観戦記1581 日本スーパーウェルター級王座戦 野中悠樹vs丸木凌介 | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

井上尚弥選手のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)初戦が迫ってきて証人になれるような期待に震えてくる。

そして、もう1人の日本期待の「井上」がスーパーウェルター級世界ランカーの井上岳志選手。今年の4月26日にIBFスーパーウェルター級2位決定戦として、9位の井上選手と11位の野中悠樹選手が対戦し判定で井上選手が勝利。そして井上選手が、IBFスーパーウェルター級1位のジュリアン・ウィリアムスと、IBF王者のジャレット・ハードへの挑戦者決定戦が8月と言われていたが・・・・?

そして、負けてしまった野中選手は8月に再起してデンチャイ・ポーコーブクアを判定で降している。

 

野中選手は高校卒業後からボクシングを始め、アマチュア戦績2戦2勝~1999年11月に尼崎ジムからデビューし、濱田雄一選手に1RでKO勝ち~2000年5月の西日本新人王戦で、川島実選手に判定負け~1勝1敗後の2001年4月に再度、西日本新人王戦にエントリーも丸元大成選手に判定負け~その後は3連勝し、2002年の新人王戦でも室谷雅弘選手に2RにKO負け~2003年に入ると4勝2KO1分で、2004年12月には日本スーパーウェルター級王座をクレイジー・キムさんとの日本スーパーウェルター級王座に敗れた 『観戦記485』 後のWBAスーパーウェルター級暫定王者になる石田順裕選手に判定負け~再起し3勝1分でランキングを上げ、2006年8月に松崎拓二選手と日本王座挑戦者決定戦で対戦し判定負け~2007年に入り2連勝も、10月の日高和彦選手との東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦で判定負け。2008年5月に再起すると、9月に古川明裕選手と日本スーパーウェルター級王座決定戦で対戦し8RにTKO勝ちで王座獲得~12月に、音田隆夫選手に判定勝ちし初防衛に成功~2009年3月に新井恵一選手を7RにTKOで降し2度目の防衛に成功~6月には、東洋太平洋スーパーウェルター級王者の飛天かずひこ選手の東洋太平洋スーパーウェルター級王座に挑戦し8Rに負傷判定勝ちし2冠王者~しかし、11月に柴田明雄選手に判定負けし両王座から陥落~10ヶ月明けて2010年9月に、デメトリー・ニクーリンに判定勝ちして再起する~仲里ATUMIジムに移籍、そしてジムが分裂し渥美ボクシングジムに移籍しながらも5連勝2KOし、2014年8月に長嶋謙吾選手との日本スーパーウェルター級王座決定戦を判定勝ちし王座再栄冠。12月にはチャーリー太田選手に2-1の判定勝ちし初防衛に成功~2015年4月には細川貴之選手と1-1のドローで2度目の防衛に成功~井岡弘樹ジムに移籍し、12月に斉藤幸伸丸選手に判定勝ちし3度目の防衛に成功。IBFランキングも15位にランクインし、2016年4月にも清水優人選手を判定で降し4度目の防衛に成功。

 

そして5度目の防衛戦の挑戦者は!日本スーパーウェルター級1位の丸木陵介選手! 

 

名古屋出身の丸木選手は父親がスーパーフェザー級で世界挑戦もした天熊丸木会長。兄もボクサーの丸木和也選手。アマチュア戦績は33勝24KO9敗で、全国実業団選手権では優勝している。2010年12月に薬師寺ジムから19歳でデビューし、寺西渓選手に2RでKO勝ち~その後も3勝1分も、2012年12月に糸山良太選手との全日本新人王決定戦で判定負け。ジムを父の天熊丸木ジムに移籍し、2013年4月に再起するとタイ人、フィリピン人、インドネシア人と3連勝~しかし、2014年4月にジェイミー・イグナシオに1-2の判定負け。2014年7月の再起戦で、ペットスリヤー・シンワンチャーのWBCスーパーウェルター級ユース王座に挑戦し、8RにKOして王座を獲得。7月に、ジョン・ルパに判定勝ちし初防衛に成功~韓国人に2連勝して日本ランキングも1で指名挑戦!

 

野中選手はまもなく39歳という崖っぷちの年齢だが、念願の世界戦実現の為に強さを魅せつけたい!13歳年下の丸木選手も親子二代悲願の世界王座の為に、ユース王座に続き日本王座、世界ランクを手に入れられるか!?

 

2016年7月20日 日本スーパーウェルター級王座戦 野中悠樹vs丸木凌介

 

野中悠樹 29勝9KO8敗3分 5度目の防衛戦

 

丸木凌介 12勝7KO3敗1分 日本1位

 

1R、丸木選手が前に出ていき右!さらに追い廻して左フック!

 

さらに攻める丸木選手!野中選手も返す~丸木選手が右を合わせる!

 

2R、野中選手は、トリッキーな動きからカウンターの右!それでも丸木は止まらない! 

 

3R、トップアマらしく綺麗に攻める丸木選手だが、野中選手は足を使いながら変則的な動きから右フックカウンター!さらに左を度々ヒット!

 

4R、丸木選手が前に出て攻めるが、当てているのは野中選手~それでも野中選手は止まらず右!

 

丸木選手もくっついていって右!

 

5R、野中選手が自在に動く!スピードで上回り、サイドに廻りこんで左!丸木選手は右で飛び込むが、野中選手は足を使いうまく廻る

 

公開採点 48-48 49-47 50-46 2-0で野中選手がリード

 

NO.2へ続く!