今朝も寒い | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

急に気温が下がると、体力の差がひびいてくる。 特に体脂肪の量は重要である。

寒くなったからといって、すぐに暖房を入れるのは考えものである。 恒温動物である人間にはホメオスタシスという仕組みがある。外界が変化しても、体温などを一定に保とうとするものである。 (生物を勉強している人には常識だよね)

いくら一定に保つといっても、そんなに大きな変化に対応できるわけではない。上限と下限の間の比較的せまい範囲で適応しているのである。
具体的に言うと、夏には上限を高くし、冬には下限を低くするということである。 ではこれをどうやって実現するかというと、暑いときには暑さに、寒いときには寒さに身を曝すという、あたりまえのこと。

だが、最近がこの当たり前がなかなかむずかしい。すぐにエアコンディショニングを働かせてしまうからである。一定期間、自律神経系に刺激を与えて、いわばスイッチをいれてやらないと、この仕組みがうまく働かないのである。 働かないまま例えば冬になるとどうなるか。 本来なら耐えられる気温でも、下限がきちんと下がってないために適応できず、風邪をひいたりするわけである。 だから、季節の変わり目に気温が変化した時はちょっとのあいだ我慢が必要。

とはいえ、急激な変化に対しては、来ているものを調節するなどして緩和することも重要である。


それにつけても、ケイをみているとこの環境変化への適応の仕組みに驚かされる。夏に近づいて食欲がなくなった時は心配したが、それも体脂肪を減らして暑さに備えるものだった。 多分、今は寒さ対策で脂肪を蓄積する時期なのだろう、食欲旺盛である。人間にも本来備わっていた能力なのだろうが、外的環境をコントロールする手段を手にして、すっかり退行してしまったようである。

私、個人的にはこれからの季節に弱いのは資質の問題である。
脂肪が少なくて保温ができない。
筋肉が少なくて発熱量が少ない。

私と真逆のM野さんは寒さに強い条件が整っています。 夏は弱っていたのに。


P&Jのマスターは風邪だろうか、昨日は声がでなくなってしまったらしい。お客商売は、ストレスもあるから大変だよね。お客の層を見ていると、ストレス:癒し の比は 6:4くらいじゃないでしょうか。 でもストレス系の出現頻度が高いのがこのお店の特徴(笑)。
私はどちらでしょう? 適度なストレスですよ。 これがホメオスタシスの維持には重要。 私、重要人物ですから。