今回は、いろいろな種類のドラマがありました。特にNHKのドラマがかなり実験的だったり、テレビ東京のドラマがセンスがあったり、ドラマのTBSが目立たなかったりしました。

 

私なりのアカデミー賞を発表します。

 

今回チェックしたドラマは【イチケイのカラス、珈琲いかがでしょう、大豆田とわ子と三人の元夫、着飾る恋には理由があって、恋はDEEPに、DIVE!!、桜の塔、レンアイ漫画家、カラフラブル、70才初めて産みますセブンティウイザン、リコカツ、あのときキスしておけば、生きるとか死ぬとか父親とか、半径5メートル、今ここにある危機とぼくの好感度について、コントが始まる、泣くな研修医、私の夫は冷凍庫に眠っている、コタローは一人暮らし、最高のオバハン、ドラゴン桜、ネメシス、結婚できないにはワケがある、きれいのくに、いいね!光源氏くんし~ずん2 の25作品】

 

作品賞候補 珈琲いかがでしょう 70才初めて産みますセヴンティウイザン リコカツ 

      コントが始まる コタローは一人暮らし

 

MY アカデミー賞‼️

 

作品賞  70才初めて産みます。セヴンティウイザン

 

3話だけだからうまく完結していたのかもしれません。昔はドラマは2クールやっていて、十数年前ドラマが1クールになった時、長編小説好きの私は短くて物足りない気がしたのだけれど、最近は1クール(全10話前後)でさえ、持たないドラマが多い。面白くても途中でダレたり、必要のない回があったりする。そして登場人物たちで旅行に行ったりして、回を埋める。本当に面白いドラマは、やはり登場人物などの紹介で前半は難しいけれど、ドラマのつかみで引っ張り、必要な情報と伏線を張りつつ、後半になると登場人物が実際に生きているかのように存在し、観客はその誰かの気持ちになって見て、ラスト近くから俄然面白くなっていく。その頃になると登場人物の誰かがとても愛おしくてドラマが終わって欲しくないと思う。そんなドラマ。10話も持たなく感じるのは、時代の流れでしょうか?

 

主演男優賞  永山瑛太 【リコカツ】

         (次点:横浜流星 竹野内豊 中村倫也 横山裕)

 

主演女優賞  竹下景子 【セブンティウイザン】

         (次点:吉田羊 大地真央 黒木華)

 

 

助演男優賞  仲野太賀 【コントが始まる】

   (次点:光石研[珈琲いかがですか] 桐山蓮[カラフラブル] 白洲迅[リコカツ] 

       井浦新[あのときキスしておけば] イッセー尾形[コタローは一人暮らし)

 

助演女優賞  麻生久美子 【あのときキスしておけば】

        (次点:田中みな実 松本まりか 藤原さくら)

 

今回印象的だったので今後に期待する役者

      豊嶋花[大豆田とわ子と三人の元夫] 古川琴音[コントが始まる]

      恒松祐里[泣くな研修医] 須賀健太[泣くな研修医] 西垣匠[ドラゴン桜]

 

美術賞       半径5メートル (次点:私の夫は冷凍庫に眠っている)

衣装デザイン賞   着飾る恋には理由があって

主題歌賞      (今回も記憶できずです。ごめんなさい)

スタッフ賞      該当なし

 

脚本賞   金子茂樹 【コントが始まる】

      (次点:本調有香[セヴンティウィザン]泉澤陽子[リコカツ]大石静[あのときキスしておけば])

 

演出家賞  山戸結希 【生きるとか死ぬとか父親とか】 

 

 

 

感想(長いです。全部読むことはオススメしません。一部別のブログに飛びます。敬称略)

 

つまらなくて途中で見るのをやめたり、時々見るだけで十分話が分かるから適当に時々見たり、つまりきちんと最初から最後まで見ていないドラマ順に感想

 

ネメシス

どうにも見ることが出来ませんでした。大好きな広瀬すずと江口洋介主演で楽しみにしていたのに、つまらなくて辛くて、1時間でさえ集中して見ることが出来ませんでした。企画ものですよね、どうしたらこんなつまらないドラマを作れるのだろう。そしてこんないい役者使ったら、ファンは当然見るだろうから、ドラマって面白いものではないということを植え付けてしまうかもしれない。

 

レンアイ漫画家

話があり得ない始まり方で、そのうち主演の2人が恋に落ちていくのだろうことだけは、予測できるのだけれど、鈴木亮平は頑張って役を演じているのだけれど、見続けることはできませんでした。吉岡里帆、ドラマで主演するといつもこんな感じでノペーっとしてるよね。以前脇役やっていた時の方が芝居持っていく感じがあったけど。

 

カラフルブル

時々、見ました。それで十分ついていける話でした。

主演の町田和子を演じる女優が、誰?このぶっちゃいくな子?って思って見始めたら、イヤだ、大好きな吉川愛じゃない。なんか今までと違うキャラで全く分かりませんでした。久々だったし。桐山蓮は、最近吹っ切れてこんなキャラクターばかりを演じきっている。とても楽しそうに。あの性格の悪いキラが、年上のスタッフあさひを好きになり、アプローチする流れは好きだったなぁ。

 

結婚できないにはワケがある

時々、見ました。アイデアもメインの役者も頑張っていて悪くないけど、これだけ多くのドラマが作られている中、敢えてこのドラマを見たい人はどういう層なんだろう?

 

今ここにある危機とぼくの好感度について

あまり楽しめず、時々見ていないのでドラマ全体としての感想はありません。

キャストが豪華でびっくりしました。理事会役員が全員有名人。ドラマの中で会社の役員会のシーンがあると、その規模にもよるけれど、台詞を喋る人だけが役者で、当然、大半がエキストラになる。(今回、恋はDEEPでで、小さな取締役会でもエキストラばかりでした)今回は6人(でした?)全員が名前の知れた役者ということにとにかく驚き。それ以外にも大学教授たちが、それなりの年配の男優を並べていた。えらい役というのは、セリフがなくてそこにいるだけでも簡単ではないので、これはドラマ作りとしては理想的である。主演松坂桃李。彼の力でもある。でも松坂桃李の役作りは時々キャラがぶれていたように感じだ。語りの伊武雅刀は、ちょっとうるさく感じた。

例えば10人のシーンで9人がきちんと芝居していても1人で簡単にそのシーンの空気を壊すことができる。テレビの場合はカット割などでごまかすことは可能だけれど、作る側としては全部役者を使いたいはず。それができないのはギャラの問題でしょうか? NHKだから出来たのでしょうか?

 

 

これ以外は、一応全部見ました。今回はテレビ東京のドラマが多く、TVerで見るしかなく大変でした。次回は、つまらないと感じたらすぐに見るのをやめようっと。

 

イチケイのカラス

面白かったですよ。竹野内豊が作る穏やかな人情味あふれる裁判官(こんな裁判官存在しないだろうけれど)と黒木華のキレの良いセリフがバランスよく絡み合って、見ていて飽きない楽しさがある。草刈民代演じる日高が地位と権力を求める裁判官だったのに、突然豹変していい人になってしまうのは面白くなかったけれど、全体に役者のバランスがよく、あり得なさそうだけれど、裁判官の裏側を覗けたような気分にはさせてくれます。月9は、こういうドラマ得意ですね。病院ものとか事件ものとか、毎回のドラマには感動があったり非常にこった裏側があったりして脚本が素晴らしい。何よりも役者に魅力があるので見ていて飽きない、だからと言って見なければならないというわけではない…ドラマ。

 

珈琲いかがでしょう

 

大豆田とわ子と三人の元夫

 

着飾る恋には理由があって

まず、セットが美しい、東京のど真ん中にこんなおしゃれな場所があったらという作り。真柴の衣装が美しい。小物などももちろんこだわっている。それなのにHPのスタッフ紹介にはメイクとか衣装とか小道具とかは列記されないのですね。川口春奈がとことん綺麗。まぁ、それだけでも見る価値がある。犬のコウジもおしゃれ。そういうおしゃれ感いっぱいの中でキュンキュンするラブストーリーを作ったわけです。どれほどの人がこういうドラマを求めているのかはわかりませんが。

 それを成立させるために主演の川口春奈、横浜流星、中村アンが美しい。そして、金子ありさが、セリフや行き違いの妙で見せてくれる。小さくまとまった素敵なドラマでした。このおしゃれ感は、若者たちがちょっと夢見られてありだと思います。

 夏川結衣が演じる家主が留守中に4人が間借りするという話だったと思うんだけど、その夏川結衣がいなくならなかったのはどういうわけなんだろう? 元夫との関係性をドラマに加えるため? それとも夏川結衣の役があることで、若者4人+シャチのささやかなごちゃごちゃぶりを説明するため? 普通だったら彼女は要らないと思うけど…。

 企業のインフルエンサーという職業が今どれほどのものなのか私には分からないのですが、なんとなく若者たちがおしゃれな仕事と思ったり、やりたいと思ったりする一方、その大変さを紹介し、真柴が精神的に参る流れ、それで彼氏との結婚に逃げようとする流れ、アーティストの羽瀬が絵を諦める下り、そこでプロポーズする陽人、ささやかなドラマを、とても自然に見るべきものにしたのは、脚本の力だと思います。

 

恋はDEEPに

綾野剛は、こういった純粋なラブストーリーには向いていない。と感じました。

石原さとみは、コケティッシュでラブストーリー向きな役者だけれど…

最後に別れるシーン。海に帰る海音とのキスは、おかしいですよね。二度と会えない愛する人との別れであの勢いでキスすると、ああいった別れには繋がらない。

他にも気になることいくつもありました。

まず、登場シーンの綾野剛。外国帰りの感じの悪い人にする必要があったのか? だって、あっという間にいい人ですよね。大谷亮平演じる光太郎が、優しそうで実は裏がある?と対称にさせたかったのかもしれないが、この人も理由もなくいい人になるし…。 綾野剛の登場シーンは思いつきにしか感じられませんでした。ツンとしたところを最初に見せた効果もありませんでした。誰のアイデア? 

 蓮田トラストの株問題、あまりにも浅はかな展開で参ります。取締役会議もエキストラがひどいし、規模が小さいし、あんなに仲が良く、顔も性格も優しい三男がどうして会社をひっくり返す必要があるのか…。まるでそういったゴタゴタを通過して、三兄弟が仲良く戻ったかのような流れになっているのだけれど、そもそも長男と次男が仲悪くなったきっかけも弱い。

海音の経歴詐称疑惑の記者会見もあまりにもひどい顛末。

 やはり思いつき、アイデアの羅列をうまく消化しきれなかったとしか思えません。

石原さとみ主演ドラマ。彼女を人魚にしてしまおう。彼女魅力的だからね、とても素敵なラブストーリーになると思うよ。から始まって、なんとなく事件を含ませてみたものの、どれもチャチな終わらせ方になった。感じ。

 最終話も要らないですよね。最初の石原さとみの長いVTR。海の家に毎年遊びに行く人々。そして当然あのように帰ってくる?シーン。

 そもそも愛する人のために海の家でアテもなく待ち続ける男は不幸すぎる。

あっ、タイトルは良かったな。裏に意味があって。

 

DIVE!!

飛び込みの選手を演じだ男の子たちが単純でキャラも分かりやすく立っていた。

それよりもコーチの苦悩が描かれていて、ストーリーは楽しめるものがありました。

でもアドリブはダメです。大東駿介ってこういう人だったのですね。馬場ふみかとのシーンで何度かアドリブシーンがありました。面白くてもドラマではNGです。ドラマですから。

津軽の彼女が、めちゃくちゃ良くて、誰かと思ってチェックしたら藤原さくらで、やっぱり新人ではないのだと妙に感心しました。

 

桜の塔

誰が本当の味方なのか敵なのか、順番に黒幕になったり敵になったり、ドラマに引きつけるためのどんでん返しが繰り返される最近よくあるパターン。結局終わってみたら全てどうでもよかったですね。

それよりもキャスティングが気になりました。

玉木宏は、ある目的のために自分を殺して突っ走る役が続いています。その中での苦悩する表情が魅力的なのだと思います。が、時々負けた時の顔はあまり魅力的ではなかった。相手役になる広末涼子、岡田健史は、いいけれど、例えば初回の銀行前の警察官たちのシーン、チャチなシーンになってしまったのは何故なんだろう? 演出かなぁ? 撮影にお金かけていないというか、台詞を喋る役者だけが頑張ってテンション上げれば上げるほど臨場感が伝わってこなくて辛すぎる。

上条蓮と同期の2人、渡辺大知と馬場徹は、バランスの良いキャストでした。

問題は、警察の上層部。尾身としのり、椎名桔平、光石研、吉田鋼太郎等が、いまひとつ偉く見えない。警察のトップに見えないのは何故だろう? 仲里依紗も合ってない。彼女はよくやっていたと思うけれど、もっと合う女優をキャスティングするべき。

椎名桔平って、顔も雰囲気もいい役者だけど、最近何を見ても同じだなぁと感じた。3種類くらいの声を使い分けて芝居しているだけ。それが求められているから売れているのだろうけれど、下手なわけでもないけれど、役者として面白いのかなぁ?

 

70才初めて産みますセブンティウイザン

 

リコカツ

 

あのときキスしておけば

 初回に巴の体が井浦新になってしまった時、「あのときキスしておけば」というタイトルが、ああ、と納得できて、素敵なタイトルだと思ったのだけれど、ラスト近くで、(あのときキスしておけばこうはならなかったのだろうか?)みたいな桃地のセリフがあって、あれー?って。あの時のキスと憑依(敢えて分かりやすく)した理由には関係性がないですよね。

大好きだった売れっ子漫画家蟹釜ジョーが麻生久美子から井浦新に変わり、それを周囲の人に理解してもらう流れとか、漫画を描き続けるためにとか、微妙なところが消化できるいいコメディだった。憑依するという非現実的なことをメインに持ってきている以上、他の部分はしっかりリアリティを持って作って欲しい。そいういう意味で、ふざけていないいいドラマ。脚本:大石静、スーパーの店員たちひとりひとりのこともしっかり描いていて丁寧な脚本。

 最終的には、死のうと思っていた田中マサオが変わって、彼の人生が変わったこととか、桃地が変わってコミュニケーションを取れる人になったこととか、巴という魅力的な女性が、飛行機事故で突然死なず、数ヶ月?男の体の中で生き続けたことが、いい結果をたくさん生んで、ドラマのテーマにもなっていく。

 ラストのキスシーンの数々。時々、麻生久美子に戻るのは悪くないのだけれど、ちょっとしつこい。田中マサオとキスしたあと下向いて泣いているのに口を押さえてはダメです、松坂桃李さん。

麻生久美子は、彼女にしか出来ない役に作り上げてしまいました。

 

生きるとか死ぬとか父親とか

 初回の最初のカット割ナイスです。主演吉田羊の顔が判別しにくいアップを間にはさみつつ、多くの人々を入れている感じ。ラジオパーソナリティとリスナー。その具体的なところはその時点では分からないのだけれど、雰囲気が素敵で、そしてその後この番組の意図が伝わってくる。

 芝居が自然で、ラジオ局のスタッフは素人さん?みたいな感じで、メインの役者以外は無名の人々が出る。亡くなった母親役富田靖子も無名の役者さんの方がイメージがついていなくて良かったと思う。

ラジオのパーソナリティかと思ったら、トッキーはエッセイストでもあり、亡くなった母のことを本に書くという。そして亡き母と向き合うことになる。そして、号泣。

 私もあった。亡くなった母のことを、私の場合はいつまでもひきずらないために、泣きながら書きまとめた。書くことは、自分の感情とも向き合い、整理することができる。とても良いことだと言える。

 空気感が綺麗で、ゆったりとした話の流れで、色々考える余裕を与えてくれる大人のドラマだった。ラジオのアナウンサー役、田中みな実、本当に魅力的な声と喋りです。

 

半径5メートル

 タイトルが素敵。セットも素敵。ストーリーは、凄くいい時と、あまり集中してみられない時があった。その都度、脚本家をチェックしておけば良かった。橋部敦子だけではなく、数人が交代に書いていたのですね。

編集者として第一線で活躍していた前田がミスをしたことで飛ばされた部署は、半径5メートルの記事を扱う部署。ここが同じ週刊誌の編集室とは思えないほど、素敵な空間で、余裕のある人々がいて、いい空気が流れている。そこで、記者前田が成長していく様を描く。

 それぞれの記者の苦悩が描かれている。それぞれの話はとても魅力的だし、そこからいろいろなことに気づき、番組の最後にまとめる記事はいつもとても素敵な記事に仕上がっている。脚本がいいのです。

 

コントが始まる

 

泣くな研修医

 小規模な病院ドラマで、気軽に楽しめました。

 4人の研修医が成長していく様を、医者や患者や後輩を含めて描いていく。

 若くして癌になった石井直太朗(須賀健太)の話が良かった。

 「大豆田」でコメントした谷中敦が、こちらにもゲスト出演していて、芝居下手でしたねぇ。役が難しかったのもあるけれど、海外で働く医者にはかけらも見えませんでした。やはり「大豆田」のキャスティングが素晴らしかったのだ。

 

私の夫は冷凍庫に眠っている

 美術も照明も美しく雰囲気のあるドラマだった。

 しかし、これはどう展開していくのだろう?  と。

 ちょっとストーリーが不思議すぎて、面白いとか感動するとかそういった感想は全くない。それなりに見所はあったし、役者もそれぞれ個性的で良いシーンはいくつもありました。サスペンスが好きではないので、結局は、人を殺してしまう女の話とそこから恐怖感を表現するドラマで終わってしまったのは残念でしたが、これはあくまでも私の好き嫌いの問題です。

 

コタローは一人暮らし

 

最高のオバハン

 以前、何かを見た時に、大地真央が酷い芝居をしていて、この人ってこんなに芝居の下手な人だったんだ…と確認してしまい、今回(大地真央だ、見たくない!と思ったんだけど、次のキャストが松本まりかだ、見る!)となりました。

 大地真央は、びっくりするほど綺麗で、この役を分かりやすく演じていた。とても合っていたと思うし、あの下らない色々な設定や台詞に説得力があった。

 松本まりかは、大したものでした。彼女の心の声(NA)でしょっちゅう話が展開するのだけれど、正しいセリフで、やもすると下らない話を正当化してくれた。

 でも、全体的には、最初の何回かは楽しめたけれど、途中からもういいかなぁって感じでした。

 

ドラゴン桜

 第一シリーズを見ていないのですが、前回もこんな感じだったのでしょうかね。東大に受かるための方法論はまあ分かるんですけど、実際にやっていることも、そのための台詞もチャチで、それではどうやったって受からないでしょう。これで東大受かったら、東大に失礼でしょう。というドラマでしたが、最終回見ていると、単なる熱血ドラマになっているので、これもありなのかなぁ。日曜日のこの枠は、熱血ドラマ枠でしたね。ラストの理事会でのやりとりは、小さな半沢直樹になっていました。

 元教え子という林遺都と佐野勇斗がラストで桜木先生の味方だったことが分かるんだけど、途中にカケラもその兆候が見えないのは、単に観客を騙すための方策であり、ドラマとしては嘘がたくさんあったのだと思います(最初の頃の回を見返さないとはっきりどうとは言えませんが)

 江口のりこは、理事長の役にまったくあっていなかった。悪い人に見える時期も、いい人に見える時期も

 瀬戸のラーメン屋の事件が嘘っぽい。あんな目にあったら、ラーメン屋立ち直れないです。

 いろんなことが綺麗事だったり、嘘っぽかったり、それでも、異常熱血ドラマは許されてしまうのでしょうかね。でも、嘘を並べて感動のシーンだけを盛り上げてもなぁ。真剣にドラマ作っている人からすると嫌になるでしょうね。視聴率が高ければいいのかなぁ?

 生徒役は、これから売れそうな子達を集めていました。個性的で小粒ですがそれぞれ魅力ありました。阿部寛はこういうドラマに打って付けの芝居をしてくれる。長澤まさみは今回いいところがなくがっかりでした。

 

きれいのくに

 

いいね!光源氏くんし~ずん2 

 伊藤沙莉がとても可愛らしくて、千葉雄大が馬鹿っぽい光源氏で憎めず、桐山蓮の中将が遊んでいるけど押さえた演技で素敵です。今回は4話だけということで最初から全体像がよく見えていて小さいけれどまとまった作りになっていました。