行政書士試験 平成22年度問49 まちづくりに関する問題 | 行政書士試験 独学チャレンジ!!

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こんにちは。

 

組合せ問題なども強引に穴埋めでやってるんですが、、、(

 

いかがでしょうかはてなマーク

 

基本的にワードが出て来ないと解ける訳がないんで、そんなところから始めた訳なんですが、、、

 

ですから、単語も言えて当然意味も解って当然ってならないといけないと思います。

 

広く浅く答えられる範囲で知識を詰め込みましょう。。。

 

今日の過去問は、平成22年度問49の問題をやりたいと思います。

 

まちづくりに関する次の文章について、[ ア ]~[ オ ]にあてはまる語句を検討してみましょう。

 

 

それでは、早速。

 

 

 

問題

 私たちは、社会の一員として地域の中で生活している。

 

したがって、自分が住む家だけでなく、まわりの住環境がどれだけ充実しているかが、暮らしやすいまちづくりの重要な要素である。

 

たとえば、私たちの生活を支える道路、公園、学校、病院などの[ ア ]が整備されていなければ、暮らしやすいまちとはいえない。

 

 また、すべての人が安心して暮らせるには、障害のある人もない人も、ともに普通の生活を送ることができる[ イ ]の考え方に基づいたまちづくりが求められている。

 

2006年には、すべての人の移動と施設利用の利便性と安全性の向上のため、いわゆるバリアフリー新法*が施行されたし、さらにすべての生活者に適合する基準や仕様を求める[ ウ ]の考え方が普及しつつある。

 

また、私たち自身が主体的に福祉に参加するボランティア活動や、働く人自身が所有し経営に参加する[ エ ]の取組みも重要になっている。

 

 こうした変化の背景には、生活全体を量から質に転換し、精神や生存の価値を尊重する[ オ ]の考え方があるといえよう。

 

 

(注)*高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律

 

 

 

いつものごとくサラッと目を通しましょう。

 

今日の空欄は、すべて1ヶ所です。

 

直ぐに出てくるものもあるでしょうし、解らないところもあると思います。

 

これをきっかけとして覚えてしまいましょう。。。

 

 

それでは、早速、始めましょう。

 

 

 

[ ア ]は?

社会資本

 

 

 

最初に、[ ア ]から見てみましょう。

 

[ ア ]のヒントは、

 

自分が住む家だけでなく、まわりの住環境がどれだけ充実しているかが、暮らしやすいまちづくりの重要な要素である。」

 

具体的には、

 

私たちの生活を支える道路、公園、学校、病院など

 

よく、「インフラ整備」なんて言葉を聞きますよね。

 

インフラ=インフラストラクチャー(infrastructure

 

これは、生活や産業の基盤を形成する施設の総称です。

 

・住宅、環境衛生、上・下水道、公園、学校などの生活基盤となる施設

・道路、港湾、鉄道、空港、工業用水といった産業基盤となる施設

 

さらに最近では病院、福祉施設などの厚生福祉施設や情報通信網なども含まれます。

 

インフラ=インフラストラクチャーが、選択肢語群の中にはありませんので、同義語の「社会資本を選択することになります。

 

[ ア ]は、「社会資本」です。

 


 

[ イ ]は?

ノーマライゼーション

 

 

 

次に、[ イ ]です。

 

[ イ ]のヒントは、

 

障害のある人ない人ともに普通の生活を送ることができる

 

普通、、、「normal」です。

 

この単語知ってますかはてなマーク

 

「ノーマライゼーション(normalization)」

 

[ イ ]の考え方に基づいたまちづくりが求められていると言っています。

 

この考え方は、「障害者や高齢者ほかの人々と等しく生きる社会・福祉環境の整備、実現を目指す考え方。」です。

 

つまり、問題のヒントと同じです。

 

普通の生活を送る=等しく生きる

 

ですので、[ イ ]は、「ノーマライゼーション」です。

 

 

 

[ ウ ]は?

ユニバーサルデザイン

 

 

 

次に、[ ウ ]です。

 

[ ウ ]のヒントは、

 

すべての生活者に適合する基準や仕様

 

ここは、聞いたことがある語句ですね。

 

すべての生活者に適合する=一般的であるさま。すべてに共通であるさま。

 

英語で「ユニバーサル(universal)」です。

 

と言うことは、「万人向けの基準や仕様」ってことになりますので、「ユニバーサルデザイン(universal design)」ってことになります。

 

[ ウ ]は、「ユニバーサルデザイン」です。

 

 

 

[ エ ]は?ワーカーズ・コレクティブ

 

 

 

次に、[ エ ]です。

 

[ エ ]のヒントは、

 

働く人自身が所有し経営に参加する

 

[ エ ]は、重要な取組みってことですね。

 

働く=仕事や労働、つまり、ワーク(work)です。

 

そして、その人達自身が経営に参加する、、、つまり、組織的(集合的)になるってことです。

 

集合的な、集団的な、共同の=collective

 

聞いたことありますかはてなマーク

 

「ワーカーズ・コレクティブ(workers’ collective)」

 

地域の住民が共同で出資し、全員が対等な立場で、経営に参加しながら、地域社会に必要なものやサービスを提供する事業体

 

主なものとしては、児童保育、介護事業、手工芸品販売、リサイクル品販売などがあります。

 

[ エ ]は、「ワーカーズ・コレクティブ」です。

 

 

 

[ オ ]は?クオリティ・オブ・ライフ

 

 

 

最後に、[ オ ]です。

 

[ オ ]のヒントは、

 

生活全体をから質に転換し、精神や生存の価値を尊重する

 

[ オ ]は、考え方って書いてあります。

 

」=「quantityquality

 

生活全体を質に転換生き方=精神や生存の価値を尊重する

 

どれだけ人間らしい生活を送り幸福感を感じているかってことになります。

 

「クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)」

 
直訳的には、人生の質生命の質生活の質と訳されます。

 

と言うことで、[ オ ]は、「クオリティ・オブ・ライフ」ってことになります。

 

 

 

参照

 私たちは、社会の一員として地域の中で生活している。したがって、自分が住む家だけでなく、まわりの住環境がどれだけ充実しているかが、暮らしやすいまちづくりの重要な要素である。たとえば、私たちの生活を支える道路、公園、学校、病院などの[ア:社会資本]が整備されていなければ、暮らしやすいまちとはいえない。
  また、すべての人が安心して暮らせるには、障害のある人もない人も、ともに普通の生活を送ることができる[イ:ノーマライゼーション]の考え方に基づいたまちづくりが求められている。2006年には、すべての人の移動と施設利用の利便性と安全性の向上のため、いわゆるバリアフリー新法*が施行されたし、さらにすべての生活者に適合する基準や仕様を求める[ウ:ユニバーサルデザイン]の考え方が普及しつつある。また、私たち自身が主体的に福祉に参加するボランティア活動や、働く人自身が所有し経営に参加する[エ:ワーカーズ・コレクティブ]の取組みも重要になっている。
  こうした変化の背景には、生活全体を量から質に転換し、精神や生存の価値を尊重する[オ:クオリティ・オブ・ライフ]の考え方があるといえよう。

 

 

(注)*高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律

 

 

まちづくりに関する文中の空欄[ ア ]~[ オ ]に当てはまる語句の組合せのうち、妥当なものはどれか。なお、1~5の語群に挙げられている語句の順番と、空欄[ ア ]~[ オ ]の順番は対応するものではない。

 

 

1 セーフティネット****ユニバーサルデザインユビキタス社会****社会資本****コミュニティ・ビジネス**  ×
2 クオリティ・オブ・ライフ ノーマライゼーション**ユニバーサルデザイン社会資本****ワーカーズ・コレクティブ
3 セーフティネット****クオリティ・オブ・ライフ ノーマライゼーション**公共財*****NPO*********×
4 セルフ・ヘルプ*****ユニバーサルデザインユビキタス社会****社会的共通資本 コミュニティ・ビジネス** ×
5 セーフティネット****セルフ・ヘルプ**** ノーマライゼーション**社会的共通資本 ワーカーズ・コレクティブ×

 

 

セーフティネット=安全網。網の目のように救済策を張ることで、最悪の事態から保護するしくみをいう。

 

セルフ・ヘルプself-help)=他人の力によらず、自分の力だけで事を成し遂げる、解決すること。

 

ユビキタス社会=生活や社会のいたるところにコンピューターが存在し、あらゆる場所、あらゆる場面において、いつでもどこでもコンピューターにアクセスでき、ネットワークを通じたさまざまなサービスを享受できる社会。

 

公共財=各個人が共同で消費し、対価を支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費が妨げられない財・サービス。通常、国など公共部門によって提供される公園、一般道路、消防、警察など。消費の集団性と排除不可能性を持ち合わせたもの。 

 

社会的共通資本=経済学者の宇沢弘文さんが提唱した概念。すべての人々が、豊かな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会の安定的な維持を可能にする自然環境と社会的装置のことで、これを社会共通の財産とする考え方。

 

コミュニティ・ビジネスcommunity business)=「市民が主体となって、地域が抱える課題をビジネスの手法により解決する事業」の総称。地域の住民を中心に組織し、企業や行政機関の対応しにくい、生活者の需要を掘り起こして展開する事業。収益を上げるだけでなく、社会奉仕の要素も強く、介護・子育て・教育・町作り・資源リサイクルなどの分野がある。

 

NPOon-rofit rganization)=非営利団体のこと。特に、政府や企業などではできない社会的な問題に、営利を目的とせずに取り組む民間組織(民間非営利団体)をいう。一定の要件を満たす団体は、特定非営利活動促進法に基づいて法人格を取得できる(NPO法人)。

 

 

 

今日のところはここまでです。

 

 

今日も最後まで有難うございました。

 

 

んでまずまた。

 

 

 

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