今年のヌーボー | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

ご当地フランス以外で、こんなにボジョレー・ヌーボーを楽しみにしているところは日本くらいなのではないか。 どうも日本人はイベントものに弱いようである。

といいつつ、私も毎年何人かの方にこの新酒をお送りしている。 昨年のは特に好評を得た。 まあ、勝手に目利きを認じているわけだ。

種明かしというほどではないが、お送りしている方のワインの好みがわかっている場合、その好みにそう傾向のワインを選ぶ(といってもこれは試飲するわけではないので、Webに書いてあることを信じるしかないが)というわけである。 それが当たらずとも遠からずということで、ご評価をいただいているようである。

さて、このボジョレー・ヌーボーご存知とは思うが、11月の第三木曜日(今年は16日)が解禁日。 この日以前には何人たりとも口にすることはできないのである。 日本にもこの日に間に合うように空輸され、各顧客のところへは解禁日に到着するように発送されるということで、店頭に並ぶのもこの日から。

記憶はあいまいだが、バブル以前にはこんな習慣を知っている人、気にする人はあまり多くはなかったのではないか。 バブルの時は商売になりそうなことは、何もかも出尽くした感があるが、これもその一つではなかったか。 そしていつの間にかそこそこ定着して、今ではコンビニでも予約をとっているくらいである。

さてさて、今年はどうでしょう。