こんにちは。
う~ん、困ったもんだ。
・福岡で“飲酒運転”事故
・50代警部が酒気帯び運転疑い
・無免許運転男 覚醒剤で陽性反応
・飲酒検知拒否の警備員 無免許、酒気帯び運転疑いで再逮捕
・札幌では登校中の小学生の列に車が突っ込みそのまま逃走
あおりの記事も数件、、、そう言えば、あおった上に車を破壊した2人、逮捕されました。
車絡みの事件が多すぎる、、、とくに無免許ってのはなんとかならんもんかと思うんだけど。。。
今日の過去問は、令和2年度問49の問題をやりたいと思います。
日本のバブル経済とその崩壊に関する次の文章の空欄[ Ⅰ ]~[ Ⅴ ]に当てはまる語句を検討してみましょう。
それでは、早速。
問題
1985年のプラザ合意の後に[ Ⅰ ]が急速に進むと、[ Ⅱ ]に依存した日本経済は大きな打撃を受けた。
[ Ⅰ ]の影響を回避するために、多くの工場が海外に移され、産業の空洞化に対する懸念が生じた。
G7諸国の合意によって、為替相場が安定を取り戻した1987年半ばから景気は好転し、日本経済は1990年代初頭まで、平成景気と呼ばれる好景気を持続させた。
[ Ⅲ ]の下で調達された資金は、新製品開発や合理化のための投資に充てられる一方で、株式や土地の購入にも向けられ、株価や地価が経済の実態をはるかに超えて上昇した。
こうした資産効果を通じて消費熱があおられ、高級品が飛ぶように売れるとともに、さらなる投資を誘発することとなった。
その後、日本銀行が[ Ⅳ ]に転じ、また[ Ⅴ ]が導入された。
そして、株価や地価は低落し始め、バブル経済は崩壊、平成不況に突入することとなった。
いつものごとくサラッと目を通しましょう。
経済に興味がないとなんのこっちゃって問題なんですが、、、
素で解答できるのが一番なんですが、今日は、提示された語句を確認しながら見ていきたいと思います。
それでは、早速。。。
最初に、[ Ⅰ ]から。
選択肢は、円安×2、円高×3です。
「1985年のプラザ合意の後に[ Ⅰ ]が急速に進む」とあります。
どちらも語句的には当てはまるんですが、ここは、「プラザ合意」ってのがどう言ったものであったのかを知っていれば、解ける問題。
プラザ合意=米国ニューヨークのプラザホテルで行われた、先進国5ヶ国(日・米・英・独・仏)によるドル高を是正するため発表された為替レートの安定化に関する合意のこと。
「ドル高を是正するため」
と言うことは、ドルが高い、、、日本にしてみれば、
が安い。
それを是正するってことは、その後は逆になる訳で、、、
ちなみに、合意前は、1ドル230円台のレートだったものが、1987年末には、1ドル120円台のレートで取引されるようになったようです。
正解[ Ⅰ ]は?
円高
次に、[ Ⅱ ]ですが、
ここは、[ Ⅰ ]からの引き続きですね。
選択肢は、外需×2、輸入×2、輸出×1です。
「1985年のプラザ合意の後に[Ⅰ:円高]が急速に進むと、[ Ⅱ ]に依存した日本経済は大きな打撃を受けた。」
円高が進むと言うのは、の価値が高くなると言うこと。
日本が外国から品物を買うときには、少ない金額ですみますが、逆に外国からすれば、支払いが増えることになります。
と言うことは、円高が進むと安く品物を買えるので輸入は、好調、逆に売ることを考えると品物が高くなるので輸出は、不調。
日本経済が大きな打撃を受けるのは
ここが解るとこの問題はクリアです。
正解[ Ⅱ ]は?
輸出
正解肢は分かったんですが、引き続き、[ Ⅲ ]を見てみます。
選択肢は、低金利政策×2、財政政策×2、高金利政策×1です。
「[ Ⅲ ]の下で調達された資金は、新製品開発や合理化のための投資に充てられる一方で、株式や土地の購入にも向けられ、株価や地価が経済の実態をはるかに超えて上昇した。」
調達された資金と書かれていますので、「高金利政策」ってことは、ありませんよね。
高い金利でを借りて、株式や不動産投資にお金を投資するか考えれば分かります。
・新製品開発
・合理化のための投資
・株式
・土地の購入
たくさんのお金を調達=金利が低い ですね。
と言うことは、
正解[ Ⅲ ]は?
低金利政策
次は、[ Ⅳ ]です。
選択肢は、金融引締め×3、金融緩和×2です。
「こうした資産効果を通じて消費熱があおられ、高級品が飛ぶように売れるとともに、さらなる投資を誘発することとなった。
その後、日本銀行が[ Ⅳ ]に転じ、また[ Ⅴ ]が導入された。」
ヒントは、「転じ、」ですね。
低金利政策で市中にお金の量を増やし、投資を促していましたが、、、って話。
それが「転じ」るとは
市中に出回るお金の量を減らす政策に変わったということ。
と言うことは、
正解[ Ⅳ ]は?
金融引締め
最後は、[ Ⅴ ]です。
選択肢は、売上税×3、地価税×2です。
「その後、日本銀行が[Ⅳ:金融引締め]に転じ、また[ Ⅴ ]が導入された。
そして、株価や地価は低落し始め、バブル経済は崩壊、平成不況に突入することとなった。」
ハッキリ言ってここは、難しい。
正解肢は、「3」で、「地価税」には違いないんですが、、、
と言うことは、この試験、すべて知らなくても正解肢を見つけることはできるってことですね。
ちなみに、
地価税=土地の保有コストを引き上げて土地投機を抑制し、土地の有効利用を図るために設けられた国税。平成10年度(1998年)以降は課税を停止中。
対抗馬の「売上税」は、消費税とは違います。
日本では、導入されていません。
消費税は、売上税の一種ではあるんですが、、、ちょっと違う。
消費税は、製造から小売販売されるまで、多段階で課税されますが、売上税は、小売販売のときだけに課税される単段階の税のことです。
この辺の知識があれば、迷う問題ではなかったのかも知れませんが、、、
正解[ Ⅴ ]は?
地価税
参照
1985年のプラザ合意の後に[Ⅰ:円高]が急速に進むと、[Ⅱ:輸出]に依存した日本経済は大きな打撃を受けた。[Ⅰ:円高]の影響を回避するために、多くの工場が海外に移され、産業の空洞化に対する懸念が生じた。
G7諸国の合意によって、為替相場が安定を取り戻した1987年半ばから景気は好転し、日本経済は1990年代初頭まで、平成景気と呼ばれる好景気を持続させた。
[Ⅲ:低金利政策]の下で調達された資金は、新製品開発や合理化のための投資に充てられる一方で、株式や土地の購入にも向けられ、株価や地価が経済の実態をはるかに超えて上昇した。こうした資産効果を通じて消費熱があおられ、高級品が飛ぶように売れるとともに、さらなる投資を誘発することとなった。
その後、日本銀行が[Ⅳ:金融引締め]に転じ、また[Ⅴ:地価税]が導入された。そして、株価や地価は低落し始め、バブル経済は崩壊、平成不況に突入することとなった。
**Ⅰ***Ⅱ***Ⅲ*****Ⅳ*****Ⅴ
1*円安*外需*低金利政策*金融引締め**売上税
2*円安*輸入**財政政策**金融緩和**売上税
3*円高*輸出*低金利政策*金融引締め**地価税
4*円高*外需**財政政策**金融緩和**売上税
5*円高*輸入*高金利政策*金融引締め**地価税
東名高速飲酒運転追突事故
福岡海の中道大橋飲酒運転事故
いずれも「酒気帯び運転」や「飲酒運転」の罰則強化に関係する事故。
人間は忘れる動物とは言え、モラルまで失ってるように感じるのは私だけなんだろうか
あおりもそうなんですが、、、
車は、鉄の塊です、、、少しでも理性ある運転を。
今日のところはここまでです。