ブラジルから来た少年 | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

同名の小説からの映画化。
中心になる登場人物はヨゼフ・メンゲレ (医学博士)

原題は「The boys form Brazil」 と少年が複数です。
6人の少年は共通して、オーストリア生まれの偉大な方の遺伝子のコピーを保持している。
次々と殺される、それらの少年の父親。 みな公務員。

あっ、もういいやと思ったあなた(笑)、まぁもう少しおつき合いを。 何せ偉大な方のお話しなんですから。

ブラジルはメンゲレ 博士がイスラエルの追跡を逃れて、生きていた場所なんです。だから少年たちはブラジルからやって來るんです。


最初にこの映画のことを耳にしたのは20~30年くらい前だったような気がします。
「見た~い」って思いましたが、当然日本の配給会社は適切な判断(私しか見にいかない?)をして、劇場で見ることはありませんでした。
だいぶたってから、Dr.Yと同道したどこかのマンションの一室みたいな怪しい店でVIDEOを見つけた時は狂喜しました。そのVIDEOは、今はなきβなんで、見られないんですが、まだ持っています。

今も一部ではそうですが、ヒトクローンの話になると必ず思い浮かべる人がいるネタですよね。偉大な方のコピー人間を作って世界を征服する的な話。

クローンネタは大好きですが、なかなか良い作品には恵まれません。キワモノですからね。
ルパン3世の最初の映画版はクローン人間マモウとルパンの対決で、私のお気に入り。レーザーディスクは英語ヴァージョンまで買ってしまいました。


失ったペットのクローンを作成して販売するアメリカの企業が結局失敗に終わったようですね。
クローニングした猫の毛の模様がオリジナルと同じにならないというクレームの多発が原因とか。

う~ん、猫でこれじゃぁ、偉大な方のクローンはまだまだですねぇ。偉大な方が三毛や白黒になったら困りますよ。