やりつくす | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

先日のTVで「お一人様」なるtermで特集。まあ、内容は最近の独身女性の旅、食事、などの「お一人様」。細かい内容については省略。
「結婚は、やりたいことをやりつくしてから考える」

やりつくすったって、人間の欲望には限がありませんから、それは枯れていって終息することを意味します。自分の欲望の充足の果てに、カスカスになった人間と誰がパートナーになろうとするでしょうか。恐ろしくイマジネーションの欠落した発想。

連想: ばっかり食い
おかずばっかり、ご飯ばっかり、汁ばっかり、と各個撃破する食べ方。対立概念は「三角食べ」

人生の「ばっかり食い」は不毛ですねぇ。っていうか彼女たちが思い描いているように、次に食べるものはないです。自分の欲望「ばっかり」食べたあげくには、孤独で殺伐とした長い余命があるだけです。

予言:単為生殖  人工授精またはクローニング
結婚が「ない」かあったとしても思っていたのとは違っているとわかったとき、彼女たちは自分の分身を強く求めるでしょう。それは恐らく社会の規範も、倫理観をも変化させるほど強烈なものです。
この展開に男はどう反応するか?最もありそうなのは、「暴力への回帰」。