司馬氏は綿密に史料をあたったうえ「ここは私の想像」「これは事実だろう」といちいち断りながら慎重に空海を含む風景を描き出そうとしている様です。なるべく事実を知りたい私としては安心して読める。書きすぎないよう、ややこわごわと言った感じの司馬氏の姿勢には泣けます。
まだ遣唐使と共に長安に来たあたりですが・・・
空海は抜け目がなくて、ある意味ずるく立ち回る脂っぽい人だったなんてことがわかっておもしろいですね。まじめな最澄との対比もあって、最澄に意地悪したなんてこともおかしくていいです 。
また密教では釈迦の教義はほとんどとらず、宇宙の真理を究めながら現世の利益も追求するものである・・・と書いてあります。私はそんなふうに考えたことは一度もなかったので驚きました!
先が楽しみです。