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Grog is not a frog

2007年9月3日より、mixiのミラーサイト として運用しています。

最近映画化された「大奥」や、ちょっと前にドラマやアニメになった「西洋骨董洋菓子店」などの原作で知られる、よしながふみさんが週刊誌「モーニング」に連載している漫画です。

4巻が先週出ていたので買いました。

WiKiのあらすじから
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年齢の割には若々しい外見の弁護士筧史朗と、その同居人で人当たりの良い美容師矢吹賢二。2LDK、食費月2万5千円で暮らす二人の毎日を食生活メインに展開する物語。

主人公二人はゲイのカップルである。ゲイが抱える諸事情や、筧家を舞台にして40を迎えたゲイの息子とその両親がどう向き合うかも描かれている。
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料理場面は、料理番組のように、分量や手順が詳しく描写されており、筧は料理にこだわるわけではなく、「安く、手早く作る」ことを心がけているためか、思わず作ってみたくなるものが多い。

ということで、日曜日の食事
Grog is not a frog-焼きさんま
あ、これは、缶詰です。「焼きさんま 大根おろし」。酒のアテ、一品目。

Grog is not a frog-長ネギのコンソメ煮
長ねぎのコンソメ煮。長ネギをコンソメでクタクタになるまで(20分ぐらい?)煮て、カラシマヨネーズを載せたもの。とっても簡単で、美味し。

Grog is not a frog-カブのエビあんかけ
カブのエビあんかけと、カブの皮のキンピラ。

あとは、写真に撮らなかったのですが、筑前煮でした。


10/23 に池袋ジュンク堂で行われた、朽木祥さんのトークイベントに参加してきた。

池袋なんて、何年ぶりだろう?普段田舎暮らしなので、たまに都会に出ると人いきれでくらくらしそう(汗、なんてね。

さて、ちょっと早めについたので、とりあえず会場の下見に行き、「妖精物語 遥かな国の深い森で」を購入した。本屋さんには多分ほとんど残ってないと思われ、仕掛け絵本のため返本されたものも程度が良くないものが多いそうで、やっと9冊集めたそうである。

一冊欲しかったのであるが、上記のように本屋では発見できず、アマゾンを見てびっくり!中古に結構な値段がついていて、あきらめていたのでうれしい。

さて、会場に座ると、窓から満月が見える。われわれは、背中に満月の光を受けながら、朽木さんの話を聞きはじめた。

最初に今回のトークの構成と狙いが提示された。前後半の2部構成で、前半は風の靴を中心とした作品の成立過程と教養主義、後半はエブリディマジック。なんだか大学の講義を聴いているようだ(笑。

以下、記憶の断片から。
・表紙や装丁はとても大事だと思う。子供たちが「あの青い表紙の本(風の靴)」「あの赤い表紙の本(引き出しの中の家)」というように覚えてくれたら嬉しい。
・風の靴は設定とテーマが先に来た。「かわたれ」や「彼岸花はきつねのかんざし」は、キャラクターが浮かんだ。
・一冊の本は、次の本への入り口になる。本の中に出てくる人・本・物に興味を持って調べたり、読んだり。(教養主義について)
・注釈は本文と同じような感覚で書いている。
・日本語の韻律・音律、表現を大事にしたい。古文などを暗礁したことが、その人の日本語の基本になる。
・(ある出来事を表現する文章として、例えば語順をとってみても)完璧な日本語というのは存在するか?
・エブリディマジックについて
 日常に入り込む不思議を捉えたい。
・児童文学で子供以外を主人公にするときには、”小ささ”が重要。小さき者が小さき者を気遣う(シンパシイ、コンパッション)
・エピファニー(顕現?)
 ありふれたものが違って見える、真実が明るみに出る瞬間

などなど、いろいろと勉強になり面白い時間をすごすことができました。

$Grog is not a frog-シャンパンチェアー

これは、「引き出しの中の家」に出てきた、シャンパンチェアーです。読者の方が作ったものだそうです。
今週土曜日には、朽木祥さんの池袋ジュンク堂でのトークイベント
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20101023ikebukuro
があり、作家は物語をどうやって紡いでいるのか,そんなお話が聞けそうで楽しみにしている。

その朽木さんが3月に出した本が「引き出しの中の家」。「花明かり」と呼ばれるコビトと、人間の少女の二代に渡る交流を描いた物語である。

コビトといえば、
ジブリのアリエッティの原作となった、メアリー・ノートンの「床下の小人たち」シリーズ
いぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」、「くらやみの谷の小人たち」
そして佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」にはじまるコロボックルシリーズ
というところが有名なところであろうか。

この中で、コロボックルシリーズ以外は、小人たちは数も少なく衰退しつつある種族、のようで、人間と特定の小人の交流がメインに描かれているように思える。
朽木さんの「引き出しの中の家」は、題名のように、引き出しの中に小人のための部屋を作って家具を置いて、という言い方は悪いが少女趣味的な話で、正直そんな遊びをほとんどしていなかった私には、すんなり入り込めないところもあった。

コロボックル物語はかなり毛色が違い、結構理系の話で、小人たちもオーニソプターやトランシーバーを作ったり、新聞を発行したり、それなりの社会を作っている。男の子も昔男の子だったおじさんも、わくわくしてくるお話である。


そういえば、佐藤さとるさん以外は女性の作家であるが、そういうところももしかして影響しているのであろうか?
このところ、時代物も良く読むのであるが、最近「料理物」とでもいうべき、料理人が主人公のものを続けて読んだ。

ひとつは、高田郁さんの「みをつくし料理帖シリーズ」、一作目が「八朔の雪」。大阪から江戸に来た澪という料理人の少女が、江戸の人たちの人情に支えられながら料理に励むという、連作時代小説である。

料理が話の中心に据えられていることも多く、そのレシピも巻末に載っている。茶碗蒸しとか、酒粕汁とかたたききゅうりとか、そんなに手が込んだものではなく、普通に家庭で作れるものが多いのもうれしい。

現在4巻まで出ており、全部読んでしまった。この影響か、最近茶碗蒸しを3回ぐらい作っている。

もうひとつは、和田はつ子さんの「料理人季蔵捕物控シリーズ」、一作目が「雛の鮨」。こちらは、元武士の季蔵がある事情から料理人になり、腕も上がってきたころ、奉公先の料理屋の主人が殺されてしまう。季蔵は、自殺で済ませようとする奉行所に納得せず、下手人を探す…という表題作はじめ連作短編集である。

こちらは捕物控とあるように、殺人などの事件が起きては季蔵が解決していくという捕物シリーズで、料理はまあ脇役というあしらい。面白いが、ちと生臭い事件が多く、続きを読もうかどうか思案中。

ということで、日曜の料理。まずはホテルオークラ風フレンチトースト。
Grog is not a frog-フレンチトースト

晩御飯は銀鮭の塩焼き、大根葉と油揚げの炒め煮、百合根の土佐煮(土曜に茶碗蒸し用に買った百合根のあまり)
Grog is not a frog-鮭の塩焼き


酒のアテに衣かつぎとタコウインナー(^_^;)
Grog is not a frog-タコウィンナー
ここのところ、たまにつぶやくぐらいで、日記をご無沙汰しておりました。

というのも、7月以降ある作業にはまっておりまして。きっかけは、7月14日に「岩波少年文庫版ランサム・サーガ」第一弾として「ツバメ号とアマゾン号」が出るということでした。

ランサム・サガについては、ARC(アーサー・ランサム・クラブ)の活動とは独立に、パソコン通信の時代にニフティ・サーブの「船舶海洋フォーラム」の中の「ティールーム アーサー・ランサム」においてランサムファンが集っており、そこでの活動のひとつとして、「ランサム・サガ補完計画」というのが行われておりました。これは、ランサム・サガの日本語訳についての誤植・勘違い・訳漏れなどを指摘していくというものです。

今回の「岩波少年文庫版ランサム・サーガ」刊行開始にあたり、この補完計画のさらに補完として、もう一度見直してみようという活動が、ARCのMLで始まったのでした。

さて、予定通り「ツバメ号とアマゾン号」が刊行され、早速入手し読んでみると、神宮先生がかなり手を入れておられます。今までの訳で育った読者としては、ちょっとなじめないものもありましたが、呼んでいくうちに気にならなくなり、一気に読んでしまいました。

新書サイズなので、手軽に読めるというのはやはりいいですね。しばらくは入手も簡単だろうから、電子化も気軽にできるだろう、ということで、前々からやりたいと思っていたスキャンとテキスト化を開始しようと決心したのでした。

早速PCを新調、いえ、ノートPCがちょっと調子悪くて、たまにフリーズするんですよ。OSのクリーンインストールとか、BIOSの更新とか、メモリの交換とか、いろいろやったんですがだめで、諦めて使ってたんです。で、これを機会に、安いホワイトボックスを購入しました。

お次はスキャナです。本をばらしていいのなら、scansnapなどの何十枚もまとめてスキャンできるのが便利なのですが、今回は旧訳も電子化したい。しかしこのハードカバーは貴重なのでばらすわけにはいかない、ということで、フラットベッドの物を購入して、一枚ずつスキャンしていくことにしました。

これがとっても時間がかかります。活字もつぶれていたりかすれていたりで、テキスト化も大変です。結局旧訳の2巻「ツバメの谷」とその原書を電子化するのに、毎日少しずつ作業をして1ヶ月以上かかってしまいました。まあ、その間に読みふけってしまったり、英語と日本語を比較したりしていたわけですが。

おかげで新しい指摘をかなり出せましたが、それよりも収穫は、こんなにじっくり読んだのは、初めてだったので、ランサムの描写のすごさと、日本語訳の面白さを堪能できたことでした。

今は3巻「ヤマネコ号の冒険」に取り掛かっています。まあ、ぼちぼちやっていきます。

本来の目的である、新しいシリーズの電子化は、これが一段落してからかなあ(笑。