ケルン市立歴史文書館についての報道自体は、まだドイツでも多く行われています。ただ、救援に駆けつけた各地文書館員のルポや、責任追及問題が主体となってきています。
ボランティアの人々の努力と貢献は、たしかにいくら賞賛してもしきれないほど貴重ではあるのですが、これまでの報道と内容にかなり重複するところもあり、ここで紹介するべきかどうか考えてしまいます。
そんななかで、世界でいささかの話題をさらったのが、先日ドイツ語記事を紹介した猫の生還です。この小さな奇跡について、英語の記事を見つけましたので、ここで紹介しておきます。
Cat Rescued From Rubble of Cologne Archive
(『シュピーゲル・オンライン』4月7日)
写真もあります(頁の下の方に入り口があります)。
ケルン市立歴史文書館の崩壊は、日本ではほとんど続報がありませんでした。英語圏でも、続報はかなり少なくなってきているように思います。そんな中で、ケルンの猫は世界的にいくらかの注目を浴びたようです。
シュレーダーさんのもう一匹の飼い猫が見つかることを祈ると共に、この幸運が、ケルン市立歴史文書館の問題について世間の関心を喚起することにつながればいいと思います。
この記事の頁に、ケルン市立歴史文書館崩壊に関するフォト・ギャラリーへのリンクもあります。