ・レオンのWBOクルーザー級王座に挑戦するがドロー~2年半後に再度世界挑戦も判定負け。そこから7年かけて、3度目の世界挑戦を実現させ世界王座についに輝く。映画みたいなボクシング人生のジョニー・ネルソンだが、なんとデビュー戦からは3連敗している。

日本でも、木村翔選手やセレス小林さん、星野敬太郎さんなどもデビュー戦に負けてから世界王者に上りつめた選手は多くいるは3連敗から世界王者は珍しい。

そして2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレスも、デビュー2連敗から世界王者に上りつめたボクサー!

 

日本では「ジョニゴン」の愛称でも呼ばれるジョニー・ゴンサレスは、1981年9月にメキシコのイダルゴ州パチュカで生まれ。12歳の時に、元ボクサーの父親にボクシングを習う(父親はJOHNNYのつづりをJHONNYに間違えて役所に提出する)アマでは、ナショナル選手権で3度優勝し、メキシコの五輪チームに入るほどで164勝14敗。

1998年8月に17歳でデビューし、マリオ・ペレスに判定負け~11月にもウーゴ・バルガスに判定負けしデビュー2連敗。

2000年に入り13連勝11KO無敗で、2001年10月にアブロス・ソワーを10RにTKOで下しNABF北米バンタム級王座を獲得~しかし、2002年2月にリカルド・バルガスに判定負け~4月にNABA北米バンタム級王座を賭けて再戦も、7Rに負傷判定負けで連敗して王座陥落~2連勝2KOして、2002年12月にフランシスコ・マテオスを1RにKOしてWBC米大陸バンタム級王座を獲得~2003年6月には、ラモン・レイテを4RにTKOで降しメキシコバンタム級王座を獲得~10月に、ホルヘ・アルベルト・レイジェスを1RにKOして初防衛に成功~2004年2月にモイセス・サムディオを5RにTKOで降しWBC米大陸王座の初防衛に成功~5月には、アレハンドロ・モンティエルを6RにTKOで降しNABO北米バンタム級王座を獲得~11月にガブリエル・エルソンドを2RにTKOで降し、WBC米大陸2度目&NABO初防衛に成功~2005年2月に、WBCバンタム級王座挑戦者決定戦を兼ねたWBC米大陸王座の防衛戦で、アドニス・リバスに判定勝ちしWBC米大陸3度目の防衛とWBC世界王座挑戦権を掴む。

9月にウィリアムス・ゴンザレスを3RにKOして、NABO北米王座の2度目の防衛に成功~10月、ラタチャイ・ソーウォラビンのWBOバンタム級王座に挑戦し7RにTKO勝ちして王座獲得。

2006年2月に、元2階級制覇王者のマーク・ジョンソンに8RでKO勝ち~5月にWBOスーパーフライ級王者で、後の3階級制覇王者になるフェルナンド・モンティエルを2-1の判定で降し初防衛に成功~9月には、WBOバンタム級王座を保持したままWBCスーパーバンタム級王者のイスラエル・バスケスに挑戦するも10RにTKO負け~2007年3月に元IBFスーパーフライ級王者のイレーネ・パチェコに9RTKO勝ちして、WBOバンタム級王座の2度目の防衛に成功~しかし、8月に元WBOスーパーフライ級王者のジェリー・ペニャロサに7RにTKO負けして王座陥落。

しかし、直ぐに再起して6連勝5KOでWBOスーパーバンタム級2位まで上げ、2009年5月に西岡利晃さんのWBCスーパーバンタム級王座に挑戦するも3RにTKO負けで2階級制覇ならず 『観戦記46』

フェザー級に上げ、トレーナーに名将イグナシオ・ベルスタインと契約~2連勝2KOし、2010年3月にWBCフェザー級挑戦者決定戦でアントニオ・デイビスに2RでTKO勝ち~5月には、へアン・ハビエル・ソテロを2RにTKOで降しWBC中央アメリカフェザー級王座を獲得。7月にアリスティディス・ペレスを2RにTKOで降し、WBC中央アメリカ王座の初防衛に成功~9月には、ジャクソン・アシクを6RにTKOで降しIBOフェザー級王座を獲得~そして、2011年4月にWBC1位として日本で長谷川穂積さんのWBCフェザー級王座に挑戦し4RにTKO勝ちして王座奪取し2階級制覇達成。

7月に、WBC14位のトマス・ビジャに4RTKO勝ちして初防衛に成功~9月にも、ロジャース・ムタグワを2RにTKOで降し2度目の防衛に成功~12月にも、WBC10位のロイネット・カバジェロを2RにKOして3度目の防衛に成功~2012年4月には、WBC休養王者だったエリオ・ロハスに判定勝ちして4度目の防衛に成功 『観戦記198』 しかし、9月にWBC6位で元WBOスーパーバンタム級王者のダニエル・ポン・セ・デ・レオンに8R負傷判定負けで王座陥落 『観戦記285』

2013年に入り再起し2連勝して、8月にアブネル・マレスのWBCフェザー級王座に挑戦し1RでKOして王座再栄冠 『観戦記581』

5月にWBC12位のクリブ・アトウィルに、10R負傷判定勝ちして初防衛に成功~10月に元5階級制覇王者でWBC10位のホルヘ・アルセを、11RにTKOで降して2度目の防衛に成功~2015年3月に、WBC7位のゲイリーラッセルJrの挑戦を受けるが4RにTKO負けして王座陥落 『観戦記877』

8月に再起戦で橋本和樹選手に2RでKOして 『観戦記946』 WBOスーパーフェザー級シルバー王座を獲得~しかし9月に、ジョナサン・オケンドに判定負けしてしまう 『観戦記981』

 

12月にハリケーン風太選手と、WBCインターナショナルスーパーフェザー級王座を争い判定勝ちで王座栄冠~2016年4月にジャスティン・サビを、2RにTKOで降し初防衛に成功~6月にクリストファー・マーティンを10Rに棄権に追い込み2度目の防衛に成功~9月にも、山元浩嗣選手を1RでKOして3度目の防衛に成功~2017年3月には、WBC中南米スーパーフェザー級王座決定戦でフランシスコ・コントレラスを3RにKOして王座獲得。

 

そして、そのWBC中南米王座の初防衛戦に迎えるのが!フィリピンのジェシー・クリス・ロサレス!

 

1991年12月フィリピン生まれのロサレスは、16歳の2008年8月にデビューしマイケル・ハトゥザにTKO勝ち~7連勝1KO無敗も、2011年5月にボビー・センティラスとドロー~その後も12連勝し、聴覚障害を持ちながらタイで活躍する日本人ボクサーの田中息吹選手にも判定勝ち~2017年3月にもジェリー・ナルドにKO勝ち。

 

WBCフェザー級王座陥落から、2年4ヶ月かけてスーパーフェザー級で実績を上げてきたゴンサレス!無敗のロサレスは元2階級制覇を倒して、同郷のパッキャオが同じスーパーフェザー級時代のようなメキシカンキラーになれるか!?

 

2017年7月22日 WBC中南米スーパーフェザー級王座戦 ジョニー・ゴンサレスvsジェシー・ロサレス

 

ジョニー・ゴンサレス 63勝53KO10敗 元WBCバンタム級&フェザー級王者

 

ジェシー・ロサレス 21勝9KO無敗1分

 

1R、ロサレスが、左を伸ばしながら廻る~ジョニゴンも得意の長い左フック!

 

ロサレスも、フィリピンらしい踏み込みから右!しかし届かない~ゴンサレスは左のみで様子をみながらタイミングを計る

 

2R、ジョニゴンの長い左に、右を被せるロサレス!

 

ジョニゴンが強烈な左ボディー!

 

ジョニゴンが、得意の沈み込むような左フック!ロサレス吹っ飛んだ!ダウン!

 

立ち上がったロサレスに、ジョニゴンが一気に極めにいく!

 

ロサレスは、ジョニゴンの左フックを警戒しながらも打ち返す

 

左フックを警戒しガードを固めるロサレスに、ジョニゴンはボディーに左フック!

 

ロサレスは悶絶!これはムリ!

 

見事にジョニゴンが2RでKO勝ちでWBC中南米王座の初防衛に成功!

 

まさにジョニー・ゴンサレス!と、いう試合振りで王座陥落後は7勝6KO1敗。体格もパンチあり必ず打ち合いになり人気があるジョニゴンだが、そのリスクで10敗している珍しい元世界王者。しかし・・・ジョニゴンの方が身長は高く見えたが、ジョニゴンは169cmでロサレスは172cmだった。リーチの長く、遠くからロングを打つジョニゴンのスタイルがそう見せるのか!?

 

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