「日本の子どもに異変が起きている」
そんな見出しを最近新聞で見ました
記事は主に体の発達の異変について
書かれていましたが
心の発達は体の発達とパラレルです
お子さんの
心と体の成長・発達に
最近特に大切だなあ・・・
と思ったことを簡単ですが
挙げてみたいと思います

まずは
乳幼児期
身近な養育者の方からの
安定したレスポンス
愛情を注ぐというよりも
反応して
求めに応じることで
不快から快へ
不安から安心へ
という機会を
たくさん提供して
与える
これによって
赤ちゃんは
「この社会は信頼出来る世界なんだ」
「私は存在していい人間なんだ」
という
生きていく上でとても大切な
「基本的信頼感」を得ていきます

次に
子どもの頃から
体をつかって、楽しく遊ぶこと
これによって
体の感覚をつかさどる
全身の固有受容感覚が発達し
それとともに脳神経も発達していきます
これによって複雑な動きもできるように
なっていきます
感覚と感情は密接に関係しています
感覚をキャッチできるようになると
自分の感情もつかみやすくなります
そして
仲間と遊ぶことで
喜びや楽しさ、苦しみや悲しみなど
様々な感情を体験し
創造性や協調性など
生きていく上で必要な
様々な力を培っていくことができますね

そして三番目は
子どもがやりたいことを
気の済むまでやらせて
邪魔しない
(もちろん時間や場所などの枠は必要です)
子どもは
自分の成長・発達に必要な
動きや遊びを
無意識のうちに選びます
子どもがやりたいことを思いっきり
気の済むまでやらせて
(ゲームは別)
大人の勝手な思いや期待で邪魔しない
これによって集中力もついていきます
そうして
十分に発達を遂げると
次の課題に取り組み始めます
こうして段階的に発達していくんですね
原始反射が残存している場合
子どもがやりたい遊びを
気の済むまでやらせることは
原始反射の統合にもつながっていきますね
原始反射が残存していると
反射的な動きや思考、感情などが先に出てしまい
体や心をうまくコントロールできないことに
つながっていくことがあります

最後に
子どもが抱いた感情を
鏡でみるように子どもに示してあげる
これをミラーリングと言います
例えば
子どもが転んで痛がっている時に
「アララ、イタタタね〜」
「悪い、椅子さんね、メッ!
痛いの痛いのとんでいけ〜」
などと、遊び心をもって
子どもが抱いたであろう感情を
示してあげます
これによって次第に
自分の身体的変化に伴う心の状態を
自分のものとして理解していくことが
できるようになります
そして
他者についても同様に
行動の背景にある心理を
想像できるようになっていきます
例えば、友達が怒っているのをみた時
「怒っているのは
何か嫌なことがあったのかな・・・」
と想像できるようになります
これをメンタライズ力といいます
メンタライズ力が育まれていないと
自分の気持ちを相手に投影して
「ぼくのことを怒っているのかな」
「ぼくのことを攻撃してくる」
などと決めつけてしまう
といったことが起こります

メンタライズ力は
一度育まれても
ストレスが高まると
うまく働かないこともあります
メンタライゼーションは
まだあまり一般的ではありませんが
多くの方に意識して実践していただくと
子どもの心の発達に
とてもよい影響を与えるように思います
私も若いうちに
知っておきたかった・・・
と、今にして思います(苦笑い)
メンタライズ力の成長は
主体性の感覚と
感情をコントロールする力を
育んでくれます
メンタライゼーションについて
詳しくお知りになりたい方は
下記にご紹介する本に
とてもわかりやすく書かれているので
よかったらご覧になってみてください
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました
参考:
ちぇ ひょんいん
メンタライゼーションでガイドする
外傷的育ちの克服
星和書店
2016年
Grote Bomen 大きな樹
https://www.grotebomen4652.com