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12月4日に現役続行を宣言した村田諒太選手だが、スーパーミドル級での復帰も検討しているとか!?
ミドル級が72.57kgでスーパーミドル級が76.2kgだが、村田選手はデビュー戦も73kg契約 『観戦記562』 でしたし、その後も73.4kgや11戦目のジョージ・タドニッパではスーパーミドル級契約で試合をしてアッサン・エンダムとの世界挑戦までミドル級リミットでは1試合も試合をしていない。そもそもロンドン五輪でのミドル級は75kgだった。
2019年はロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、東洋太平洋フェザー級王者の清水聡選手もフェザー級で世界王座に挑戦するだろう。なにせロンドン五輪のバンタム級金メダルのルーク・キャンベルは2017年にWBAライト級王座に挑戦している。五輪のバンタム級では(その上はライト級になってしまう)この7大会ではキューバが4度金メダルを獲得している。その下のフライ級でもこの6大会で4度金メダルを獲得。そのフライ級で2004年のアテネ五輪金メダルが3階級制覇のユリオルキス・ガンボア!
ガンボアはキューバの東部グアンタナカモで5人兄弟と育ち、父親がキューバのボクシングナショナルチーム選手で国からの強化費で生活ができていたらしい~父親が近所に住む、バルセロナ五輪金メダルでプロでも2階級制覇するホエル・カスマヨルと練習するのを見ていたらしい。ガンボアも7歳からボクシングを始めて、17歳でキューバ・ナショナルチームに入る~18歳でキューバのライトフライ級で優勝し、2003年にはフライ級でも優勝し世界選手権に出場するも3回戦で敗退~しかし、2004年のアテネ五輪ではフライ級で金メダルを獲得~ギジェルモ・リゴンドーがバンタム級にいるのでフェザー級に階級を上げ、2005年の世界選手権で銅メダル~2006年のワールドカップでは優勝。しかし、生活は困窮していたらしく金メダルを1500$で売ったらしい~そして12月のベネズエラ遠征時、ドイツのアレナ・ボックス・プロモーションの手引きがあったらしいくコロンビア経由でアメリカのマイアミに亡命する。そして、ドイツで2007年4月にデビューしアレクサン・マンベリャンに判定勝ち~その後も7連勝7KOで、2008年2月にNABF北米スーパーフェザー級王座決定戦でジョニー・エドワードを1RTKOで降し栄冠~5月にWBCインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦で、ダーリン・ヒメネスを判定で降し栄冠~4連勝4KOした後の2009年4月に、WBAフェザー級暫定王者決定戦でWBA2位のホセ・ロハスを10RにTKOで降し世界王座を栄冠~正規王者のクリス・ジョンがsスーパー王者に格上げになり、ガンボアが正規王者・・・10月に、WBA13位のワイルド・ガルシアを4RにTKOで降し初防衛に成功~2010年1月にロジャース・ムタグワを2RにTKOで降し2度目の防衛に成功~3月にもジョナタン・バロスを判定で降し3度目の防衛に成功~9月にIBFフェザー級王者のオルランド・サリドとの統一戦を、サリドは計量オーバーするがダウンの応酬の熱戦も大差判定で降し王座統一しWBAはスーパー王者に認定~2011年3月に、1階級上のWBAスーパーフェザー級暫定王者のホルヘ・ソリスを5度ダウンを奪い4RにTKO勝ち。しかし、ガンボアがIBFルールの当日計量を(10ポンド以上増えてはダメ)オーバーしIBF王座は剝奪される・・・さらに、複数団体王者などに与えられるWBAスーパー王者も剝奪・・・・しかも、奥さんを殴り警察にまで逮捕されてしまう。
9月の再起戦では、元WBOスーパーバンタム級王者のダニエル・ポンセ・デ・レオンを負傷判定で勝利 『観戦記14』 そしてファイトマネーなどでプロモーションと揉めて、当時WBAライト級王座を剝奪されたブランドン・リオスとの対戦などは流れるなどしてトップランク社から離脱~2012年12月に1年3ヶ月振りの試合が、マイケル・ファレナスとWBAスーパーフェザー級暫定王座決定戦となり大差判定勝ちし2階級制覇。
しかし、メジャーリーガーのアレックス・ロドリゲスなどのスター選手を含んだドーピングクリニックの名簿にガンボアの名が見つかる。
WBAスーパーフェザー級暫定王座を返上してライト級に転向し、2013年6月にWBAライト級2位のダーリー・ペレスとWBAライト級暫定王座決定戦を判定勝ちし3階級制覇達成(2階級は暫定王座だが)
しかし、再び家庭内暴力で逮捕されたりマイキー・ガルシア(ミゲル・アンヘル・ガルシア)との対戦が決まりかけるが、ガンボアが高額のファイトマネーを要求して流れる。再び1年試合が開いてしまいWBAライト級暫定王座は返上して、2014年6月にWBOライト級王者のテレンス・クロフォードに挑戦するも4度ダウンを奪われ初のKO負け 『観戦記845』
11月にWBC26位のホエル・モンテス・デ・オカを6RにTKOで降し再起するが、またもプロモーションのトラブルに巻き込まれ1年のブランクを置いてしまうが2015年12月にハイロン・ウィリアムズJrに判定勝ち~しかし・・・またもプロモーションとのトラブルや、対戦相手のドーピングなどで試合ができない~2017年に入りデラ・ホーヤのゴールデンプロモーションと契約を結び1年4ヶ月振りの試合をニューヨークで!
対戦相手は元WBCフェザー級シルバー王者のレネ・アルバラード!
二カアグラのマナグナ出身のアルバラードは、双子の弟で兄は2013年の大晦日に井岡一翔選手のWBAライトフライ級王座に挑んだ 『観戦記671』 フェリックス・アルバラード。2008年5月に19歳でデビューし、クリストバル・ラモスに2RでKO勝ち~その後も7連勝4KOして、2010年6月にオルランド・リソとのニカラグアスーパーバンタム級王座決定戦を判定勝ちして栄冠~6連勝4KOするが、2011年9月のオルランド・リソとの再戦に判定負けし王座陥落~2012年に入り3連勝2KOするが、2013年1月に後に内山高志さんからWBAスーパーフェザー級王座を奪い連勝する 『観戦記1115』 『観戦記1260』 ジェスレル・コラレスに判定負け~それでも直ぐに再起し2連勝し、2014年2月にロビンソン・カスティジャノスに9RにTKO勝ちしてWBCフェザー級シルバー王座を獲得。しかし、5月にロッキー・フアレスに9RにTKO負けし王座陥落~しかし10月にファン・パブロ・サンチェスを判定で降し、WBCインターナショナルスーパーフェザー級シルバー王座獲得。しかし、2015年1月にエリック・ハンターに判定負けしてしまう。その後も勝ち星は上げるがジョセフ・ディアス、アンドリュー・カンシオ、マヌエル・アビラなどの世界ランカーには負けてしまう。しかし、2016年7月にIBFフェザー級王座挑戦でイブゲニー・グラドビッチと引き分けているジェイソン・ペレスに2-1の判定勝ちをしている。
身長170cmでリーチ183cmを誇るアルバラードが、身長166cmでリーチ165cmの元3階級制覇王者を凌駕するのか!?4階級制覇に向けてガンボアがフェザー級時代のような勢いを取り戻せるか!?
2017年3月11日 3階級制覇王者 ユリオルキス・ガンボアvsレネ・アルバラード
ユリオルキス・カンボア 25勝17KO1敗 元3階級制覇王者
レネ・アルバラード 24勝16KO7敗
1R、ガンボアが前に出る!アルバラードはリーチを生かして遠く廻る~ガンボアが飛び込むがまだ遠い
2R、ガンボアらしい飛び込みをみせるが、アルバラードもガード高くヒットできない
3R、リーチがあるアルバラードが、長いパンチで距離を取る~ガンボアは飛び込むがアルバラードのガードは固い
4R、ガンボアらしい飛び込んでの右を出していくが、攻めてこないアルバラードを捕まえきれない
5R、ガンボアが右から入って返しの左フック!効いたか!?ガンボアが連打も、アルバラードはクリンチ
6R、アルバラードが長い左を突いていくが、ガンボアはかわしながら左アッパー!しかし当たりは浅いか!?それほどのダメージは与えられていない
7R、攻めづらそうなガンボアに、アルバラードの右!効いた!
必死にガンボアがクリンチしながら倒れるが、レフリーの判定はスリップ
8R、アルバラードは自信をもったか?前にガンガン出るが手数はガンボアが勝る
9R、やはりアルバラードが前に出る~左フックは相打ち気味だがガンボアのほうがコンパクトに当てる!
一気にガンボアが連打!アルバラードを押し潰すが、これもレフリーの判定はスリップ
10R、ポイントでは厳しいだろうアルバラードが仕掛けてガンボアが応える!
アルバラードの左でガンボアが手をつきダウン!
アルバラードが勢い増すが、ガンボアはかわしながら打ち込み試合終了
判定は、97-92 97-92 97-93 3-0でガンボアが1年4ヶ月振りの試合に勝利!やはりフェザー級時代のような総てを吹き飛ばすようなパワフルかつスピードある連打はみられない。年齢もこの時点で36歳となり、次戦のロビンソン・カステリャノスには勢いの差をみせつけられてしまう。
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