ケルン市立歴史文書館続報・レックリングハウゼンのアーキヴィスト | 緑の錨

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歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

そろそろ、新しい史料館の建設用地や、全世界からの史料コピーの収集といった、善後策についての議論が盛んになってきました。しかし、現在でもアーキヴィストたちは、瓦礫の山と格闘して、救えるものを救おうと努力を続けています。そのことをまず忘れてはいけないと思います。

ここで紹介させていただくのは、レクリングハウゼン市がケルンに派遣して、実際に作業に参加しているアーキヴィストの報告です。簡潔で率直な、標題を見てもわかるように素朴な感じの感じの記事であり、もちろん、特殊なことが書いてあるわけではないのですが、現場の実情がよく伝わって来るように思いました。

Recklinghausen hat in Köln dicken Stein im Brett z(『マール・アクチュエル・ウンド・ゾンタークブラット』HP3月21日)

ケルン市立歴史文書館に協力している施設があったりアーキヴィストたちのいる街では、その事実が大きく取りあげられています。それだけでなく、各地の文書館の状況も問題にされはじめています。

概して文書館システムが整備されたドイツでは、各文書館を通じて、ケルン市立歴史文書館についての関心が惹起されているようです。また、地方紙では、たとえ、それが非常に小さな地方紙でも、こうした自分たちの街の文書館やアーキヴィストの果たしている役割に関心を持っているようです。

今日は更新できるかどうかわからないので、深夜に更新させていただきました。