コヴェナント 戦場の通訳の話 | ぷぷぷ日記

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更新は思いついたとき。

アフガニスタンに介入しタリバン掃討の任務についている米兵と現地通訳が主役の映画です。

銃撃アクションあり、サスペンスなくだりもあり、気持ちよくエンドロールまで楽しめる正しいエンタメでした。

 

この舞台について述べますと。

アメリカによるアフガニスタン侵攻は9.11同時多発テロを受けて2001年から開始。あっという間にタリバンを打倒しました。

そこで、アメリカはアフガニスタンに民主的親米政権を樹立し、面倒をみたが、情勢は安定しなかった。米国はあきらめて撤退。それが20年後の2021年でした。

その後、ほどなくタリバンが全面的に復活し政権をとっています。

20年もの間、アメリカと関わったアフガニスタンの人々は当然のごとくタリバンに迫害されたり殺される危険があり、その人達を見殺しにするのか、アメリカはビザを出さないのか、と問題になりました。


エンドロールのたくさんのバディの写真は、米軍撤退後に残されたたくさんの通訳たちだそうです。

この映画はそんな事実を背景に作られているんですね。面白かったし、いい話でした。

もっとシリアスでシビアな現地通訳の名作をお求めの方にはアメリカ撤退後のカンボジアを描く「キリングフィールド」をおすすめします。


けれども、私としては、やっぱりアメリカは中東に首を突っ込むなという思いでいっぱいです。(アフガニスタンは中央アジアだけど、政治的文脈では中東にいれる)いらんことをしてるのは、何もトランプだけではない。アメリカ大統領はきれいごとを言いつつ代々いらんことばかりしている。

ついでに言うと、この間、アメリカは2003年に大量破壊兵器があるとか言ってイラク政権を倒し、新政権を育て、やっぱりさじを投げて2011年に撤退している。その後、その空白地帯にISの勃興を招いてしまい仕方なくまた掃討、介入⋯⋯という泥沼になっている。


無駄な軍事介入ばかりの泥沼、いい加減に米国民が嫌気が差して投票したのが、戦争をやめると公約したトランプ2期目だったはずなんですけど。おかしいですねえ……

 

 

中東は古代文明が起こって以来、連綿と途切れることなく高度な政治があり都市文化と交易を維持してきた土地柄です。砂漠で何もないとか思っている人は大きな誤解をしています。たかだか歴史250年のポッと出の国がちょっかい出してどうこうできる人々ではないのです。

 

中東は放って置くのが一番幸せだと思います、本当に。