そろそろ、新しい史料館の建設用地や、全世界からの史料コピーの収集といった、善後策についての議論が盛んになってきました。しかし、現在でもアーキヴィストたちは、瓦礫の山と格闘して、救えるものを救おうと努力を続けています。そのことをまず忘れてはいけないと思います。
ここで紹介させていただくのは、レクリングハウゼン市がケルンに派遣して、実際に作業に参加しているアーキヴィストの報告です。簡潔で率直な、標題を見てもわかるように素朴な感じの感じの記事であり、もちろん、特殊なことが書いてあるわけではないのですが、現場の実情がよく伝わって来るように思いました。
Recklinghausen hat in Köln dicken Stein im Brett
z(『マール・アクチュエル・ウンド・ゾンタークブラット』HP3月21日)
ケルン市立歴史文書館に協力している施設があったりアーキヴィストたちのいる街では、その事実が大きく取りあげられています。それだけでなく、各地の文書館の状況も問題にされはじめています。
概して文書館システムが整備されたドイツでは、各文書館を通じて、ケルン市立歴史文書館についての関心が惹起されているようです。また、地方紙では、たとえ、それが非常に小さな地方紙でも、こうした自分たちの街の文書館やアーキヴィストの果たしている役割に関心を持っているようです。
今日は更新できるかどうかわからないので、深夜に更新させていただきました。