NHK土曜ドラマスペシャル、主タイトルは「負けて、勝つ」。
あしたは第二回の放送です。ちょっとワクワクですがハラハラしてます。
以前、白洲次郎が主人公のドラマをやったときの吉田役は原田芳雄。豪快さ悪そうなところ、ギラギラした迫力がとても似合っていました。今回はしかし、渡辺謙!
この人がやると聖人君子になりすぎるのではないかと・・・きれいごとでは済まないハナシですからねぇ。思ったよりは線が太めになってましたが、これからが心配です。それとマッカーサー役がも少し似ているとよかったのですが。
近衛公について。野村萬斎(近衛役)が一回で退場になったのは残念。
近衛はヒトラーにヒゲが似ているのを気にしている、というシーンがありましたが
実際、戦線不拡大を主張したものの軍部に負けて妥協、その後ヒトラー気取りのかっこうで喜んでいた・・・という話をどこぞで読んだことがあります。
山本七平『裕仁天皇の昭和史』だったかな? 近衛が自殺したとき(責任を明らかにせず)「勝手なものだネ」と天皇が言ったとか。吉田も近衛には責任があると思ってたのか。
また、天皇については山本七平は、「朕にすべての責任がある、絞首刑になってもよい」とマッカーサーと初めて会ったときに述べたと書いています。立憲君主制である限り天皇には内閣に反対して戦争をやめる命令を出す権限はなかったのだが、とも。
このあたりのもろもろのことがわかる本をまた探してみたいと思います。
幼少の麻生太郎が登場しましたがアホみたいですね。鳩じいさんが出てきたらやっぱり鳩ちゃんも出てくるのかなー? いろいろな意味で楽しみでっす。
http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d11