「わたしメッセージ」シリーズ

 

「行動」を伝える時のポイント その1 

~行動でないものは行動に直す~

 

「わたしメッセージ」を使ってみよう!

ということで、

 

・主語をわたしにする

・行動、影響、感情を伝える

 

までお伝えしてきました。

 

これからは、行動、影響、感情を

伝える時のコツを、

さらに詳しく解説します。

 

「行動」を伝える時のポイント その1~行動でないものは行動に直す~

 

まず

「あなたは、子ども(相手)のどんな行動を嫌だと感じますか?」

という質問に答えてみてください。

 

行動というのは、

・○○した

・○○と言った

など、

・動詞で表すことができ

・あの日あの時この行動を取った、と特定できるもの

を言います。

 

たとえば

・疲れているのに抱っこをせがむ

・レストランで走り回る

・夕食前にお菓子を食べる

などです。

 

しっかり学びたいと思う場合は、先に読み進む前にメモに書き出してみてください。

 

実は、「行動」を見るというのはけっこう難しいんです。

 

「あなたは、子ども(相手)のどんな行動を嫌だと感じますか?」

という質問に答えようとすると、

・勉強しない

・時間にルーズ

・だらしない

・意思が弱い

…など、行動じゃないことが思い浮かぶことも多いのです。

 

行動じゃないけどよく思い浮かぶのは「○○しない」ということです。

「◯◯しない」は行動ではありません。

性格や態度、形容詞で表されることも行動ではありません。

 

もしそういうものを思いついたら、あえて「行動」に書き直してください。

 

勉強しないのが嫌だと感じたなら、その時、子どもは何をしているのか見てみましょう。

・テレビを見ているのか、

・寝ているのか、

・スマホを触っているのか…

 

時間にルーズなのが嫌と思ったら、子どものどんな行動を見て、時間にルーズだなぁ、と感じたのか、思い出して見ましょう。

・お風呂の時間にLINEをしているのか、

・駅で待ち合わせたのに、10分遅れてきたのか、

・寝坊して、せっかく親が作った朝ごはんを残すのか…

 

面倒ではありますが、こうやって

「行動」と「行動ではないもの」を

区別していきます。

 

区別するのは、メリットがあるからです。

どんなメリットがあるのかは、

次の記事をご覧ください。

 

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昨日は、

子どもがはっ!と気づく話し方

「わたしメッセージ」について

書きました。

http://ameblo.jp/growcom/entry-12278462950.html

 

子どもの行動で自分が困っている時、

話し方のポイントは

主語を「あなた」から「わたし」に

するということでした。

 

でも、これで全てが伝わるかというと

そんなことはありませんよね。

 

もう少し、詳しい情報があった方が

伝わりやすいこともあります。

 

伝える内容のポイントは3つです。

・子どものどんな行動で困っているのか

・その行動により、自分には具体的にどういう影響があるのか

・その行動・影響により、自分はどんな感情になるのか

 

例えば昨日の例、

子どもに抱っこをせがまれる、

という場面では、

 

「抱っこ抱っこと言われて(行動)、

 お父さんが抱っこすることになると、重くて疲れて腰が痛くなるよ(影響)。

 困ったなぁ(感情)。」

 

となります。

 

今はわたしが1歳の息子に言っています。

「息子くんがご飯をポットンって落とすとな(行動)、

 ママがふきふき、お掃除しないといけないやろ(影響)。

 あー大変、大変(感情)。」 

 

もちろん、遊び食べ対策は

・お腹が減った状態で食事開始

・気を紛らわせるものを片付ける

・遊びだしたら満腹と判断し、そこで食事は切り上げる

・汚れても楽に掃除&洗濯できるよう敷物やエプロンを工夫する

などなど、環境調整やスケジューリング

のほうが効果はあるでしょう。

 

でも、それでもイラ~ッとしたときは、

「あなたメッセージ」ではなく、

「わたしメッセージ」で話すようにしています。

 

なぜなら、

「あなたメッセージ」では、

こちらが言いたいこととは

全く違うことが伝わってしまう

可能性が高いからです。

 

昨日の記事の例では、

 

「(あなたは)自分で歩きなさい。」

→命令されると反発するのが、

 人の心の自然な反応。

 歩くように言われたことで、

 ますます歩くもんか!と思って

 しまうかもしれません。

 

「(あなたは)もうお姉ちゃんだから

 歩けるよね。」

→お姉ちゃんって損だ、

 大きくなること、成長することは嫌な

 ことだと感じるかもしれません。

 

「(あなたは)大丈夫、あと少し!

 帰ったら美味しいジュースがあるよ。」

→大丈夫じゃ無いし、ジュースが欲しい

 わけじゃない。親はわたしのこと

 何もわかってくれない。

 そう感じるかもしれません。

 

「わたしメッセージ」は、

親の本音を伝えるもの。

相手が1歳の子どもでも、

親の事情を話せば、

1歳なりに何かを感じ取り、

年齢相応の理解をしてもらえるものとして、

対等に、真剣に、

1人の人として話しかけます。

 

当然「わたしメッセージ」であっても、

言われたら嫌な気持ちになる

こともあるでしょう。

でも、それは自分の行動が他の人に

とっては、嫌な思いをさせることも

あるんだ、という気づきからくるもの。

他者と共に生きて行くのに必要な視点を

こうやって学んでいくわけです。

 

親のメッセージを誤解して受け止めた

ことによるものではありません。

 

わたしが高校生の頃、母から

こんな「わたしメッセージ」を

言われたことがありました。

 

「優理、ママの化粧品を持って出かけたでしょ(行動)?

 使おうと思った時に見つからなくて(影響)、

 とても困ったのよ(感情)。」

 

高校生だったわたしはそう言われて、

ちょっとくらいいいじゃん^^;

買うお金ももったいないし…

などと思ってムッとしました。

 

それでも、母がそのことで困るんだな、

というのはしっかり伝わりましたし、

それ以上無理に反発しようという

気も起きませんでしたし、

親が私を分かってくれない、という

気持ちにもなりませんでした。

 

 

子どもにああしてね、こうして、と

言っても伝わらない。

 

こちらが話したいことと全然違うことに

子どもが反応したり、

こちらが言いたいことから話が

逸れてしまう。

 

そういう時には、

・行動

・影響

・感情

の3つの入ったわたしメッセージを

伝えてみてはいかがでしょうか。

 

 

次からの記事では

それぞれをどうやって言葉にするか?

を詳しく見ていきます。

 

まずは

行動と、そうでないものを区別する

から。

 

自分は仕事でクタクタに疲れて

歩いているのに、子どもは抱っこをせがむ。

もう自分で歩ける年齢なんだし、

自分で歩いて帰ってほしいのに…

 

そういう経験はありませんか?

 

それでも子どもはみんな、そうやって

親に抱っこをねだっているのでしょうね。

 

わたしもそうでした。

2歳くらいの頃、当時は家にお風呂が無くて

銭湯に通っていました。

その帰り、父親に抱っこ抱っこと

言っていたんです。

 

しかも、普通の抱っこじゃなくて

横抱っこ(お姫様抱っこ?)。

横抱っこというのは縦抱っこより疲れる

というのは、親になってから知ったこと…

その時はそんなこと

まったく頭にありませんでした。

 

そういうとき、子どもにどう声をかけますか?

 

「自分で歩きなさい。」

「もうお姉ちゃんだから歩けるよね。」

「大丈夫、あと少し!

 帰ったら美味しいジュースがあるよ。」

 

あの手この手で声かけしても、

子どもには全然響かない、

徒労感ばかり残ることもあるかもしれません。

 

わたしは、そのとき父が言った言葉が

印象的で、今でも覚えています。

 

「えー、お父さん、疲れた。」

 

はっ!!

お父さんも疲れるんだ!

そりゃそうだよね…

 

なんてことない言葉なんですが、

心にすっと入ってきたんです。

 

そして、それは今思うと、

自分以外の人間にも

気持ちがあり、

欲求があり、

事情がある、

ということを意識できるようになった、

大切な最初のきっかけだったのかも

しれません。

 

心にすっと入る話し方は

「わたしメッセージ」。

主語が「わたし」なんです。

 

「あなた」が主語の「あなたメッセージ」

では、一生懸命話している割に、

なかなか相手に届かない。

 

親業では、このように子どもの心に

すっと入る話し方を学びます。

 

伝わりやすい話し方の

ポイントはいくつかあるのですが、

まずは、

「(あなたは)自分で歩きなさい。」

「(あなたは)もうお姉ちゃんだから

 歩けるよね。」

「(あなたは)大丈夫、あと少し!

 帰ったら美味しいジュースがあるよ。」

と主語を「あなた」で話したくなった時、

 

主語を「わたし」に変えてみては

いかがでしょうか。

 

 

主語を「わたし」にしたら

その次は

行動、影響、感情を伝える

です。

 

昨日は、親子3人で動物園へ(^^)

 

普段、出かける時は事前にある程度

計画を立てるほうなのですが、

 

今回は息子が中途半端な時間に昼寝してしまい、

午後から急に家族一緒に過ごせる時間ができ、

前々から行きたいと思っていた動物園に

急きょ行くことに決定。

 

息子がいちばん興味を持っていたのはゾウ。

大きなゾウが4頭、

バシャバシャと水浴びする姿は迫力満点!

 
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ふれあいコーナーでは

ヤギがぶるっと耳を震わせるのに

びっくりしつつ、触っていました。

 

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そして、帰りには行き当たりばったりがもう1つ。

京都市動物園の近くにある

「山本麺蔵」といううどん屋さん。

うどんのコシが強くて、

天ぷらもサクッとしてて、

わたしは大好きなのですが、

普段は大行列で、なかなか並ぶ気が起きません。

 

ところが昨日はたった5組しか並んでいない!

ということで、これまた急きょ並んで、

食べて帰りました。

 

お店は満員でも、

テーブル席にベビーカー対応してくださり、

子ども用のお皿やスプーンも用意してくださり、

とても美味しく&気持ちよく

食事できました。

 
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たまには行き当たりばったりも楽しいものです♪
 

 

お知らせの詳細ができました!

写真でご覧ください。

 

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以下、写真と同じ内容なのですが

写真が見にくい場合のために載せています。

 

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ゴードンモデルのコミュニケーション体験
聞き方名人で
ママも子どもも笑顔になれる!

 

「あー、子どもの話が聞けて良かった!」

 

子どもの話を聞こうと思っても

なかなかうまくいかない、

とお悩みのお父さんお母さん。

子どもが全然話してくれない… 

子どもの話を聞いていると疲れてしまう…

といったことはありませんか?

実は「話を聞く」ということは

スポーツと似ていて、

自己流で我慢や努力を続けるよりも、

コツを学んで練習した方が、

格段に早くうまくいくようになるのです。

 

ゴードンモデルは、

親子が互いにこころを開きあえる

関係作りの方法です。

だから子どもは親にのびのびと話ができ、

気持ちをスッキリさせられます。

そして気持ちがスッキリすると、

考える力が伸びていきます。

 

親もありのままで楽に子どもと

関わることができ、

子育てが楽しくなります。

そしてこの方法は、

子どもに限らず、老若男女いろんな方との

関係にも役立ちます。

 

子どもはスッキリ♪ 自分も楽しい♪ 

さまざまな人間関係で役に立つ♪

そんな話の聞き方を見つけに来ませんか?

ご参加お待ちしています。

 

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日時: 2017年7月8日(土)

 10:15~12:00             

 終了後、希望者でランチの予定です。

費用:2000円 (税込)

 当日、現金でお支払いください。

 託児はありませんが、

 お子さんと一緒に参加していただけます。

 お申し込み時にお知らせください。 

定員:15名  残席3名

 

会場:京都YWCA サマリア館217号室 

京都市上京区室町出水上ル近衛町44

http://kyoto.ywca.or.jp

※ YMCAとは別の場所です。

ご注意ください。

 

お申し込み方法:

以下の内容を記入し、

Eメールにてご連絡ください。

 氏名(ふりがな) / 年齢、性別 / 

 メールアドレス / 電話番号 /

 お子さん同伴の場合、お子さんの年齢と性別

申込み・連絡先: 

 永原 優理

  naga_oya@yahoo.co.jp

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当日のプログラム

・アイスブレイク:

 当日は初めて会う人ばかり。そんな中でロールプレイをするのは緊張しますよね。まずはお互いのことを知り合って、話しやすい場を作りましょう。

 

・ミニレクチャー(永原):

 ゴードンモデルのコミュニケーションと、動機付け面接法についてお話します。人が良い変化を起こすのを助けたい、という場面で役に立つ内容です。

 

・聞き方名人になるためのロールプレイ:

 子どもが心を開いてくれる、話しているうちに本人が自分の問題に気づいて解決していく、親も子どもの個性や素晴らしさを再発見できる、そんな方法を学びます。

 

・ミニレクチャー(中川):

 一人の女性として輝くためのコミュニケーションスキルについて学びましょう!

 

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<講師紹介>

中川淑子

親業訓練インストラクター。開業助産師。 夫と息子と猫3匹のママ。
自分自身の子育てで、コミュニケーション訓練の効果と必要性に胸を打たれ、2006年より地域助産師としての活動と同時に親業の講座・講演活動を開始する。

「ママが笑顔になれば家族みんなが幸せになれる」ことをテーマに、(公社)京都府助産師会等で様々な親子講座や女性の自己受容をめざす活動などを行っている。  

つきのわコミュニケーション ホームページ: 

   http://tukinowa-mw.sweet.coocan.jp/Temp4/

 

永原優理

親業訓練インストラクター。精神科医。 1歳児のママ。
祖父母、母が親業訓練のインストラクターであり、幼少期から親業を用いて育てられた。
大学生の時に自らも講座を受け、人間関係が大きく改善したことがきっかけで親業訓練インストラクターになり、2011年から京都を中心に講座やセミナーを行っている。愛情が伝わり率直な気持ちで過ごせる家族が増えること、医療の場面でも対等で心の通う関係が広がっていくことを目指している。

ブログ:http://ameblo.jp/growcom/