痛いの好き、好き ? | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

辛いもの好きのことが話題になりました。

かく言う私も人後に落ちない、辛いもの大好き人間です。

以前に、友人の医師曰く、「生理学的には、辛味刺激は味覚じゃなくて痛み刺激なんだよね。」

ふ~ん、じゃぁ、「辛いの大好き」ってことはつまり、「痛いの大好き」ってことになるの?

「そういうこと。だからお前は変な奴なんだよ。」

ハハッ、そういうことね。 そうか、Mの人だったのか。 なんとなく納得(笑)。

当時の私は、激辛ブームのはるか以前、焼鳥屋のおやじに、「おまえ、ウチの店に何食いにきてんだ!」っていわれるほど、焼鳥屋さんで七味トウガラシを消費していましたから。
振り掛けるんじゃなくて、皿に盛ったトウガラシを片方の手の焼き鳥でもう一方の手の焼き鳥に山盛りにして、それをこぼさないように食べる、ということを延々と続けていました。

でも、言っておきますが、「そんな食い方したらせっかくの焼き鳥の味がわかんねぇじゃねぇか!」っていうのは当っていません。
断じて。 ちゃんと味はわかるんです。 だだ、辛味に対する感度が鈍ってきているだけで。 ほら、辛味は味覚じゃないからかぶらないんですよ。 Dr.Y(前出の友人です)は正しい。

ブームの激辛ラーメンはよく食べましたが、ただトウガラシを沢山いれただけでラーメンの基本の出汁がなってないところがけっこうありましたね。 そういうところでは、二度目からは普通の醤油ラーメンたのんで、置いてあるラー油をドップリかけて食べるんです。別に嫌がらせじゃなくて、ラー油はうまみが凝縮されていてホントにラーメンがうまくなるんです。

でもある時気づきました。 辛さの閾値がどんどんあがっていって、辛さそのもののM的刺激を楽しめなくなってしまったんです。
これじゃぁ楽しくないってんで、「辛味断ち」をいたしました。すると、閾値がさがって、刺激を感じるんですねぇ、正解でした。

今では、時々自分用に作るペペロンチーノが辛すぎるくらいで、他の料理は私的には適度。


そうそう、「人の難儀は見とられん」で、タバスコをいっぱいかけてあげるあの方は、さしずめSの人ってことになるんでしょうか。
なるほど、合点、私と相性が悪いわけないですよねぇ。


辛いの大好きなあなた、Mですよ。 M。