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Grog is not a frog

2007年9月3日より、mixiのミラーサイト として運用しています。

米澤穂信の小市民シリーズ第3弾。3年ぶりです。

この小市民シリーズとは、中学時代にちょっとわけありだった小鳩君と小山内さんが、高校では小市民として過ごそうとして、結局なかなかそうは行かないというミステリー。小山内さんが甘味好きなので、題名がスイーツ(笑)になってます。

前2作は連作短編集という形だったが、今回は長編上下二巻組み。前作「夏期限定トロピカルパフェ事件」で互恵関係を解消した二人に、それぞれ恋人(?)ができるところから始まる。

いつもながらに米澤穂信の青春ミステリーはビターテイストである。小山内さんが相変わらずいい味出してますねえ。最終作であろう冬期が楽しみです。

あ、以前は題名がマロングラッセのはずだったのに、なぜ栗きんとんかは、読むとわかります。
TVシリーズのROMEを見終わりました。

アメリカのHBOとイギリスのBBCの共同制作とのこと。かなりお金をかけて作られています。見ごたえありました。

ストーリーとしては、カエサルがガリアとの戦いから、暗殺までが第1シーズン、その後アントニウスとオクタヴィアヌスの戦いをへて、オクタヴィアヌスがローマの皇帝(第一市民)となるまでを第2シーズンとしています。

歴史物が好きな人には激しくお勧めですが、以前も書きましたが、かなりエロいので、お子様と一緒に見るのはちょっと… R-15指定のようですし。

登場人物では、名のある人々に加えローマ第13軍団のヴォレヌスやプッロに焦点を当てているのがいい感じです。

カエサルの姪のアティア(オクタヴィアヌスの母親)が、とんでもない悪女として描かれていますが、その悪女っぷりになんだか最後は感心してしまいました。

クレオパトラって、エジプト人ではなかったのですね。恥ずかしながら知りませんでした。そんなに美女ではないのですが、とってもエロいです。

さて、話は変わって、この連休中の食事です。金曜日はサメの煮付け、ウドの皮のキンピラ、インゲンの胡麻和え。小鉢に入っているのは、大根葉と油揚げの煮びたしと、新じゃがと新たまねぎのサラダ(susanさんのところで知りました。うまい)。
Grog is not a frog-サメの煮付け


日曜日は、チャパティーとタンドリーチキン、チャナ・マサラ(ヒヨコマメのカレー)、そして写真は撮りませんでしたが、チキン・ティッカ・マサラ(チキンカレー)でした。チャパティーは初めて作りましたが、簡単でおいしいですね。
Grog is not a frog-チャパティーとカレー
最近余り料理のねたを出してませんでしたが、毎週末は作っております。

今週末は、二日続けてちょっとボリュームあるものでした。

土曜日は揚げ物デー。いわしフライ、牡蠣フライ、コロッケ&メンチカツ。

で、昨日はオーブンデー。
題して「ラムの香草焼きとスペアリブのマーマレード風味焼きに春の香りを添えて」
Grog is not a frog-3/15夕食

新じゃがが大きくてちょっとバランスが悪くなってしまいました。
付け合せの春の香りは、たけのこのオーブン焼き、たらの芽とこごめの素揚げ、菜の花とソラマメのソテーにしました。

たけのこのオーブン焼きは初めて作りましたが、香りがなんとも良かったです。
つーさんのところでBONESを知って見始めてから、海外TVシリーズにはまってます。

いままで避けてたんですよ。色々なシリーズがあるし、ひとつのシリーズも長いし、はまったら大変だなあ。と。

で、今はこんなの見てます。

CSI:まだ科学捜査班のシーズン2です。BONESはこれをFBIにして、警察の鑑識から研究所にしたものなんですね。

ROMA:カエサルの時代のローマ帝国の物語。結構エロくて、ちょっとびっくりです。娘と一緒に見れないので、一人で見てます。おなじみの人々(カエサルはじめアントニウスとかブルートスとかポンペイウスとか)に加え、13軍団の兵士二人が準主人公的な扱いで面白い。
カエサルの姪のアティアが強烈です。

ホーンブロワー:ナポレオンの時代のイギリス海軍士官ホーンブロワーの物語で、原作が有名ですね。船がたっぶり見れます。

ロビンフッド:これまたおなじみの義賊ロビンフッド。中世バラッドではなく、ロビンがロクスリーの領主で十字軍帰りという、後世の設定ですね。今3巻まで見ましたが、ロビンが馬鹿なんで見ててちょっといらいらします。

こうしてみると、CSI以外はコスチュームプレイですね。サトクリフのローマン・ブリテン物を作ってくれないかなあ。
「フェルマーの最終定理」「暗号解読」に続くサイモン・シンの3作目。面白い。

サイモン・シンは素粒子物理学の博士号をケンブリッジで取得後、BBCでプロデューサーになり、「フェルマーの最終定理」というドキュメンタリー番組を作って数々の賞を受賞。そのときの取材を基にした同名の本がベストセラーとなり作家にもなったというユニークな経歴の持ち主である。

一作目の「フェルマーの最終定理」も確かに面白かった。

フェルマーの最終定理とは、17世紀のフランスの数学者フェルマーが、古代ギリシャの数学者の本の余白に書き込みをしたもので、

「3 以上の自然数 n について、xのn乗 + yのn乗 = zのn乗 となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない」

というもの。nが2の場合が有名なピタゴラスの定理。

フェルマーは、この余白の書き込みに、「この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」と書き残した。同じような書き込みは全部で48個あり、ほかの47個は真か偽かの決着が付けられたが、この定理だけが誰も証明できずに残っていた。

一見すると簡単で、中学生でも理解できる形の定理でありながら長らく証明ができなかったということで大変有名な定理であり、懸賞金も懸けられていたが、ついに1994年にアンドリュー・ワイルズによって、私などは名前も聞いたことのないような、代数幾何学とか数論とかの色々な道具を使って証明された。

これをドキュメンタリーとして、数学者たちの人間味を感じさせつつ読ませる本に仕上げたというのが、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」であった。

おっと、前置きがずいぶん長くなってしまったが、その後の「暗号解読」(これも面白かった)に続く3作目が、表題の「宇宙創生」(単行本での題名は「ビッグバン宇宙論」)である。

ギリシャ時代の、地球の大きさを測る話や、さまざまな宇宙論を時代を追ってわかりやすく紹介していく。そして1/3あたりからは、アインシュタインの相対性理論から始まる本題のビッグバン宇宙論を紹介していくのだが、数式はほとんど出てこないので、理系でない人でも(多分)大丈夫。

そして、サイモン・シンのシリーズに共通することだが、単に理論をわかりやすく紹介するのではなく、その研究に関わった人々の描写が生き生きとしていて、読んでいくと引き込まれていく。

結局科学というのも人間の活動なのだなあ、というのがよくわかる。科学者も権威に弱かったり、自説に固執して冷静な判断ができなくなる(というように、傍目には見える)。しかし、これは強調しておかなくてはならないだろうが、科学は観測と理論がお互いに協力して進展していくもので、決してある日今までの理論がだめになって新しい理論に取って代わられるというものではない。

天動説と地動説にしても、コペルニクスが地動説を唱えた頃は、その当時の天動説の理論のほうが、観測事実をよく説明できていたりしたのであるが、ガリレオが地動説の理論をより深めて、やっと天動説に対抗できるようになった。それ以降、科学における新しい理論は、科学の世界で徹底的に検証され、観測事実と照らし合わせて修正・強化されながら進んできたのである。

最近のエセ科学(波動とか水商売物とか占い(?)とか代替医療とか)はそういった科学的な検証に耐えられるものではないにもかかわらず、面白く取り上げるTVや本のおかげで、信じている人がどうもたくさんいるらしいのが歯がゆい。

ちょっと脱線してしまったが、この「宇宙創生」は、サイモン・シンの3作の中では、いやビッグバンを取り上げた一般向け科学書の中でも最高傑作といって良いと思う。宇宙の好きな方には無条件でお勧めする。