ここは早川さんがオーナーで、早川さんが見込んだ若大将(前にいる僕と同じ髪型の方)が握っています。
さすがに抜群に美味しゅうございました! 居心地も最高。あっという間の3時間。
早川さん、ありがとうございました。
これがそれ。もう40年以上前のアルバムになりますが、いまだにハード・ブギーのベスト・アルバムとして燦然と輝く名盤です。
僕のKISSのハード・ブギーベスト5はといいますと、
1. Nothin' To Loose
2. Strutter
3. Let Me Know
4. Rock'n'Roll All Nite
5. Let Me Go Rock'n'Roll
となりまして、トップ3がファースト・アルバムに入っています。
Nothin' To Looseのブギーのノリの楽しさは何物にも代えがたいものがありまして、小学生の僕はいつもこの歌を口ずさみながら登校したものです。
これがそれ。
Bon Scott (1946-1980)
柳井さんと須田さんと。
この方がその方。
2日目ははじめにファイナンス理論大家にして大御所、シカゴ大学のGene Fama教授とのインタビューがありました。
Fama先生(左)はDFAのディレクター&コンサルタントもしていらっしゃいます。60年代に「効率的市場仮説」 (EMH: Efficient Market Hypothesis)を提示し、現代ファイナンス理論の基礎を築いた偉人であります。
EMHとは、現時点での株式市場には利用可能なすべての新たな情報が直ちに織り込まれており、超過リターンを得ることはできず、株価の予測は不可能であるという学説です。つまり、効率的市場の下では、特定の手法によって儲かるような機会が放置されることはなく、価格変動の予測が困難である以上、たとえ専門的な知識や技術をもつ
ファンドマネージャーが銘柄を独自選別するアクティブ運用型のファンドであっても、市場平均に勝つのは難しいということになるわけです。この考え方は、実務的にもきわめてインパクトが大きく、株価指数連動型インデックスファンドを生み出すことになりました。
90年代になるとFama先生は、Ken French先生と共同で、ファイナンス理論とまるで無関係な僕でも知っているほど有名なFama-French Three-Factor Moddelを発表します。これはEMHをさらに推し進めたもので、期待収益率のクロスセクション構造を記述するモデルでして、長期的なプレミアム・ファクターを明らかにすることに成功しました。
その2度にわたるファイナンス理論と実証のイノベーションに対して、Fama先生は2013年にノーベル経済学賞を受賞なさっています。
DFAはFama先生のFama-French Three-Factor Moddelを忠実に応用したポートフォリオを開発・設計・運用する会社でありまして(したがって、純粋なインデックスのパッシブ運用ではないところがDFAの戦略の最大の特徴)、文字通りDFAの投資戦略の生きるfoundationがFama先生その人なのでありました。
チンピラ学者とFama大先生。
参加者からFama先生にさまざまな質問が投げかけられたのですが、さすがにどこを切ってもEMTとThree-Factor Moddelでお答えになっていました。これぞ投資哲学!
DFA創業者のDavid Boothさんの名言に「いいときも悪いときもずっと変わらず拠りどころになるもの、それを『哲学』という。したがって哲学はひとつであり、ひとつしかない」があります。それを目の当たりにしました。感謝感激!
コンファレンスでアメリカやカナダから集まった多くのFAの方の生の声を聞けたのも重要な収穫となりました。今回の仕事ではDFAのKazuyo Kawabataさんに大変にお世話になりました。深くお礼を申し上げます。