1453年、コンスタンティノープルのみを残して生き延びていたビザンチン帝国が、トルコに息の根を止められた顛末を描いた作品です。
意外と薄い文庫本一冊分。
このへんの歴史に関しては、各国勢力相関の様子が複雑でわかりにくいので理解できるか不安だったのですが、まるでそんな心配はなく楽しめました。
ヴェネチアの従軍医師、セルビアの軍人、ジェノバの商人、ビザンチンの枢機卿など、立場のさまざまな人物が「現場証人たち」として登場し当時の状況が身近に感じられるように語られ、それぞれが最後の日をどう迎えその後どうしたかまで書かれています。
まるで群像劇で構成された映画のようです。 戦闘の状況が視覚的に迫力ある描写で臨場感があるのも、これまた映画のようですばらしいです。なにしろこの本のために書き起こした地図や城壁の断面図も入っているという入念さですから。
戦闘シーンは長くはありませんが、金角湾の攻防におけるヴェネツィアとジェノバの巨船の華やかさ、大砲による城壁攻めなど目が覚めるような場面が展開され、映画にするに見せ場十分なのです。
最初のほうは やや翻訳調の硬めの文章が気になったのですが、物語が動き出すとそうでもなくなりました。 また塩野七生の本を読んでみようかと思います。量が多いのでぼちぼちと・・・
ヴェネチアの従軍医師、セルビアの軍人、ジェノバの商人、ビザンチンの枢機卿など、立場のさまざまな人物が「現場証人たち」として登場し当時の状況が身近に感じられるように語られ、それぞれが最後の日をどう迎えその後どうしたかまで書かれています。
まるで群像劇で構成された映画のようです。 戦闘の状況が視覚的に迫力ある描写で臨場感があるのも、これまた映画のようですばらしいです。なにしろこの本のために書き起こした地図や城壁の断面図も入っているという入念さですから。
戦闘シーンは長くはありませんが、金角湾の攻防におけるヴェネツィアとジェノバの巨船の華やかさ、大砲による城壁攻めなど目が覚めるような場面が展開され、映画にするに見せ場十分なのです。
最初のほうは やや翻訳調の硬めの文章が気になったのですが、物語が動き出すとそうでもなくなりました。 また塩野七生の本を読んでみようかと思います。量が多いのでぼちぼちと・・・