物語を語る文法 | ぷぷぷ日記

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更新は思いついたとき。

英語で『クマのプーさん』を読んでみて、とまどった言い回しがあります。

 

たとえば、この場面。

ラビットがカンガを森から追い出す作戦を実行するため、

プーが任務をおびてやってきます。

 

And at that moment who should come stumping up the hill but Pooh.

 

訳しにくいですね……

スラッシュリーディングすると

 

And at that moment /

そしてその瞬間

 

who should come stumping up the hill/

誰が丘をどしどしと上ってくるのか

 

 but Pooh./

プー以外に

 

ポイントは who should ....but Pooh

この should は「一体~だなんて」「まさか~するとは」の驚きのニュアンスです。

 

「一体、どしどしやってくるのは誰?」 と期待をもりあげ、

文末で 「プーにほかならない!」と劇的に暴露します。

 

 

直訳: 

「そして、その瞬間、誰が丘をずしずしと登ってくるはずだっただろうか、いやプー以外にいない。」

意訳: 

「するとその時、丘をずしずしと登ってきたのは、なんとプーだったのである。」

 

このような文構造はほかの部分でも何度かみかけました。

物語を語るときによくある

劇的な効果を生む文学的な言い回しだそうです。

 

クマのプーさんって、起伏がなく終始ほんわりした話だと思っていたけれど

改めて読んでみると黒い陰謀とか策略が含まれていてヒヤヒヤしました!

 

うーん侮れない。