各メディアを検索したところ、 「問題なし」 というコメントが多かったようだ。
発端の松江市教委は、閲覧制限の理由は 「残酷なシーンがあるから、多感な子どもに悪影響」 と政治問題はスルーしてます。
旧日本軍の兵士が首を刀で切り落とし、女性に乱暴して惨殺する-という描写などが主な問題だったらしい。
ところが、産経新聞が集めたコメントは
「特定の思想傾向が強い漫画で、歴史学的に間違いがある」
「旧日本軍の一部に逸脱した行為があった可能性はあるが、まるで軍全体の方針であったかのように描かれている。」
「作品は非道な原爆投下を日本人の責任にする偏った思想の宣伝道具だ。学校図書とするのは問題だ」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130826/edc13082620190002-n1.htm
都合の悪い事実を一切なかったことにして、子どもに何も知らせないでおこうという、日本伝統の隠蔽体質が気持ち悪くてならない。
『はだしのゲン』は作者の体験を基にしています。これを「歴史学的に間違い」と断じるのも、いかがなものか。
子どもだった作者が見た事実、伝えたい体験、と素直に受け止めていいでしょう。
これを「特定の思想傾向が強い」とか、「反天皇の思想をあおるのは、学習指導要領に反する」とか、そこまでの干渉はもはや言論統制じゃないですか。べつに、『ゲン』は教科書じゃないんだから、検閲しなくていいでしょ。
歴史って、主観を完全に排除して語ることなんて不可能なんです。右からも左からも、いろいろな情報を得たうえで自分の頭で考えることは、人間としてものすごく大事なことではないでしょうか。政治家でもない人間が、政治的に歴史を見る必要はないのです。
日本の責任ばかりを言い立てる「反日」も相変わらずウザイが、日本に非はないと言い立てる「右傾化」も、最近いきすぎです。勢いよく言い捨てた者勝ちみたいな話ばかりで胸が悪くなる。主張するときは、冷静に理論的にしたいものです。
どちらさまも感情的にならずに、根拠(捏造注意)となる情報をなるべくたくさん集め、頭で考えましょう。