夜の京都 | 緑の錨

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歴史家の山本尚志のブログです。日本で活躍したピアニストのレオ・シロタ、レオニード・クロイツァー、日本の歴史的ピアニスト、太平洋戦争時代の日本のユダヤ人政策を扱っています。

 たしかに京都は暑かった。夜になっても熱気がこもっているようで、かなり汗をかきました。しかし、そんな厳しい気候でも、京都の町に住むということには特別に引きつけられる点があるようです。到着が夜になったため十分に観光はできませんでしたが、上賀茂神社を門の外から眺め、鴨川の河畔を散策するというのはやはり特別に意味があることでした。従来、再三京都は訪れているのですが、いずれも仕事か所用と関係していたために、なかなか観光する余裕がありませんでしたが、静かに歩いてみると、やはり歴史を誇る京都の町に住むというのはすばらしいことであるように思えました。なぜか京都に住むという発想はこれまでなかったのですが、どうして、学生時代にでも京都で過ごすということを思いつかなかったのか、いまとなると不思議です。