観戦記1450 WBAスーパーライト級王座戦 リッキー・バーンズvsキリル・レリク | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

いよいよ井上尚弥選手の3階級制覇を賭けた、ジェイミー・マクドネルのWBAバンタム級王座挑戦が3週間強(5月25日)に近づいてきた!

よくぞ、ボクシング熱が熱いイギリスの人気選手を日本に呼び挑戦できたなと・・・なんせ世界王者は日本よりも多く、2万人以上の興業も頻繁に開催されているなかでの日本開催が楽しみだ。

「イギリス」と言っても、イングランドのアンソニー・ジョシュア、ケル・ブルック、ジェイミー・マクドネルなどに、ウェールズのリー・セルビーやネイサン・クレバリー~北アイルランドのカール・フランプトン。そして歴史的には難しい、スコットランドの3階級制覇王者リッキー・バーンズ!

 

2001年10月に18歳でデビューし13連勝2KO~2006年2月にアレックス・アーサーのBBBofc英国スーパーフェザー級王座に挑戦し判定負けで初黒星~その後2連勝も、カール・ヨハンセンのコモンウェルスイギリス連邦スーパーフェザー級王座に挑戦しまたも判定負け。再起し1年間に8連勝し、2008年9月にオサマム・アカーバとコモンウェルスイギリス連邦スーパーフェザー級王座決定戦を行い判定で初栄冠~3度防衛し返上。そして、2010年9月にWBOスーパーフェザー級王者のローマン・マルチネスに挑戦し判定勝ちで王座奪取。初防衛戦は12月にアンドレアス・エバンセンに判定勝ち、2度目の防衛戦は2011年3月にジョセフ・レイヤを7RでTK O勝ち、3度目の防衛戦は元WBOスーパーフェザー級王者のニッキー・クックを1RでTKO勝ち~減量苦で王座を返上してライト級に上げる。ダイレクトで11月に元WBOライト級王者のマイケル・カティディスとWBOライト級暫定王座決定戦に勝利し2階級制覇~正規王者のファン・マヌエル・マルケスが正式にスーパーライト級に階級を上げた為に正規王者。初防衛戦は、2012年3月パウルス・モーゼスに判定勝ち、9月の2度目の防衛戦はケビン・ミッチェルを4RにKO、2013年5月の3度目の防衛戦はホセ・ゴンサレスに幸運な9RにTKO~9月、4度目の防衛戦はレイムンド・ベルトランに地元判定の?ドロー防衛 『観戦記613』 2014年3月、4度目の防衛戦で1位のテレンス・クロフォードに判定負けで王座陥落 『観戦記756』 再起戦のWBCインターナショナルライト級王座決定戦でもデヤン・ヅラチカニンにダウンを奪われ判定負け。2015年5月には、WBCライト級休養王者のオマール・フィゲロアとノンタイトルで戦うもフィゲロアの体重オーバーもあり判定負けで3連敗~しかし11月に、WBOインターナショナルライト級王座決定戦でジョシュ・キングを11RにKOして王座獲得して連敗から抜け出す。

 

そして、WBAスーパーライト級王者のエイドリアン・ブローナーが体重超過で王座を剥奪される⇒気が付いたら誰も王者がいなくなったので、スーパーライト級で実績のないWBA7位?11位?のリッキー・バーンズとWBA1位のミケーレ・ディ・ロッコで王座決定戦をして8RにTKO勝ち 『観戦記1172』 イギリス人3人目の3階級制覇を達成!

 

そして、初防衛戦に迎えるのはWBAライト級1位で無敗のベラルーシのキリル・レリク!

 

21歳の2011年4月にベラルーシ国内でデビューし、アレクセイ・ナボイスキコフに判定勝ち~ハイペースで試合をこなし2014年12月まで18連勝16KO~2015年5月にWBAインターコンチネンタル・スーパーライト級王座決定戦でラサロ・サントス・デヘススに2RにTKO勝ちし王座栄冠~10月にクリスチャン・アリエル・ロペスを5RでTKO勝ちし初防衛に成功~2016年5月にジョアキン・カルネイロを4Rに棄権に追い込み2度目の防衛に成功。KO率は90%を超し、8R以上を闘ったことがないが手数が多くストップ勝ちが多い

 

ランキングを1位に上げて満を持しての世界王座初挑戦。セルゲイ・リャコビッチ以来のベラルーシ2人目の世界王者になれるか!しかし減量で苦戦したらしく3度目の計量でパス。セコンドには、かつてのイギリスの大スター!リッキー・ハットンの姿も!

 

次戦でスーパーライト級統一戦が噂されるバーンズは地元のスコットランドのグラスゴーで大歓声を背に指名挑戦者の初防衛戦をクリアできるか!?

 

2016年10月7日 WBAスーパーライト級王座戦 リッキー・バーンズvsキリル・レリク

 

リッキー・バーンズ 40勝14KO5敗1分 初防衛戦

 

キリル・レリク 21勝19KO無敗 WBAライト級1位

 

1R、レリクが歩くように間合いを詰めて手数多く攻める~バーンズはガードを固めながら廻る

 

2R、スイッチしながらレリクが追い回す!バーンズはガードしているものの手数少ない

 

3R、バーンズがボディーで活路を見いだす!レリクは嫌がる仕草をみせる

 

4R、レリクが出る!ロープに追い込む!バーンズは打ち終わりに当てるも見映えは悪い

 

5R、バーンズが体ごと押し込む!ボディー!アッパー!

 

レリクも手数で押し返す!連打でバーンズをロープに張り付ける!

 

6R、やはりレリクが前に出てスピードある連打~バーンズはロープを背にしながらもカウンター!

 

7R、下がりながらも有効打はバーンズか!?それでもレリクは前に出て、手数は減らさず打ちまくる

 

8R、レリクの連打の隙間にバーンズは右を当てる!レリクは疲れてきたか!?スピードが落ちてバーンズに右を狙い打たれる

 

9R、バーンズのボディー!レリク効いた!それでもレリクは前に出ようとする~しかしボディーが効いている

 

10R、レリクが勝負をかけてきたか!?連打連打でバーンズを追い廻す

 

しかしバーンズは足を使いながら有効打を入れるレリクも左フック!バーンズ廻る~レリク追いかける

 

11R、レリクが出る!しかし、バーンズが突進を廻してパンチをまとめる~そして足を使い廻る

 

12R、手数のレリクと、カウンターでパワーパンチを入れるバーンズ!

 

しかし、レリクが右から連打!バーンズがバランスを崩し手をつく!しかし、判定はスリップ

 

判定は、118-110 116-112 116-112 うぅ~ん・・・もうちょい僅差かと思ったら、意外と差が出たが8ポイント差はないだろ?2Rしかレリクが取ってないというのか!?しかも、最終ラウンドの手がついたのはダウンでおかしくない程のきわどさ。

手数より有効だを取ったのだろうが・・・やはり、歓声が少しはジャッジに反映されることはあるんじゃないかなぁ

そしてバーンズの2度目の防衛戦は、2017年4月にIBFスーパーライト級王者のジュリアス・インドンゴと統一戦!

 

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