《本日のTV観賞》
男なら1度は観たことはあるだろう映画 「ロッキー」 最終作と云われた「ロッキー5最後のドラマ」 は、いただけなかったが・・・・「ロッキー・ザ・ファイナル」のスタローン節、そしてなんと言っても2015年の 「クリード チャンプを継ぐ者」 は、スタローンの哀愁たっぷりさに大満足だった。
そして、やっぱりというかキタか!クリードの第二弾 「クリード 炎の宿敵」 が今年に公開され、今度はドルフ・ラングレイ(イワン・ドラゴ)の哀愁にKOされた。
クリードでの最後にロッキーとクリードが、あのフィラデルフィアの教会の階段(ロッキー・ステップ)に立ちエンディングに向かう。そして、クリードの第二段ではイワン・ドラゴと息子のヴィクター・ドラゴがロッキーステップに立つシーンがある(ロッキーの像は下に移動している)なんとも言えないドラゴ親子の影がある姿に、日本人には共感するものがあった。
ロッキーのイメージで、勝手にフィラデルフィアはボクシングが盛んだと私は思っていた。
なんと言っても、フィラデルフィア出身と言えば 「死刑執行人」 晩年は 「エイリアン」 の異名を持つ元統一ミドル級&元3団体ライトヘビー級王者のバーナード・ホプキンス。
そして、そのホプキンスに憧れたジュリアン・ウィリアムスが地元のフィラデルフィアで世界前哨戦!
IBF5位の 「Jロック」 ジュリアン・ウィリアムスは、ペンシルバニア州フィラデルフィア出身~幼い頃からバスケをし、12歳でボクシングを始める~2009年の全米選手権では後のIBFウェルター級王者になるエロール・スペンスJrに敗退など目立った戦績はない~20歳でデビューしアントニオ・シャベス・フェルナンデスに1RでKO勝ち~その後も12連勝6KO1分で、2013年9月にウーゴ・センティーノとWBCインターナショナルスーパーウェルター級王座決定戦で対戦するも4Rに無効試合~その後も4連勝し、2014年12月にジャマー・フリーマンとのWBC米大陸スーパーウェルター級王座決定戦を8RにKO勝利し栄冠~2015年4月にノンタイトルでジョーイ・ヘルナンデスに大差判定勝ち~6月にアルマン・オブセパーンを6RにTKOで降し、WBC米大陸スーパーウェルター級王座の2度目の防衛に成功~2016年3月にマルチェロ・マタノに7RでTKO勝ち
12月に、WBCスーパーウェルター級王者のジャーメル・チャーロに挑戦も5RにKO負け 『観戦記1578』
そして、再起戦として対戦するのが、1階級上ミドル級のジョシュア・コンリー!
「ヤングガン」の愛称を持つコンリーは1992年3月生まれで、2011年11月に19歳でデビューしエドゥアルド・ヘルナンデスにKO勝ち~その後も6連勝5KOも、2013年10月にジョアン・カルロス・ラジャスとドロー~その後も4連勝するが、2015年8月には判定負けで初黒星~しかし、8月から3連勝3KOしてウィリアムスの地元に乗り込む!
ジャーメル・チャーロに負けたものの再度、世界挑戦を狙うウィリアムスとしては完全に勝って当たり前の再起戦。ロッキーの地に乗り込んだ初の10回戦になるコンリーが、大番狂わせを魅せるのか!?
2017年6月30日 再び世界に向かって! ジュリアン・ウィリアムスvsジョシュア・コンリー
ジュリアン・ウィリアムス 22勝14KO1敗1分1無効試合 WBC5位
ジョシュア・コンリー 14勝9KO1敗1分
1R、ウィリアムスが様子見なく、プレッシャーをかけ打っていく!
コンリーも体を入れ換え打ち込む!ウィリアムスはガッチリとガード
2R、やはり、ウィリアムスが前に出て打ち込む!
コンリーもフルスイングで返すが、直ぐにウィリアムスに押し込まれる
コンリー廻る~ウィリアムスのボディー!下がるコンリーにウィリアムスの右!
3R、ウィリアムスが、勢いよく飛び込んで左フック!
さらに、ウィリアムスの右!ボディー!コンリーはガード固める~それでもウィリアムスが、ロープに詰めて左ボディー!アッパー!
ガードを固めるコンリーに、ウィリアムスが追い廻す~左ボディー効いた!
4R、大振りをせず、コツコツと当てていくウィリアムス~左アッパー!ボディーも効いて、コンリーは体が折れる
5R、ウィリアムスが押し込む!コンリーは手が出ない
コンリーも押し返してボディー連打!しかし、ウィリアムスがボディーをしつこく当てるとコンリーは丸々しかない
6R、ラウンド開始直後から、ウィリアムスがコンリーをロープに詰めて連打!
それでもコンリーは、頭を付けながらパンチを返す!
7R、コンリーがラウンド開始直後に、いきなり大きい右を振る!
しかし、直ぐにウィリアムスがロープに詰めて左フック!
コンリーは目を痛めたか!?右目を押さえながら下がり、マットにヒザをつく!ダウン!
立ち上がったコンリーに、ウィリアムスが極めにいく!コンリーも返すが、ウィリアムスの連打!
流石にレフリーが割って入る!コンリーは不服そうだが・・・・
見事にウィリアムスが攻めまくり7RにTKO勝ち!コンリーが、それほど打ち合わずにデフェンシブだったのでミドル級らしいKOシーンとはならなかったが圧倒。ミドル級でも全く問題なそうなウィリアムスだが、やはり次戦からはスーパーウェルター級で、11月に元IBFスーパーウェルター級王者のイシェ・スミスに判定勝ち。その後も2連勝して、やっとIBFスーパーウェルター級1位として今年の5月にジャレット・ハードのWBAスーパー&IBFスーパーウェルター級王座に挑戦!
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