こんにちは。
う~ん、、、青森県勢としても東北勢としても同一県から複数校出場で2校とも初戦突破したのは史上初だったのに。。。
そんな日に、開幕したばっかりで二人三脚でやってきた相方さんが、、、解雇とは。
騒ぎになってしまったことで大谷さん本人も辛いことでしょうね。
成績に影響が出なければいいんですが、、、
依存症って怖い。
今日の過去問は、令和5年度問45の問題をやってみようと思います。
それでは、早速。
問題
AがBに対して有する貸金債権の担保として、Bが所有する甲建物(以下「甲」という。)につき抵当権が設定され、設定登記が経由された。
当該貸金債権につきBが債務不履行に陥った後、甲が火災によって焼失し、Bの保険会社Cに対する火災保険金債権が発生した。
Aがこの保険金に対して優先弁済権を行使するためには、民法の規定および判例に照らし、どのような法的手段によって何をしなければならないか。40字程度で記述しなさい。
前回やった問44に比べて問題の長さは一般的なもの。
問題を読んでみると書くべきことが見えるような気が、、、しませんか
内容を分かりやすい言葉で確認しておきます。
Aさんが、Bさんに対してお金を貸したようで、、、
その貸したお金の担保として、Bさんが所有する甲建物に抵当権が設定され、登記が経由されました。
抵当権が設定=(借りたの担保を設定)
登記=公の帳簿に記入し、第三者に公示すること
大切なので、もう一度。
「抵当権が設定され、登記が経由されました。」
ところが、Bさんが債務不履行に陥ったようで、、、
債務不履行は、約束どおりに返済ができなくなったと言うことですね。
まぁ、ここまではよくある話。
Bさんには不幸が付きまとう訳で。。。
その後、担保を設定した甲建物が火災によって焼失。
ただ、Bさん、幸いなことに、甲建物に保険を掛けていたようで、、、
保険会社Cから、火災保険金が入ることがわかりました。
問題は、ここから。
Aさんが、この保険金に対して優先弁済権を行使するためには
民法の規定及び判例に照らし
①どのような法的手段によって
➁何をしなければならないか
これを、40字程度にまとめて書く。
なにを書くべきなのかは、2つ。
ただ、「法的手段」なんて書き方をされると、ちょっと構えてしまいますよね。
難しく考えず、思いつくワードを書ければ、この問題は取れる。
それでは、検討してみましょう。
ポイントとなるべきところは
大切なのでと書いた、
「抵当権が設定され、登記が経由され。」
その後、
つまり、登記された後、甲建物が火災で焼失。
どうですか
なにか見えてきませんか
いつも書くんですが、
過去問をたんに○×だけでやるんではなく、
×の場合には、こう言う理由だからと「説明できる」ようにすることが重要。
「説明できる」=文言が出てくる
記述式の場合、ワードが出てこないことには話にならない。
問題を読んで自然とうかんでくるようになれば、しめたもの。
あと考えるべきは、文字数と読んで変な文章になっていないかだけ。
基本は、オウム返し。
それを意識して、40字(35~45字)前後にまとめて書く訳です。
それで。
記述は、解らなくても何かは必ず書く。
書かなければ部分点ももらえませんからね。
①は、法的手段。
Aさんが、Bさんに貸したお金を回収するために、
保険会社Cが、Bさんに対して支払う保険金に対して、Aさんが、優先弁済権を行使するには、どんな手段を取るべきか
これが、法的手段。
Aさんが、設定を受けたのは、甲建物に対する抵当権。
本来であれば、保険金と甲建物は違うものだから、優先弁済権を行使することはできません。
今回、甲建物がでなくなってしまい、「保険金」に化けた。
建物が焼失=甲建物そのものでの弁済ができない
んでは、甲建物の価値が化けた「保険金」に代わりに、、、
こんな道筋。
②は、何をしなければならないか。
抵当権、登記、そして、保険会社Cが、Bさんに対して保険金を支払う前に、Aさんがするべきこと。
アレですね。
なんども過去問にも出てきています。
んじゃ、最後に、大ヒント。
法的手段は、抵当権の性質の一つ、○上○位性が認められるから。
それをするには、前もってする必要があることは
さぁ、考えてみましょう
・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・
作成できたら正解例を確認してみましょう。
正解例
抵当権に基づく物上代位によって、Cによる保険金の払渡し前に債権を差押えしなければならない。(45字)
センターの正解例
物上代位により、Cによる保険金の払渡し前に、Aが保険金債権を差し押さえなければならない。(44字)
参考
(抵当権の内容)
第三百六十九条 抵当権者(Aさん)は、債務者(Bさん)又は第三者が占有を移転しないで債務の担保に供した不動産(甲建物)について、他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利を有する(優先弁済権)。
2 略。
(留置権等の規定の準用)
第三百七十二条 第二百九十六条、第三百四条及び第三百五十一条の規定は、抵当権について準用する。
(物上代位)
第三百四条 先取特権は、その目的物(甲建物)の売却、賃貸、滅失()又は損傷によって債務者(Bさん)が受けるべき金銭(保険金)その他の物に対しても、行使することができる。ただし、先取特権者(Aさん)は、その払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない。
2 債務者が先取特権の目的物につき設定した物権の対価についても、前項と同様とする。
今日の関連条文は、以上。
問題と少し照らし合わせてみます。
問題には、「Aがこの保険金に対して優先弁済権を行使するためには、」とあります。
ここは、火災保険金、それと違う言い方で火災保険金債権ってのも出てきていますが、、、
私は、素直に、問題の通り、「保険金」で正解例を書きました。
なんの債権が問題になっているかは、「保険金」と分かっているので、後半は、「債権」にしましたが、センターの解答例の最初は、「保険金」で一緒ですが、後半は、「保険金債権」となっていました。
それとただし書き部分。
「その払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない。」
ここは、お金の場合は、「払渡し」、物の場合には、「引渡し」を使います。
↓
「債務者が受けるべき金銭その他の物」
そして、最後、、、いつも書くアレ。
問題は、どのような法的手段によって「何をしなければならないか。」
何を=差押え
そして、「しなければならないか。」ですから、最後は、「しなければならない。」で終わる。
基本は、オウム返しです。
ちなみに、私の正解例で、
重要
「抵当権に基づく物上代位」によって、Cによる「保険金の払渡し前に債権を差押え」しなければならない。(45字)
赤字は、問題に書かれている部分。
そして、「 」内の青字が出てこないと書けない部分で、黒字部分は問題から引っ張れる部分です。
そう考えると出てこないと書けない部分は、少ない。
ギャンブル依存症
開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。
少なくとも450万ドル(約6億8,000万円)が、大谷さんの銀行口座から送金されたようなんですが、、、
自分の財布以上にやってしまう、それが依存。
アルコール依存も同じ。
自分の許容範囲以上に飲んでしまう。
どちらも共通するのが、「やめられない、とまらない」こと。
注意しないと。。。
今日も最後までお読みいただき有難うございました。
今日のところはここまでです。
んでまずまた。
押して欲しいな。。。
こっちもね。。。